Q-462:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.6;カテゴリー・ゴール「リーダーシップ」>
私のゴールのひとつは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。
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ゴール達成のための縁起のひとつとして、気楽なクラブ活動を続けています。それが「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion Club、CHCC)」↓
第1報
:https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html
第2報
:https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html
その活動中に「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけをいただきました。貴重な縁をきっかけに考えたことを言語化します。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
vol.1;慈悲の注意ポイント
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37932649.html
vol.2;そもそも権力とは?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37957648.html
vol.3;リーダーシップ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html
vol.4;エスティーム
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37991770.html
vol.5;カテゴリー・ゴール「抽象度」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/38005381.html
vol.6;カテゴリー・ゴール「リーダーシップ」
前々回(Q-460/vol.4)の追記中で、病院長としての私の取り組みが“失敗”してしまった理由を考察しました。私の最新の仮説は…
PMⅠ-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html
現状の外(旧『エスティーム』の外)へのゴール設定の促しが不十分であったため、相手の無意識が「関数pの書き換え」と感じた
…というもの。「関数p」とは、自我のことです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
次世代コーチングとして苫米地博士があらためて定義されたのは、コーチングとは「関数pの再定義を行うのではなく、並列宇宙(可能世界)w1から別の並列宇宙(可能世界)w2への移行を促す行為である」ということ。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
わかりやすいように「管理職」と呼ばれる機能で考えると、管理する対象は「関数p」ではなく、「ゴール側の並列宇宙(可能世界)w2への移行」の方。それをコンテンツに関わらずに行う(促す)のがコーチの役割。そして、コンテンツ自体(w2)を創造し、そちら側にどんどん引っ張っていく(引き上げていく)のがリーダーの役割です。
Q-176:コーチはリーダーとマネージャーの機能を持つと考えてよいのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25016029.html
ただし、「組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステム」が強く残る中、Q-459(vol.2)で確認したような「アプリオリ権力によらないリーダー」となることは簡単ではありません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html
私が見聞きした実際の例でいうと、創業家一族の代表に呼び出されたある専門職スタッフは、「気に入らないから、今月で辞めろ」と圧をかけられ、そして本当に退職させられてしまいました。私が直接知るだけでも、同様のケースが2回あります。
これが「組織と権力がワンセットであるという20世紀までのシステム」。やっていたことは強引な「関数p」の書き換え、支配とも呼べる行為です。
PMⅠ-06-14:仮説09)個人攻撃が生みだすスコトーマ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249780.html
対して私は「ゴール側の並列宇宙(可能世界)w2への移行」を目指しました。面と向かっては「理想論」と切り捨てられ、陰では「お花畑」「苫米地教信者」などと罵倒されながら。それでも気にすることなく、自分がやるべき機能を発揮することに集中しました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html
そのような記憶があるので、「権力から離れながら、抽象度の高いゴールを達成すること」、あるいは「ゲバラ主義を貫くこと」がいかに困難であるか
…痛みを伴うほどリアルに感じています。
L-150:2021年11月… -05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html
その一方で、「権力から離れながら、抽象度の高いゴールを達成する」「ゲバラ主義を貫く」ことはできる…と今も確信しています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
その根拠はマインドの仕組みに精通した苫米地博士によるコーチングのアップデートがあり、さらにはリーダーシップに特化したプログラムがあるから。
F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html
以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p267)より引用します。前回(Q-461)引用した部分の続きです。
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◎新カテゴリー「リーダーシップ」
新カテゴリーの2つ目は「リーダーシップ」です。コーチングを受けている人は常にリーダーシップというカテゴリー・ゴールを作ってください。
リーダーシップはいま別のセミナークラスを作って個別に教えているほど重要なカテゴリーです。
それほど重要なリーダーシップとはなにかというと、アプリオリではないリーダーの養成ということです。これまでのリーダーは皆アプリオリでした。権力者があらかじめ決めたリーダーを、我々は長として戴くという形です。会社組織を見ればわかるように、課長、部長というのは役員たちが選んでいます。役職のない社員たちはその決定に黙って従う義務があります。さらに言えば、社長もそうです。社長を決めるのは株主総会で株主が決定します。このようにアプリオリの権力が指名した人間がリーダーとなるのがこれまでのリーダーの作られ方でした。部下になる人間はリーダーの言うことに従うだけです。違う意見を持っていてもリーダーが納得しなければ物事は動きません。それでも自分の意思を曲げたくなければ、その人はその組織から出るしかありません。これがアプリオリ、つまり、権力者たちによって選ばれたリーダーが作る組織です。
しかし、そういったリーダーたちがこれまで何をしてきたでしょうか? どんな世界を作ったでしょうか? 結果は見ての通りです。終わりなき戦争と飢餓で苦しむ人々がいる世界です。21世紀にもなってなぜ、こんなことになっているのかというと、リーダーが従来の権力者の言いなりだからです。アプリオリのリーダーを戴いていることのこれが害悪です。
これからの世界に必要とされるリーダーは違います。自らのゴールを高く掲げて、それに賛同するフォロワーを集めた人がリーダーとなります。当然、大切になってくるのはゴールです。社会性があって、利他性があって、しかも人々をワクワクさせるような夢があるゴールです。これがないとフォロワーはつきません。そういうゴールをどのカテゴリーでもいいので一つは保ちましょうというのがリーダーシップのカテゴリーになります。
そして、そのために重要になってくるのがドリームキラーにも負けないエフィカシーです。エフィカシーは「ゴールを達成するための自己能力の自己評価」です。これが高ければ、ドリームキラーにも負けません。
本来、ルー・タイスの時代から「自分のゴールは家族にさえ教えない。コーチだけに伝える」と教えて来ました。その理由はドリームキラーが生まれるからです。「そんな大それた希望を持ってもうまくいくわけないよ」「もっと足元を見なさい」「こんなこともできないのに、そんな夢みたいなことができるわけがない」と言って夢をくじく人が必ず出てきます。しかも、身近な人がそうなることが多いのです。ですから、これまではゴールを他人に言ってはいけない、と教えていました。
しかし、これからはリーダーシップのカテゴリーが入ります。フォロワーに支持されるような利他性のあるゴールを掲げていくことが重要になってくるのです。そしてその際、重要になってくるのがコーチの存在です。いくらエフィカシーを上げても、それ以上に現実が足を引っ張る場合があります。そんな時こそ、コーチを信頼するということです。コーチは何があってもクライアントの味方になってくれる存在です。なぜなら、クライアントのゴールの一番の理解者だからです。
私のゴールである「世界から差別と戦争をなくす」はテレビでもインターネットでも書籍でもセミナーでも、どこでも公言しています。それができたのはルー・タイスが「君ならできる」と言ってくれたからです。そして、「だったら、大統領たちのコーチをやったらいい」と言ってくれたからです。私にとってはルーはコーチでした。
ですから、自分の中のバランスホイールの一つにリーダーシップを取り入れてください。
引用終わり
自らのゴールを高く掲げて、それに賛同するフォロワーを集めた人がリーダーとなります。当然、大切になってくるのはゴールです。社会性があって、利他性があって、しかも人々をワクワクさせるような夢があるゴールです。これがないとフォロワーはつきません。そういうゴールをどのカテゴリーでもいいので一つは保ちましょうというのがリーダーシップのカテゴリーになります
…ぜひゴールのバランスホイールに「リーダーシップのカテゴリー」を加えてください。そのカテゴリーをイメージするたびに、「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」はクリアになっていくはずです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
Q-459(vol.3)で紹介したこの言葉を、再度、「苫米地式次世代コーチングを身につけ、理想の世界を実現するセルフトークカード」(「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」付録③)より引用します。
言語による外部化を繰り返しながら、次世代リーダーの臨場感を強化してください。
Q-368:アファメーションとセルフトークの関係を知りたいです
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34026724.html
Self-Talk
10
リーダーシップを高める言葉
私は、アプリオリ権力によらないリーダーとして、高い抽象度で現状の外側の世界を見ている。そして、圧倒的な利他性と、徹底的な自己犠牲で、揺るぎない責任感を持ちながら、理想の世界をフォロワーとともに実現する日々を送っている。
(Q-463につづく)
CoacHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
―追記―
次世代コーチングとして苫米地博士があらためて定義されたのは、コーチングとは「関数pの再定義を行うのではなく、並列宇宙(可能世界)w1から別の並列宇宙(可能世界)w2への移行を促す行為である」ということ
…次世代コーチングのもうひとつの定義が、「クライアントにとって一番重要な未来のゴールに従い、現在あるべきコンフォートゾーンを選び出すことを促す行為」というもの。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
詳しくはこちらでどうぞ↓
F-429~:オーセンティック・コーチングの形式定義
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html
-告知1-
次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
―関連記事―
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F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?
<vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html



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