L-239202209月シークレットレクチャー -14;「ゴール」の核心

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37687612.html

 10;「真の意味でなりたい自分になる」という決意の次に行うこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37713427.html

 11;「複雑な関係を、立体的に思考する」ために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37723449.html

 12;ゴール側からの新たな縁起づくり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37748141.html

 13;“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37758098.html

 14;「ゴール」の核心

 

 

無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる

 

 それが“Not Normal”を貫きバイオパワーに打ち克つための最初の一歩。

 前回(L-238)確認したとおり、バイオパワー(生権力)とは「相互監視的な社会システム」のこと。私たちは「お互いに監視し牽制し合う」ことで、「囚人のように行動を管理・統制」されています。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 例えば、私は「立派な犬を飼われているのですね」「しょっちゅう映画を観に行かれるのですね」といったコメントをいただくことがあります。それだけなら事実(data)の確認に過ぎませんが、発言者のマインドに「犬を飼うお金がない」「映画を楽しむ余裕がない」といった思いを感じると、途端に“警告”が鳴り響きます。心の中で。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 その“警告”が、私の場合の「無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる」です。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 もうひとつ、いい例を思い出しました。

かつて勤務していた病院の事務方のトップから「あんまり東京に行くな」「いちいち東京に行くと職員に言うな」と釘を刺されたことがあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 ちょうどコーチングを受けていた頃のことで、月2回は上京していたときの話。

私が上京を告知するのは、病院から患者さんのことで連絡がくる可能性があるからです。飛行機移動中やセッション中など、絶対に連絡がつかない時間帯があることをあらかじめ伝えておくことで、なるべく「Fight or Flight化」を防ごうと思っていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 それは私なりの職員への配慮マナーのつもりでした。

 S-02-05:マナーとルールの定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18222665.html

 

 ところが、相手は「行くな」「言うな」の一点張り。その根拠を辛抱強く聞きだすと、やっと出てきた反論は「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「病院全体の雰囲気が悪くなる」といったものでした。

つまり、コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)が乱されている(崩されている)ということ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 現状の外にゴールを設定し、そのゴールに向かって活動を続けていると、必ずといっていいほど“ドリームキリング的な力”に邪魔されます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 それは共有している(と相手の無意識が感じている)CZに引き戻そうとするホメオスタシス・フィードバック。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 そのネガティブな力を意識に上げ無効化するためにも“縁起空間のモニタリング”が重要であることを、私はこの不毛なやり取りのおかげで知りました。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 

無意識に感じているバイオパワーの存在を意識に上げる

 

 

 もっとコーチングに寄せていうと、それは「ドリームキラー的低エフィカシーを意識に上げる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 さらに今講義全体のテーマに沿って言い直すと

 

 

現状のエフィカシーを決して過信はせず(させず)、さらなるハイ・エフィカシーをしっかり確信する(させる)

 

 

そんなブリーフがコレクティブ・エフィカシーの基盤になると思いました。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 

  コレクティブ・エフィカシー!

 

 

その実現のために重要なのは、やはり

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、「縁起人」として生きろ。」(TAC出版、p124)より引用します。

 

 

ゴール設定がなぜ大事なのか?

 「現状の外側にゴールを設定する」という言葉は、初めての読者の方には、すぐには理解しにくいかもしれません。

 ですので、ゴールについて、もう少し詳しく説明していきましょう。専門的な言葉もありますがご容赦ください。

 人間とは、人生におけるゴールを欲する生き物ですゴールに向かい進んでいくこと以上に、人生を楽しむ方法はありません

 なぜかというと、ゴールを設定した後、その達成に向けてハッピーな気持ちで行動するうちに、自らの抽象度とエフィカシーが上がるからです。

 抽象度が上がれば、視野が広がり見える世界が変わります。エフィカシーが高まれば、自己評価が上昇するため、前向きに未知のことに挑戦していけます。

 そうなると、連鎖的にレベルが上がった次のゴールが見えてきます。

 さらにいうと、エフィカシーが高いと、生きるうえで、すべてがうまくまわります。

 

 縁起は、人間の生体ではホメオスタシスといいます。ホメオスタシスとは、生体を安定した恒常的状態に保とうとする機能です。体温がずっと維持されているのをイメージするとわかりやすいでしょう。

 この機能は、人の場合、物理空間の生体維持だけでなく、情報空間でも働いています。情報空間とは物理空間と対をなすものです。

 ホメオスタシスは非常に強力なため、すぐに現状を維持しようとします。

 人がなかなか変われないのは、これが原因です。ひとまず変化したように思っても、また元の状態に戻ってしまうというわけです。

 

 そして、この情報空間、物理空間をすべて合わせたものが「縁起」ということになります。

 エフィカシーが高いということは、そのエネルギーが強いということなのです。ゴムひもを引っ張れば、引っ張るほど力が強いということと一緒で、エフィカシーが高い人は、ゴール設定も高くできます。

 つまり、その人のゴール設定が高いほどエネルギーが強い人物だということになります。

 エネルギーが強い人物は、人や事柄に大きな影響を与えますので、新たに大きな縁起とつながることが可能になります。つまり、これまでの自分をリセットし、自らを新しく作り変えることができるのです。

 

 ゴールの設定はとても難しいものです。自分と深く向き合わなければ見えてこないからです。自分で、このゴール設定を行うことを「セルフ・コーチング」といいます。

 一方で、コーチから受ける「パーソナル・コーチング」も存在します。その場合、コーチはあなたのゴール設定の相談に乗り、潜在能力を引き出し、ゴール達成に向けて導いてくれます。コーチはあなたとしっかり会話することにより、あなたが自分では気づけない盲点(スコトーマ)を見つけ出します。そして、それを気づかせることで、あなたを「理想の自分」へと手引きするのです。

 

 では、あなたが人にコーチングができるようになるには、どのような手順を踏めばいいのでしょう?

 まず少なくとも、二〇年以上の活動実績を持った団体からコーチ認定を受けて、信頼のおけるスキルを身につけたコーチから、コーチングを受けましょう。たとえ、あなたが博士号を取得している学者であっても、信用できる機関でコーチングの訓練を受けなければ、きちんとしたコーチングはできないのです。プロのコーチに直接ついてもらい、指導してもらわなければ、上達は難しいでしょう。そのうえで、自分自身にコーチングをしたうえで、人に教えていくのが理想です。

 そしてまた、コーチの資格を取得したからといって、すぐにコーチングを実践できるようになるかといえばそうではありません。

 よいコーチになるにも絶対的な物差しはなく、クライアントの幸せのため、論理と実践を重ね、日々研鑽をし続ける必要があるからです。

 引用終わり

 

 

エネルギーが強い人物は、人や事柄に大きな影響を与えますので、新たに大きな縁起とつながることが可能になります。つまり、これまでの自分をリセットし、自らを新しく作り変えることができるのです

 

 その新たに大きな縁起とつながる」ことの確信こそが、「絶対他力」の感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その確信(=絶対他力)がコーチングのコアである「ゴール」の核心である というのが、苫米地博士に学ぶ私の「信」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

L-240につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 そのネガティブな力を意識に上げ無効化するためにも“縁起空間のモニタリング”が重要であることを、私はこの不毛なやり取りのおかげで知りました

 

 記憶とともに思い出す怒りにラベリングを行いながら、もう少し「不毛なやり取り」を掘り下げます。

 L-176202203月シークレットレクチャー -09;ラベリングにより到達する境地

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35045101.html

 

 「東京に行くな」「東京に行くと言うな」という主張(claim)と「月2回上京」「上京前にしっかり告知」という事実(data)の間にあったのが、「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「病院全体の雰囲気が悪くなる」という根拠(warrant)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 そんな根拠をひっくり返すために、私は、トゥールミンロジックを用いて諭すように話を続けました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html

 

 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

すると、露わになったのは「ほとんどの職員は東京に行きたくてもいけない」→「みんなうらやましいと思っている」→「職員から私に苦情の電話がかかってくる」→「この前なんか娘と一緒に洗車していたところを邪魔された」→「お前のせいだ」というただの情動でした

PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 

-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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