F-420:私、うっちゃいました <後編;デフォルト化した社会を変えるために>

 

 世界を襲った「新型コロナ感染症(COVID-19)」と「mRNAワクチン」という“茶番”から、ずいぶんと時間が経ちました。医療・介護現場では多くの職員が「mRNAワクチン」を接種しています。「思いやりワクチン」などの美辞麗句に覆われた“同調圧力”が強烈に働いたから。

 F-206:マトリックス/Matrix -01<ストックホルム症候群>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html

 

 「本当は嫌だったのに、仕方なく接種した」という人ほど、「mRNAワクチン」の正体を知ると青ざめます。そして、必ずと言っていいほどこう言います

 

  私、うっちゃいました

 

 そんな言葉を聞いたとき、コーチとして思うことをまとめます。

 

 前編;後悔は進化の結果

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37549544.html

 中編;抽象度を上げるための縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37587853.html

 後編;デフォルト化した社会を変えるために

 

 

 私がお会いした巨大な医療法人を率いる医師は、リーダーにふさわしいブリーフを体得しているように感じました。

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 後悔など無縁で、すぐに新たなゴールを設定し立ち向かっているように思えました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ところが、肝心な「次のmRNAワクチン接種を阻止する」という部分で、強烈なブレーキがかかりました。

 

先生の言いたいことはわかりますけど

長いものに巻かれろじゃないですけど

いろいろと角が立つので

 

そんな言い訳(創造的回避)を生みだすものは何なのでしょう?

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4)自分中心を捨て去る」を邪魔する力は何?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076797.html

 

 「4)自分中心を捨て去る」を体得しているはずの医師は、なぜ急に抽象度が下がったのでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681205.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681282.html

 

 私たちは一体何と戦っているのでしょう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34314141.html

 

 

 言い訳を生みだすものは現状(Status Quo)を維持しようとするという力。それは強力なホメオスタシスの働きです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「4)自分中心を捨て去る」というのは、抽象度が上がる方向性。苫米地博士がよく用いられている表現でいうと「利他性」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

それを邪魔する力は、当然、抽象度を下げる方向に働きます。その低抽象度へ向かう力のことを、仏教では「煩悩」と表現します。「利他性」に対しては「利己性」です。

その「煩悩」「利己性」は自我によって表面化します。

Q-363各エリアのゴールについて想いを馳せている… -A2<止;煩悩を意識する>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 

 下記ブログ記事で取り上げましたが、最近、苫米地博士は「煩悩か 芸術か」というタイトルの文章をブログとXに投稿されました↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37518824.html

 

 その後、さらにXにこのような投稿をされています(2025103日)。

 

 

DrT X(251003:動物のデフォルトは利己的)

https://x.com/DrTomabechi/status/1973811683836768467

 

 

動物のデフォルトは利己的。人間も放っておくとデフォルトに。教育の重要側面は利他性の取得。でもお金や権力ですぐ動物に戻りたがる

 

 この「お金や権力」への渇望が現代的な煩悩の代表。こんなにも人が傷つき死んでいるというのに、いまだに「mRNAワクチン」が続いている最大の要因でしょう。

 F-367:義を見て為さざるは、勇無きなり <vol.1;問題も解決も〇〇〇にあり>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35363063.html

 

 私が面会した医師は、間違いなく「4)自分中心を捨て去る」を体得していました。なのに急に抽象度が下がったのは、アプリオリ権力を受け継いだ“世襲”であることが大きく影響しているはず。

 F-378:学びと破門で脅しをかける <vol.2;洗脳を一瞬でキャンセルしてしまう方法>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35894360.html

 

アプリオリリーダー(の無意識)は、特定のアプリオリ権力の利益(既得権益)を優先することになります。端的にいうと、お金と権力の維持。それは「これまでのコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を守り抜く」ということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 個人レベルでいかに「4)自分中心を捨て去る」を心がけていても、強力なCZの呪縛がジワジワと抽象度を引きずりおろします。それは

 Q-195:コーチングはマインドを… Vol.4;脳の呪縛を解き放つ(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25645972.html

 

  今だけ 金だけ 自分だけ という「デフォルト」。

 

 

そんなデフォルト化した社会を変えるために

 

私たちは何をするべきなのでしょう?

何と戦えばいいのでしょう?

 

 以下、苫米地博士の著書「日本転生 絶体絶命の国の変え方」(TAC出版、p62)より引用します。

 

 

すべてが金を基準に動く国にしない

 今後、世襲を認める国はつぶれていきます。その代表は日本……と思ったかもしれませんが、いちばんはアメリカです。

 お金と権力の世襲を徹底的に肯定しているのがいまのアメリカです。

 たとえば、アメリカの建国と父として知られるピルグリム・ファーザーズ(巡礼始祖)の子孫がいまだにアメリカでは名士です。これは実際に私が中学生時代、アメリカ在学中に実体験しています。同級生の一人がピルグリム・ファーザーズの子孫というだけで学校では大きな顔ができていたのです。家も高級住宅街の一等地で裕福な暮らしをしていました。

 ピルグリム・ファーザーズたちがメイフラワー号に乗ってイギリスからアメリカに渡ってきたのは1620年のことです。いまのアメリカの礎を築いた彼らは先行者利益を独占し、いまでも栄えているのです。

 有名なロックフェラー家もそうです。ロックフェラー家はずっとアメリカを支配してきたファミリーで、次の大統領を誰にするのかを裏から操ってきたような一族です。ロックフェラー家が認め、ロックフェラー家が資金を提供しなければアメリカで大統領になるのはむずかしいのです。

 しかし、そんな彼らも遺産相続となるとそれなりに頭を悩ませていました。私が三菱地所時代にロックフェラーセンター買収に関わっていたことはいろんなところでお話ししてきました。その当時、私はデイビッド・ロックフェラー氏とはちょっとしたお茶飲み友達でした。そのお茶飲み話でデイビッドが話してくれた印象深い話はロックフェラーセンターを売却する理由です。それは孫たちのためでした。「私には孫やひ孫が何十人もいて、彼らに遺産相続するために、いまキャッシュが必要なんだ」というものです。

 当時、“世界皇帝”とも呼ばれたアメリカの陰の王様ロックフェラー家の当主でさえ、子孫に財産を残すことをあれこれ考えていたのです。

 

 ロックフェラー家がここまで台頭していなかった時代はピルグリム・ファーザーズがアメリカの伝統として富と権力を世襲として握っていました。

 いい悪いは別にして、彼らは国をつくったパイオニアたちです。そこには彼らなりの自負と責任があったのです。そういったものを財産と同時に世襲していったのがピルグリム・ファーザーズたちだったと言っていいでしょう。彼らによって民主主義は世界で最も進化し、そこに自負と自信を持っていた時代がアメリカにはあったのです。

 

 ところが、いまのアメリカはどうでしょうか?

 各地で拡大させていた戦争から手を引くのはいいとしても、引き方があまりにもひどいでしょう。アフガニスタンからの撤退では現地にアメリカの協力者を置き去りにするだけでなく、アメリカ人すら残してきてしまいました。これは国家的な見殺しと言っても過言ではないでしょう。

 ウクライナ戦争でもリベラルの大統領が「米軍は動かない」と発言してロシアの侵攻を結果的に誘発してしまいました。

かつて民主主義の守護者として世界に君臨していた国とは思えない、自分勝手な行動が目立つようになっているのです。

 

 私は世襲をまったく認めません。しかし、それは世襲が持つ利点も理解したうえでの「認めない」という意味です。世襲が持つ利点は、代々その家が持っていた社会に対する責任です。その責任を伝えていくために財産と権力をセットにしたのが本来の世襲というシステムです。

 しかし、いまはアメリカもヨーロッパも、そして日本も、世襲の本来の意味が伝わっておらず、ただただ財産と権力だけが伝えられているのです。形骸化した世襲システムは社会にとって災厄以外の何ものでもありません。

 実際、いまのアメリカを見てください。どう見ても一部の利権に支配された国になってしまっています。

 お金のために選挙を操作し、お金のためにメディアを抱き込み、お金のために戦争を始めています。お金のためにワクチンをつくっているようにさえ見えてしまっています。

 そんな人たちが支配する国が栄えるわけがないのです。いまのアメリカは内部でさまざまな分断が始まっています。南北の分断、移民とアメリカ人の分断、LGBTを巡る分断など、あらゆる分断が火を吹いています。

 今後はこれが世襲となって続いていくのです。

 どう考えてもそんな国はつぶれていくでしょう。国家としては残るでしょうが、その支配者は一部の利権を支配する人々になってしまうのです。それはGAFAに代表されるような超巨大企業、超国家的勢力です。

 

 恐ろしいことにいまの日本はそんなアメリカをお手本にしようとしています。

 日本はすべてが金を基準に動く世の中をつくろうとしています。政党は所属する国会議員を政党助成金で縛っています。党の方針に従わなければ政党助成金はもらえず、選挙で戦えないので反抗はできません。

 国民の投票行動も、いまや広告代理店にお金を払って操作しています。広告代理店はメディアを牛耳っていますから、メディアもそれに唯々諾々と従ってしまうのです。

 なにより恐ろしいのは、日本のトップは自身の金と権力のために振り回されてさえいないということです。自己保身のために欧米の権力者たちの言葉に喜んで従っているのです。

 そして、その欧米の権力者たちは、戦争や疾病の流行も金儲けになると考えるような人々なのです。

 彼らは国がつぶれてもいいのです。超国家的勢力はむしろ国がつぶれたほうが稼げます。国がつぶれて人々が貧困になれば、安い賃金で働かせることができるのですから。

 いま世界では世襲よりも恐ろしい、超国家的勢力が台頭してきています。みなさんもそれをヒシヒシと感じているのではないでしょうか?

 はたして、それを止める手段を私たちは持っているのでしょうか?

 引用終わり

 

 

 形骸化した世襲システムは社会にとって災厄以外の何ものでもありません

 

 私たちが戦うべきなのは「権力構造」です。権力を基盤としたシステムを倒す必要があります。苫米地博士は、「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)の中で、「その権力構造こそ、現状の世界w1」と書かれています↓

 F-406:自由訳「守破離」 vol.4;「離」× Leadership

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37109372.html

 

 だから

 

  現状の世界w1と戦え!

 

 となると、戦う方法はコーチングの実践です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 誰よりも高い抽象度で現状の外側を見て、圧倒的に高い利他性でゴールを設定し、徹底的な自己犠牲と揺るぎない責任感でゴール側の世界w2を創造する

 

 

 「私、うっちゃいました」という言葉を聞くたびに、私はコーチングとリーダーシップが両輪となっている社会(未来)に思いを馳せます。

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

最初(F-418)に「後悔」について確認しました。

過去への執着である「後悔」が残っていると、「未来から過去へ」という時間の流れが止まってしまいます。仮に「後悔」をやめたとしても、それだけなら時間は未来からは流れません。ゴールがないから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 「私、うっちゃいました」というのは過去。その事実を縁に学んだことや気づいたことを未来に還元することが重要です。その第一歩がゴール設定です。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 だから私は「後悔」を見つけたとき、まずは「後悔は高度に発達した前頭前野の働き」であることを伝え、ゴール設定を縁にその前頭前野をフル活用してまったく新しい未来を創造することを促します。

 F-380:学びと破門で脅しをかける <vol.4;「自分のゴールに洗脳」の先で得るもの>

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 そのとき、言葉にはしませんが、このように念じています

 

  現状の世界w1と戦え!

  心から望むゴール側の世界w2を自由自在に生みだせ!

  君ならできる !!

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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