Q-438:ぐっすり眠ることができず、最近はめまいが続いています 体調不良が続いており、申し訳ない気持ちと不安でいっぱいです

 

医師として働いているときに相談を受けました。対応中に考えていたことを言語化します。

 (変更を加えています)

 

 

Q:ぐっすり眠ることができず、最近はめまいが続いています。先日は仕事を休ませてもらって脳神経外科を受診しました。MRI検査などしてもらい、「頭ではなさそう。耳鼻科に行きなさい」と言われました。体調不良が続いており、申し訳ない気持ちと不安でいっぱいです。どうすればいいのでしょうか?

 

A:本人が“問題”と思っていることを整理すると、1)ぐっすり眠ることができない」という生活上の悩み、2)めまいが続いている」という物理的身体の不調、そして3)申し訳ない気持ちと不安でいっぱい」という心理・精神的苦痛の3つ。

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 じつは相談してくれたのは20代の若者です。

私はまず「自分の状態をモニタリングし、言語化している」こと、そして「『体調不良』を自分らしくないと感じている」ことについて、とても素晴らしいと言葉で伝えました。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 「この経験は、新たな知識を得て、まったく新しい気づきを得る貴重な縁起である」という強い確信も非言語で伝えながら。

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 若者に伝えたかった「新たな知識」とは、「抽象度」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ただし、抽象度という知識そのものを教えるのではなく、医療や介護の現場で用いられている概念を利用しながら説明しました。その若者は医療・介護を学んでいる者だったからです。

 Q-250:コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で多角的に学びたいと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28566857.html

 

 その概念とはTotal Pain(全人的苦痛)」。

 

全人的苦痛(トータルペイン)

厚生労働省HP>第2回終末期懇談会 資料2-2より引用

終末期医療に関する懇談会 (mhlw.go.jp)

 

 

 「Total Pain(全人的苦痛)」は、緩和ケア(緩和医療)における重要な概念です。緩和ケアとは、「患者とその家族のQOLQuality of Life、生活の質・人生の質)を改善するための取り組み」のことをいいます。

 解決(解消)する領域として4つのカテゴリーが設定され(「身体的」「心理・精神的」「社会的」「スピリチュアル」)、さらに、その4つを別々に考えるのではなく全体として捉えるために「全人的(トータル)」という概念が用いられています。

 L-00120201… -01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 

 この「部分(4つの領域)」と「全体(トータル)」の関係は双方向性。東洋哲学的にいうと「縁起」、西洋哲学では「ゲシュタルト」です。

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 ゲシュタルト(Gestalt)とは、形態を意味するドイツ語で、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことを指します。それは「全体と部分の双方向性で成り立ち、一つの統合的意味を持つまとまり」のことです。部分を積み重ねたから全体がわかるのではなく、全体がわかったから部分の意味が決まることともいえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 「身体的(physical)」「心理・精神的(mental)」「社会的(social)」「スピリチュアル(spiritual)」のそれぞれが独立したひとつのゲシュタルトです。と同時に、それらを包摂した「トータル(total)」という“全体”を構成する“部分”でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

  

“部分”である「身体的苦痛」「心理・精神的苦痛」「社会的苦痛」「スピリチュアルペイン」はまったく違うもの。その違う概念を「同じ(“全体”の一部)」と認識する力がゲシュタルト能力です。

L-157202201… -01;フレームとは、認識の枠組みであり、行動の枠組み

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34174778.html

  

「同じ」と認識できたとき、じつは、抽象度が上がっています。抽象度が上がると「対象の本質をとらえる」ことができるようになり、理解がさらに深まります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そのようなことを「心と体は同じ」というシンプルな話に落とし込みながら伝えました。

 L-205202207月シークレット… -03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 

 ちなみに、相談内容でいうと1)2)が「身体的苦痛」、3)が「心理・精神的苦痛」です。会話の途中で質問者は気づいた様子でしたが、職場の人間関係や親との関係などでも悩みを抱えているようでした。

 F-031:「人間関係が嫌になった」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188068.html

 

つまり、表面化した「身体的苦痛」や「心理・精神的苦痛」だけではなく、「社会的苦痛」も抱えているということ。その抽象度を考えると、「社会的苦痛」が“因”で「身体的苦痛」「心理・精神的苦痛」が“果”と考えるべきでしょう。

 Q-318:今、逃げ<相手の世界に想像を働かせて、その因果関係をイメージする>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31641663.html

 

 そんな抽象度を上げるようなサポートと並行して、私は逆腹式呼吸の指導を行いました。突然「今、呼吸している?」と質問され面食らっている相手をにこやかに見守りながら。

 L-211202207… -09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール→

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36874418.html

 

 その目的は「リラックスとゆらぎを得る」こと。変性意識を深め、さらに次元を上がった意識状態で、自ら気がついて欲しかったのです

 L-05820208月シークレットレクチャー -04;抽象度を上げる秘訣 <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28095246.html

 

  本物のゴールがない ということに

 

 先ほど“因”と“果”という表現を用いました。もちろん、因果とは「原因と結果」のこと。一人の人という存在は、情報空間中にひろがるさまざまな“因”が積み重なって生じた“果”だといえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 簡単に言えば、「縁起のかたまり」。それが自我です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 通常、自我=縁起のかたまりは、過去の記憶の積み重ねによってできあがっていきます。実際のところ、先ほどの「情報空間中にひろがるさまざまな“因”が積み重なって生じた“果”」という言葉を、『過去→現在→未来」という時間の流れで理解する方が大多数であるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 ところが、コーチング実践者にとっての時間の流れはまったく逆。時間は未来→現在→過去と流れていきます。

 (さらに先があります。詳しくはこちらで↓)

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 

1時間未来は1時間経つと今になり、今は1時間過去になるよね。時間は未来から過去へと流れているんだよ。だから、過去は一切関係ないよ。じゃ、未来って何だと思う?

 

 そんなことをまるで我が子に接するように語りかけながら、意識を未来に向けられるようにサポートしました。そしてゴール設定

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 本当はゴール(未来)が“因”で認識(現在)が“果”です。

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 自由意思でゴールを設定して完全オリジナルの“因”を創造することなしでは、“果”である自我=縁起のかたまりを定義することができません。それは“自分”が存在していないのと同じ。

 F-089~:無人運転と自動運転の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 私は、その「“自分”が存在していない」ことが、「スピリチュアルペイン」の源泉であると思っています。

 L-03320204… -02;「四苦」「ヴィーゼルの言葉」「スピリチュアルペイン」の関係性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26626963.html

 

 その解決は、もちろん、ゴールを設定することです。自分自身の自由意思で。

 L-122202111月医療・介護研修… -03;ゴールがスピリチュアルペインを解決する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32663640.html

 

 ゴールを設定しその実現に夢中になると、スピリチュアルペインを克服しながら、社会的苦痛をゴール(未来)側から解決していき、心理・精神的にも身体的にも調子を取り戻していきます。ゴールを達成している自分にふさわしいように。

 その結果、「ぐっすり眠ることができない」「めまいが続いている」「申し訳ない気持ちと不安でいっぱい」は消え失せていくでしょう。

 F-195:新たな概念「PPPD」の考察

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

  だから大丈夫! 今すぐゴール設定を !!

 

 そんなことをしっかり伝えました。言語で、非言語で。

 F-218:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <2nd. Step;絶対大丈夫!>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27624719.html

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 相手がコーチングのクライアントであれば、私はもっと強烈に働きかけます。例えば、「その『ぐっすり眠ることができない』『めまいが続いている』『申し訳ない気持ちと不安でいっぱい』は、現状維持のためのフィードバックなのでは?」と相手の心に問いかけながら。

 (フィードバックの正体は↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 以下、苫米地博士の著書「30代で思い通りの人生に変える69の方法」(泰文堂、p99)より引用します。自身の心に「不安」を見つけたときに、博士のこの言葉を思い出してください。

 Q-390:僕はコミュ障で親しい関係の人が誰もいません。休みの日も部屋に閉じこもりゲームばかりで、人生が終わっている気がします

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35197372.html

 

 その「不安」を超えたところに新たなゴールがあり、「不安」を乗り越えていくたびに人生が輝いていくはずです。Feel

 L-01320201月シークレット… -13;シンのスピリチュアルペイン克服、シンの自由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24890312.html

 

 

25 あなたの不安は「現状維持」をしたいだけ

 「まず会社を辞める決意をして手続きをとれ」と私が言うと、多くの人は「それでは次が見つかるか不安です」と訴えます。たとえわずかな間でも収入が途絶えるのが不安だというのです。

 お金に困れば、とんでもない妥協を強いられるかもしれず、そのために転落の人生を歩まなければならなくなる。そんな想像が働くのかもしれません。

 しかし、本当にそうでしょうか。

 「会社を辞めます」と上司に申し出て、退職がすんなり受け入れられたとしても、会社はいきなり辞めさせてくれませんから、籍がなくなるまで1ヶ月程度(最低でも2週間)は勤めることになると思います。欠員の補充が間に合わなければ、それが3ヶ月くらいに延びることもあるでしょう。また、辞めてからも、雇用保険被保険者の期間にもよりますが、少なくとも90日は国から失業保険が給付されます。

 とすると、月々の収入がまったくなくなるまで、最低でも4ヶ月、場合によっては6ヶ月の猶予があります。不況でいくら求人が少ないといっても、これだけの猶予があるのに次の仕事が見つからないということはほとんど考えられません。

 まして、スコトーマが外れ、本当にやりたい仕事を強くイメージするようになっていれば、その仕事に就こうとするモチベーションは嫌でも上がっています。相手企業も、そんな人物が目の前に現れると興味津々になるのが道理で、話はたいてい簡単にまとまってしまうのです。

 「次が見つかるか不安です」との心理は、じつは現状のコンフォートゾーンにとどまっている人のみが持つ、無用の心配です。そうした不安を抱くのは、スコトーマが外れていないことの証拠です

 初めて現状のコンフォートゾーンを踏み出すときは勇気がいるかもしれませんが、一度その方法を体得すれば、それはこれからの人生においても大いに役立つし、さらには人生のゴールをどうすれば達成できるかという理解にもつながっていくでしょう。

 ▶無用の心配はやめて、現状のコンフォートゾーンから踏みだそう

 引用終わり

 

 

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今後のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。

「<2025年度後期>コーチング説明会&セミナー」配信中です↓

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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