Q-439:明るく活発な姉が家に閉じこもるようになりました …私はどのように接すればいいのでしょうか?
御質問をいただきました。ありがとうございます。
その一部に回答いたします。
(変更を加えています)
Q:明るく活発な姉が家に閉じこもるようになりました。2ヶ月間精神科病院に入院して少し元気が出たようですが、自宅に退院した後にまた前のような状態になっています。夫(義理の兄)も限界のようで、夫婦の関係がギクシャクしているようです。私はどのように接すればいいのでしょうか?
A:私が感じた解決のためのポイントを一言でいうと、「決めつけない」こと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html
表現を変えると、「自由な意識状態で接する」ことです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html
例えば、「明るく活発」「少し元気が出た」「退院」を“いいこと”と評価することは、あるひとつの価値観を受け入れたブリーフによる決めつけだといえます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
もちろん、お姉さんもそのように思っているでしょうし、「家に閉じこもる」「入院」「夫婦の関係がギクシャク」を悪いことと判断するでしょう。
私がお伝えしたいのは、「認識・理解・評価・判断自体が、社会的な刷り込みの影響を受けている」という事実。苫米地博士は、その“刷り込み”のことを「3つのモノサシ」と表現されています↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html
まずは「『認識そのものが、他により作られている』ことを自分自身が厳しく自覚する」ことから取り組まれることをお勧めします。
F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html
その上で、押し付けることなく、お姉さんにもその事実に気づいてもらうことができれば、スコトーマが外れ“新たな何か”が感じられるようになるはずです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
その“新たな何か”を縁にゴールを設定できれば、自然に「明るく活発」に戻っていくでしょう。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
ホメオスタシスによる強力な導きで。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
ふと思い出したので詩人 相田みつをさんの言葉を引用すると、「家に閉じこもる」「入院」「夫婦の関係がギクシャク」の時の接し方のポイントは、「つまづいたっていいじゃないか
にんげんだもの」というような“オープンハート”だと思います。
L-182:2022年06月… -05;しあわせは いつも じぶんの こころがきめる
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35545220.html
そういう接し方で、例えば「明るく活発」というような本来のコンフォートゾーン(Comfort
Zone、CZ)に戻るお手伝いをすることを、私は「ヒーリング」だと思っています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
お姉さんの場合でいうと、「2ヶ月間精神科病院に入院して少し元気が出た」という間に行われていたことがヒーリングです。余談ですが、私は「ヒーリング&コーチングと一体化した医療」が当たり前に行われている社会(未来)を目指して活動しています。
Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html
ヒーリングとコーチングの違いを、今回のケースに沿ってシンプルに表現すると…
「明るく活発」に戻る =ヒーリング
「明るく活発」をブーストする =コーチング
…という感じ。
「『明るく活発』をブーストする」ためには、もちろん、ゴールが必要です。
止められてもやりたいようなゴールを設定し、ゴール側のCZ(可能世界w2)の臨場感を高めていくと、「閉じこもっている場合ではない」「もったいない」という内省言語が生まれてくるはず。
L-079:2021年3月シークレットレクチャー
-02;内省言語を発生させる
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html
ゴールが喜びに満ち溢れたものであるほど、臨場感が高まり、強力なホメオスタシスがゴール側に働くようになります。
F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? <vol.1~3;臨場感>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html
では、その「喜びに満ち溢れたゴール」とはどんなものなのでしょう?
以下、苫米地博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p83)より引用します。
喜びは、社会的行為の結果として生まれるもの
ほかの動物と違い、人間が欲求を満たす際には、必ず社会的な行動を伴います。たとえば、食欲のような、本能に基づいた欲求を満たすときでさえ、食材を買う、外食するなど、「お金を払う」という社会的な行動が必要となります。
つまり、人間の喜びの感情は、社会的行為の結果として生まれるものだといえます。
また、喜びの度合いは、欲求の満たされ方が大きければ大きいほど、そして意外性があればあるほど、高まります。たとえば、空腹を我慢していて、ようやく食べものにありつけたとき、量が多ければ多いほど、おいしければおいしいほど、人は喜びを感じるでしょう。あるいは、空腹なのに、家に食べものがない……と思った矢先に、買い置きしていたパンを発見した場合は、もともとパンがあることがわかっていたとき以上に、喜びを感じるでしょう。誕生日などをサプライズで祝うのも、相手の喜びをより大きくするための演出であるといえます。
喜びの感情自体には、基本的には何の問題もありません。あえてコントロールしようとしたり、乗り越えようとしたりする必要はないでしょう。ただ、次ページで述べるように、どのような行為によって欲求を満たし、喜びを得たのかは、注意する必要があります。
引用終わり
人間の喜びの感情は、社会的行為の結果として生まれるもの
…苫米地博士の言葉が示すのは、「社会性が上がるほど『喜びの感情』は大きくなる」ということ。「社会性が上がる」は「抽象度が上がる」と同義です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
ゴールのポイントでいうと、「自分中心を捨て去る」が、「社会性が上がる」「抽象度が上がる」に相当します。
L-100:2021年8月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html
ここでまたお姉さんのケースに戻って考えましょう。
「少し元気が出た」というタイミングで「喜びに満ち溢れたゴール」を設定し、その喜びの感情をうまく利用することができると、ゴール達成に向けて自然に行動できるようになります。その場合、「また前のような状態になる」という可能性は低いはずです。
なぜでしょうか?
…そう、「プライミングが働く」から。「プライミングをコントロールする」ことが「喜びの感情をうまく利用する」ということです。
(「プライミング」はこちら↓)
Q-356:休みの日なのに気持ちが… <vol.3;リラックスと緊張のサイクル
-実践編->
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33233344.html
うまくコントロ-ルする秘訣は、「一つのゴールを達成する前に、次の、さらに高いゴールを設定する」こと。一つのゴールを達成しただけで喜びを感じ、満足しているうちは、その人のゴールは低いといえます。
Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html
ゴールは「現状の外」に設定するもの。その「現状の外」とは、「ちょっと外側」というもの/ことではなく、「今はまだ想像すらできない、とてつもないもの/こと」です。
Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html
そのような「現状の外」を見つけることは、決して簡単ではありません。そこで苫米地博士は、このような工夫を教えてくださっています(「『感情』の解剖図鑑」p85)。
常に小さなゴールを達成し、喜びを感じながら、すぐには達成できない大きなゴールに向かって行動し続ける。それがもっとも理想的な形です。喜びという感情をうまく利用すれば、自らの大きな成功を目指すことができるのです
…この部分をヒーリング&コーチングを用いて紐解くと…
「明るく活発」に戻る =ヒーリング
↑「小さなゴールを達成し、喜びを感じる」ことに集中
「明るく活発」をブーストする =コーチング
↑「すぐには達成できない大きなゴールに向かって行動する」を加速
…という感じです。
そんなヒーリングとコーチングが一体となった感覚を、苫米地博士は「化城の教え」を例に説明されています↓
Q-338:エンドステートに対する臨場感の問題?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32350876.html
これは私の一意見ですが、ヒーリングの感覚だけだと足りず、コーチングの感覚だけだとなかなかうまくいきません。
Q-259~:コーチングは弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまないのだろうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419730.html
よって、「ヒーリングとコーチングを包摂した一つ上の次元で柔軟に対応する」ことが理想です。まずは両者の意識状態(の感覚)をつかんでください↓
Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html
…以上、私の回答です。
御質問ありがとうございました。
CoacHing4M2 EDGE
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