Q-461:「この世をよくしたいなら権力から離れる」とは? <vol.5;カテゴリー・ゴール「抽象度」>

 

 私のゴールのひとつは「コンパッション実現」。コンパッションとは「慈悲」のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴール達成のための縁起のひとつとして、気楽なクラブ活動を続けています。それが「コーチング・デ・コンパッションクラブ(CoacHing de Compassion ClubCHCC)」↓

1

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27936349.html

2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28045280.html

 

 その活動中に「『この世をよくしたいなら権力から離れる』とは?」という問いかけをいただきました。貴重な縁をきっかけに考えたことを言語化します。

 

 vol.1;慈悲の注意ポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37932649.html

 vol.2;そもそも権力とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37957648.html

 vol.3;リーダーシップ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37967235.html

 vol.4;エスティーム

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37991770.html

 vol.5;カテゴリー・ゴール「抽象度」

 

 

 「この世をよくしたいなら権力から離れる」の鍵は、やはり抽象度。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 では、抽象度を上げるためにはどうすればよいでしょうか?

 

 

 答えはシンプル。「コーチングを学び、実践する」ことです。

 F-429:オーセンティック・コーチングの形式定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_432237.html

 

 コーチングのコアは「ゴール」と「ゴールの設定」。

 L-069202011月シークレット… -04;ゴールこそがコーチングのすべて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29018262.html

 

 そのゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る の4つです。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 3つ目の「バランスホイール(balance wheel)」は、人生のあらゆる領域で「やりたいことをやりたいだけやる」ためのツール。「職業」「趣味」「家族」「健康」「ファイナンス」「生涯学習/教育」「地域への貢献」「社会への貢献」「芸術」といったカテゴリーすべてに、それぞれ独立したゴールを設定していきます。

 Q-425:現状の外側に100%want tovol.3update ofBalance Wheel」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36631145.html

 

 すべてのゴールを実現しようとしていると、各カテゴリー間で矛盾や対立が生じます。皆さんは「仕事と私、どっちが大事なの?」と問い詰められたことはありませんか? あるいは「仕事より遊び(あるいは彼氏・彼女)を優先しすぎなのでは」といった苦言を呈されたことは?

 

 そんなときは人生全体のバランスを整えるチャンス!

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

バランスホイールを意識に上げながら、そのすべてを包摂する感覚で生きていると、いつの間にか矛盾や対立は解決(解消)していきます。無意識が活性化し、抽象度が上がり、複数のゴールを同時に達成するような創造性が生まれるから。

(詳しくはこちらでどうぞ↓)

 Q-071:認知的不協和の状態にあり頭痛が… Vol.8;「リラックスできる呼吸の無意識化」のコツとその先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14830941.html

 

 そのように「バランスホイールを意識に上げながら、コーチングを実践する」だけでも抽象度は上がります。さらにしっかり抽象度を上げられるように苫米地博士がupdateされたのが「ゴールのカテゴリーに『抽象度』を設ける」こと↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング 2026」(開拓社、p265)より引用します。

 

 

◎新カテゴリー「抽象度」

 以上がこれまでの補足と確認でした。ここから、いよいよ新カテゴリーの話に入ります。

 典型的なバランスホイールのカテゴリーは「職業」「家族」「生涯学習」「趣味」「社会貢献」「ファイナンス」「健康」といったものでした。新しい苫米地式コーチングではさらに3つ「抽象度」「リーダーシップ」「エソテリシティ」が含まれます。

 「抽象度」とは利他性のことです。利他性については、さきほどもお話ししていますが、ここでは別の角度からお話ししましょう。

 そもそも、なぜ「利他性」のカテゴリーと言わないのかというと、多くの日本人はこの言葉に気恥ずかしさや気後れみたいなものを感じてしまうからです。「利他性を考えるなんて私には畏れ多いです」といった感覚でしょうか。ですから、「抽象度」です。抽象度が高いということは間違いなく利他性も高いわけですから。

 ただし、さきほども言ったように利他性はそれほど難しいことではありません。同じゴールでも家族がお腹いっぱいになるというよりは日本人がお腹いっぱいになるというほうがいいわけです。さらに言うなら全世界がお腹いっぱいになるほうがいいですよね。こうやって抽象度を上げていけば、同時に利他性も上がっています。しかも、「世界から飢餓をなくす」というゴールにもつながっていきます。

 このように、利他性を追求すると意外に簡単に現状の外側に出ていくことができるのです。「抽象度」というカテゴリーはすべてのカテゴリー・ゴールについて利他性を確認していく、ある意味セルフ・コーチのような役目になります。

 「職業」のカテゴリー・ゴールで言えば、自分の機能を提供している社会をもっと大きくすることはできないかをチェックします。「地域社会」のカテゴリー・ゴールは地元の地域だけでなく、隣近所までも包括できるゴールにしていくという方法論が一つあります。「趣味」のカテゴリー・ゴールで言うと自分だけが楽しいだけでなく、ほかの人にも楽しみをわけてあげられるように考えるということです。釣りにしても魚を釣って海に戻すキャッチ&リリースもいいですが、利他性を考えれば海の環境を良くすることもゴールに入ってくるはずです。各ゴールに利他性が加わるだけでゴールは現状の外に出ていくことになるのです。「抽象度」はそのためのカテゴリーとなります。

 引用終わり

 

 

 利他性を追求すると意外に簡単に現状の外側に出ていくことができるのです。「抽象度」というカテゴリーはすべてのカテゴリー・ゴールについて利他性を確認していく、ある意味セルフ・コーチのような役目になります

 

 現状の外にゴールを設定することは、決して簡単ではありません。「簡単ではない」を「できる」に変える秘訣が「利他性」。それを博士は「抽象度」という言葉でバランスホイールのカテゴリーに加えられました。

 Q-451:転倒予防のための取り組みが度を超すと、身体拘束の観点で問題があるように思えます そのグレーゾーンをどう考えればいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37831386.html

 

 

各ゴールに利他性が加わるだけでゴールは現状の外に出ていくことになるのです。「抽象度」はそのためのカテゴリーとなります

 

 次世代のコーチングでは、「バランスホイールを立体的にイメージする」ことが重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 ゴールには「大きければ大きいほどよい(=抽象度が高いほどよい)カテゴリー」と「バランスが重要なカテゴリー」があります。「健康」と「ファイナンス」は、「バランスが重要なカテゴリー」です。

 Q-444:ファイナンスがどうしてもhave toな場合、どうすればいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37428249.html

 

 その2つ(「健康」「ファイナンス」)は、他のゴールを達成するために必要なカテゴリーです。だから、他のゴールを下支えする「バランスが重要なカテゴリー」となります。「健康」「ファイナンス」自体のゴールは他のゴールとの関係でダイナミックに決まり、カテゴリーごとに、さらには他のカテゴリーのゴールが更新されるたびに、どんどん変化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 一方、「抽象度」のカテゴリーは高ければ高いほどよいのですが、他のすべてのゴールの上に位置することで“バランスホイール全体のバランス”に働きかけていきます。その結果、すべてのカテゴリーのゴールの抽象度を引き上げていく縁起となります。

 L-237202209月シークレットレクチャー -12;ゴール側からの新たな縁起づくり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37748141.html

 

  すべてのカテゴリーのゴールの抽象度を引き上げていく

 

そのプロセスは、じつは、“生命現象の理”そのものです↓

F-400:縁起から得た“希望/HOPE”の体感 <後編;苫米地理論学習中の気づき>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36884253.html

 

Q-462につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 そもそも、なぜ「利他性」のカテゴリーと言わないのかというと、多くの日本人はこの言葉に気恥ずかしさや気後れみたいなものを感じてしまうからです

 

 その他の理由として、「『利他』という言葉が誤解されている可能性が高い」というのも考えられます。誤解が生じる原因は「儒教洗脳」です。

 L-163202201月シークレット… -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 

 「自」と「他」を分別する意識状態で「『自』よりも『他』を優先する」というのは、苫米地博士が語られている「利他性」ではありません。それは人々に「奴隷マインド」を強いる罠。

 F-207:マトリックス/Matrix -02Reloaded;現実を生みだすもの>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27012198.html

 

 博士が語られる「利他性」とは、無分別の意識状態で生まれるものです。「自」と「他」を“同じ”と感じられる意識状態でのハビット&アティテュードだといえます。

 Q-440:「want to」に従い行動していると、「これは利他的な行動なのか?」と悩んでしまうことがあります

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37350628.html

 

 そのような意識状態の先に“無敵”がある と私は信じています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 

-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-361:自由訳「OODA」 <vol.7;「OODA」の本質とコーチングの真髄>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35059143.html

F-407:自由訳「守破離」 vol.5(最終話);苫米地式「守破離」の真髄

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37145932.html

L-225202208月シークレットレクチャー -12(最終回);幸せを求めていないだろうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37299218.html

Q-118:認知的不協和時に無意識が全力で働きゴールに向かっている気がしています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20682162.html

Q-453~4:コーチングの対象が自分であっても他者であっても、することは同じという認識で良いでしょうか? <vol.2~3;コーチングは「自己超越」>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37865334.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37889012.html

 

 

オーセンティック・コーチング2026

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: オーセンティック・コーチング2026 ~本物のコーチング~ eBook : 苫米地英人: