Q-452:コーチングの対象が自分であっても他者であっても、することは同じという認識で良いでしょうか? <vol.1;コーチングは「自問自答」>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 vol.1;コーチングは「自問自答」

 

 

Q:苫米地博士の書籍や動画で学びながら、自分自身にコーチングを行っています。自分を変えていこうとするときに、他者に対するときよりも客観的に進めていくことが難しいように感じています。コーチングの対象が自分であっても他者であっても、することは同じという認識で良いのでしょうか? 自分自身に対してコーチングを行う場合に特有のポイントなどがあるのでしょうか?

 

A1:他者よりも自分に対するコーチングの方がずっと難しいはずです。そもそも「セルフコーチング」という概念自体が矛盾しています。なぜでしょうか?

 

 

 「他者よりも自分に対するコーチングの方が難しい」のは、御指摘のとおり「客観的に進めていくことが難しい」から。コーチングは、主観ではなく、客観。客観を維持できなければ、それはコーチングではありません。

 L-202202207月医療・介護研修会 -12QA、最終回);コーチングの奥義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36432314.html

 

 客観のことを、苫米地博士は「外側視点(外的視点)」と表現されたりもします。

F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 その客観や外側視点(外的視点)がないと、スコトーマを外すことができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマを外すことができないと、いつまで経っても現状の外にゴールを設定することができません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 だから、「自分自身に対してコーチング」はとても難しいのです。

 Q-069:認知的不協和の状態に… Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 

 「『セルフコーチング』という概念自体が矛盾」している理由は、コーチングの鉄則に反するからです。では、その鉄則とは何でしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング2026」(開拓社、p254)より引用(青字)し、考察します。

 

 

◎なぜ、コーチングの時間は30分なのか?

 <アドバンスド2>の最後は「コーチング・セッションはなぜ30分なのか?」についてです。

 いつも言っているようにコーチングの時間はおしゃべりの時間ではありません。いま紹介したようにコーチの仕事の第一はゴールが現状の外にあるかどうかのチェックです。その時に重要なのはコーチのアドバイス……だと思っている人が非常に多いようですが、違います。

 コーチはアドバイスをしません。ゴールについて考えるのはクライアント自身です。逆にアドバイスのようなことをしたら、クライアントは、コーチからの影響を受けてしまうでしょう。さきほど言った「世界から差別をなくす」をゴールに設定する話がいい例です。ですから、コーチはクライアントが自問自答を続けられるように黙って見守るべきなのです。

 ところが、多くの間違ったコーチングでは、ここでさまざまなアドバイスをすることを推奨しています。クライアントの悩みを聞き、気持ちに寄り添い、元気づけようとします。

 たぶん「それの何が悪いのか?」と思った人も少なくないでしょう。コンサルティングやカウンセリングであれば、そのやり取りこそが仕事になるわけですから。

 しかし、苫米地式コーチングでは「クライアントのコンテンツにかかわらない」というルールがあります。コンテンツとはまさにゴールの内容で、コーチは内容にかかわってはいけません。それをやってしまうとどうしてもクライアントの利益100%というわけにはいかなくなってしまいますし、クライアントのスコトーマを逆にコーチが強めてしまうことにもなりかねません。

 では、一体、セッションの間、コーチはなにをしているのか?

 引用終わり

 

 

 クライアントのコンテンツにかかわらない

 

 これがコーチングの鉄則!

 

 コンテンツのことを「まさにゴールの内容」と書かれていますが、さらに重要なのは「関数pの再定義をしない」こと。「関数p」こそが、“コンテンツ”の根源です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

「関数p」とは、自我のこと。コーチは決して自我には関わりません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 自我をコーチング用語で言い換えると、「ブリーフシステム(Belief SystemBS)」です。コーチは、自我にも、BSにも、そして「ゴールの内容」にも、決して関わりません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

 クライアントのコンテンツにかかわらない

 

 

 では、コーチは何をするのでしょうか?

 

 

 答えは簡単です。クライアントのエフィカシー(ゴールを達成するための自己能力の自己評価)を上げることをしています。これは、コンテンツにはかかわらないということの裏返しでもあります。自己能力の自己評価ですからコーチはコンテンツにはかかわる必要はありません。ですから、コーチングは、エフィカシーの構築をお手伝いするものなのです。

 引用終わり

 

 答えは「エフィカシーを上げる」「エフィカシーの構築をお手伝い」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 次世代コーチングのフレームでいうと、「エフィカシー関数を作る」こと。そのために行うことが「セルフトークのコントロール」です↓

 L-230202209月シークレット… -05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 

 

 また、クライアントがエフィカシーを上げることができれば、コーチは話す必要はありません。なぜなら、そこから先はクライアントがゴールについて自問自答する時間だからです。もしも、そこでコーチがなにかを喋ってしまったら、自問自答の邪魔をすることになってしまいます。

 引用終わり

 

 自問自答」とは、超瞑想のことでもあります。つまり、コーチング時間=瞑想時間。その重要な取り組み(や意識状態)を邪魔しないために、コーチは無言を貫きます。

 L-213202207月シークレットレクチャー -11;<ワーク3>スコトーマを消す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36911560.html

 

 

クライアントが口を開くのは自問自答の結果が出た時です。その時、コーチも必要であれば、口を開きます。ただし、それはアドバイスではありません。そのゴールが現状の外であるのかのチェックです。

 引用終わり

 

 ゴールは、あくまでも現状の外。しかしながら、「現状の外かどうか?」は自分ではなかなかわからないものです。

 Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

現状の外と思っていたものが「理想的な現状」「現状の最適化」であった場合、ますます現状=これまでの関数pBSに縛られてしまうことになります。

L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 

 そして、必要に応じて、バランスホイールへと落とし込むことを促していくのです。

 だからこそ、コーチング・セッションの時間は30分ほどなのです。これは多くの人が短いと思っているようですが、コーチの前で実際にクライアントが自問自答している時間は5分と保ちません。ほとんどの人は1分もしないうちになにかを話し始めてしまいます。自問自答の時間としては30分でも長いくらいなのです。

 何度も繰り返しますが、コーチングはカウンセリングでもコンサルティングでもありません。クライアントとともにゴールへと向かうパートナーといった存在です。いえ、パートナー以上の存在であると思っている私にとって、やはり、この言葉がしっくりきます、「コーチはクライアントの一番の味方である」と。

 親兄弟、配偶者よりも味方です。

 なにがあってもクライアントの味方をする存在。それがコーチです。

 ですから、セッションではクライアントは徹底的に自問自答をし、その自答をコーチにぶつけてください。コーチは、それがゴールへと向かっているかを確実にチェックします。

 引用終わり

 

 

 コーチング・セッションは「自問自答」。

ならば、コーチによるコーチングも、セルフコーチングも、さほど違いがないように感じられるかもしれません。“自ら問い、自ら答える”ことだから

 F-392~:ナイセイカンショウ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431017.html

 

しかし、やはり、セルフコーチングは難しいものです。

それはなぜでしょうか(case)? どうすればいいのでしょうか(plan)?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

Q-453につづく)

 

 

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