L-249202210月介護施設研修 -09;「やりたいことだけをやる」

 

202210月、鹿児島県の介護施設で、認知科学やコーチング理論を用いた職員研修を行いました(オンライン研修)。依頼されたテーマは「気持ちのコントロール」。

当日の研修内容を、最新の知識で再解釈しながら、ブログ用にリライトします。

*関係者の皆さま、大変長らくお待たせいたしました

 

 01;未来(ゴール)が見えない原因

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38044300.html

 02;「場にふさわしくない態度や言葉」への向き合い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38058921.html

 03;「飛び交う言葉、会話内容」を意図的にデザインする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38065073.html

 04;呼吸を意識に上げてコントロールするワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38079540.html

 05;「幸せで楽しい」「最高にうれしい」が“あたりまえ”に書き換わる秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38085683.html

 06;可能世界w2の臨場感を上げる3ステップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38099185.html

 07;コーチングが“文化”に浸透するための3つの大前提

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38104715.html

 08;「過去には一切こだわらない」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38119777.html

 09;「やりたいことだけをやる」

 

 

 私たちは未来に向かって生きています。過去は関係ありません。私たちは、なりたい未来、ありたい未来を自由に生きることができるのです

 

 これは前回(L-248)引用した苫米地博士の言葉(「人生を劇的に好転させる自己洗脳ルール44p14)。

 

 少しでも迷いがあるのなら、次の「やりたいことだけをやる」の実践は難しいでしょう。心が過去に縛られたままで、自由ではないから。

 L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 「やりたいことだけをやる」とは、人生のあらゆる領域において100%want toを貫くということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「want to」の反対は「have to」です。わかりやすく言い換えると、「努力」「根性」。これらの言葉に違和感を覚えない人は、社会的な洗脳下にあります。その意識状態のままでは決して「やりたいことだけをやる」ことはできません。

 F-413:てげてげ <ver.3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37361806.html

 

 さらにいうと、「have to」の根底には、必ず「恐怖」や「不安」があります。

 Q-445:パーキンソン病の母が雨の日も畑に行ってしまうのでとても困っています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37455827.html

 

 だから、心の奥底に潜んでいるはずの「恐怖」をしっかりモニタリングし続けることが重要。恐怖を克服できないままだと、他者にコントロールされてしまいかねません。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 「自分自身はプラスの感情に基づいて行動しているつもりでも、じつは恐怖によってコントロールされている」というケースは少なくありません。

 例えば「高額の報酬を提示されて仕事を引き受ける」という場合、「報酬を得られる喜び」がモチベーションになっているように思えても、その裏には「お金がなくなることへの恐怖」があったりします。

 Q-236:アウトプット自体が苦手。恐怖心に近いです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 

 ところで、恐怖と不安の違いはクリアでしょうか?

 

 「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p28)の中で、苫米地博士はこのように書かれています。

 

 

「感情」の解剖図鑑

 

 

  恐怖:基本的には「すぐ間近に迫った脅威」に対して抱くもの

  不安:最低でも数時間、長ければ数年後に訪れると予測される脅威に対して抱くもの

 

 つまり、不安を抱くためには、時間と空間を超えた推論や予測が不可欠だということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

その推論や予測を可能とするのが前頭前野の働き(自己発火)。そして、その働きに大きく関係するのが「IQIntelligence Quotient)」です。

L-153202111月医療系研修会 -08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33866119.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-404:自由訳「守破離」 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 

 もしも不安を感じたなら、まずは前頭前野を使っているという事実を意識に上げましょう。その点については「私らしい」でOKです。

 ただし、不安に怯えることは、前頭前野の間違った使い方です。すかさず「私らしくなかった。私にはたくさんのゴールがあり、エネルギーが満ちあふれている」と上書きしましょう。それがセルフトークのコントロールです。

 Q-352:人に変に見られていないかがひどく気になります

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33133160.html

 

自身の情動をモニタリングしながらセルフトークのコントロールを行うことはとても重要です。実際、恐怖や不安が強ければ強いほど、「やりたいことだけをやる」ことは難しくなります。さらには、「やりたいことだけをやる」を貫いている人を、時間と空間を超えた推論や予測(=前頭前野の働き)を用いて攻撃するようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 以下、苫米地博士の著書「生成AIの正体」(ビジネス社、p152)より引用します。

 

 

◎“勉めて強いる”ことはやらない

 まず、“勉めて強いる”ことはやらないということは、やりたいことだけをやる、ということです。しかし、私の経験上、「やりたいことをやりましょう」というと猛烈な反発を食らいます。「そんなことができれば最初から悩みなんかない!」「やりたいことをやらないと社会は成り立たない!」「やりたくないことでも進んでやるのが大人になるということだ!」などなど、多くの反論が怒濤のごとく返ってきます。

 しかし、そうやって反論する人に限って「やりたいこと」をやった経験がありません。もっと言えば、「やりたいことなど別にない」という人も少なくありません。

 ですから、まずはやりたいことをやりましょう。もしもやりたいことがないのであれば、まさにこれまで“勉めて強いる”ことばかりしてきた証拠です。勉めて強いることばかりしてきたので、心に浮かんだ思いに素直に従うことが難しいと感じてしまうのです。

 その難しさとは、「やったことのないこと」をするときの「恐れ」「恐怖」です。

 これを別の言葉でいうと、「コンフォートゾーンから出ることができない状態」です。「コンフォートゾーン」とは文字通り、居心地のいい環境です。「自分のやりたいことをやってみる」が難しいと感じる人は「自分の慣れ親しんだ場所」から出るのが怖いのです。

 しかし、「慣れ親しんだ場所」から出ていけば、新しい人やものとの出会いがあります。その出会いは当然ながら「過去になかったもの」ですから、やがて創造性へと結びついていくのです。

 よって、クリエイティブとは、これまでの慣れ親しんだ環境や居場所から出て、未知の場に出ていくことが大切になります。ただし、ただ、出ていけばそれでいいわけではありません。例えば、旅行に出ることは良いリフレッシュになるかもしれませんが、コンフォートゾーンを変えたことにはなりません。大切なのは、誰といるのか? です。人間関係を変えることがコンフォートゾーンを変える一番のポイントになります。

 詳しいことは、私が主催する苫米地式コーチングを学ぶ必要があるのでここではすべて言いきれませんが、興味があれば、『オーセンティック・コーチング』という書籍も出ていますのでご覧ください。

 いまいるコンフォートゾーンから出ることによって、「過去との決別」が可能になってきます。新しいコンフォートゾーンを獲得することが創造性を生み出すのです。

 クリエイティブなことをするというのは「やりたいことをやる」「いまいるコンフォートゾーンから出る」ということだけでいいのです。そこまでできればあなたの好奇心が必ずや何かを摑むでしょう。

 引用終わり

 

 

その難しさとは、「やったことのないこと」をするときの「恐れ」「恐怖」です。これを別の言葉でいうと、「コンフォートゾーンから出ることができない状態」です

 

 コンフォートゾーンから出ることができない状態

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それは、これまでの記憶がつくる現状w1(←じつは可能世界=I×V)に閉じ込められている状態ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 閉じ込める力の正体は、強力な「ホメオスタシス」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 博士はこれまでのコンフォートゾーンを飛び出す秘訣を「人間関係を変えること」と書かれています。それは、例えば「退職して職場を変える」というような物理的な話ではなく、「“意味”を変える」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 そのポイントとなるのが、「クライアントの利益100%」という感覚。自分自身ではなく、「縁あるもの(&その縁あるもの&…)の利益100%」という感覚です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

L-250につづく)

 

 

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-追記-

まず、“勉めて強いる”ことはやらないということは、やりたいことだけをやる、ということです。しかし、私の経験上、「やりたいことをやりましょう」というと猛烈な反発を食らいます

 

 私自身もいろいろ経験しました。そのひとつがこちら↓

 L-05420207月シークレットレクチャー -04;小乗から連綿と受け継がれる大乗へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27642189.html

 

 

-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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