L-224202208月シークレットレクチャー -11;「止」と「観」

 

20228月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 02;コーチの役割は。そのためにコーチは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37125267.html

 03;コーチングの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37136542.html

 04;情報を操作する鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37162258.html

 05;多くの人々が創った宇宙が同時に存在している

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37173442.html

 06;コーチングのプロセス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37199631.html

 07;ヒーリング実践の基盤、コーチング実践の基礎

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37209477.html

 08;“しっかり生きる”ためのシンプルなワーク

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37223679.html

 09;「過去の出来事にラベルを貼って、ドリームキラーを撃退するワーク」の意義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37235632.html

 10BSの階層性を抽象度とマッチングさせる =人間形成 =〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37262462.html

 11;「止」と「観」

 

 

私が思う「人間形成」とは、「空観」の体得。

 わかりやすくいうと、それは「すべてが情報である」と納得できること。

 L-204202207月シークレットレクチャー -02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 

 次世代コーチングプリンシプルのコアである「コーチングでは、関数 p の再定義を促すのではなく、可能世界 w1 から別の w2 への移行を促す」でいうと、「関数p」も「可能世界w1」も「別のw2」も、すべて「情報」です。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 その「情報」のことを、釈迦哲学では「関係」と考えます。「関係があって存在が生まれる」「縁そのものが他の縁を生みだす」という“縁起”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 前回(L-223/10)引用した苫米地博士の著書「お釈迦様の脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?」(小学館、p85)の中に、このような文章があります。

 

 

お釈迦さまの脳科学

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自分をいくら細かく定義しても、そこには自分以外のものしかありません。自我は数学で言う「点」に似ています。数学の点とは、位置だけを持ち面積を持たない図形です。「この2本の線の交わったところが点だよ」と言うことはできますが、目で見える点は面積を持つため定義上の点ではありません。点も自我も人の頭の中にある概念であり、実在はしないのです。

 

 

 「実在はしない」という「点=自我」を生みだすのは、情報空間中にひろがる縁起です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 縁起が「点=自我」を生みだし、「点=自我」がBSを生みだします。関係→「点=自我」→BSという順です(ハズ)。

 Q-220:ゴールに<後編(コーチング実践者~コーチ向け);人類には“今”しかない>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27478021.html

 

 情報空間中にひろがる縁起が生みだす「点=自我」は、本来、完全自由であるはずです。なぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

 そう、「点=自我」は空(くう)だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ところが、実際の「点=自我」はまったく自由ではありません。なぜでしょうか?

 「点=自我」を自由自在に観ることが“観自在”ですが、“観自在”は簡単にはできません。なぜ?

 

 

 答えは「煩悩がある」から。

 Q-363各エリアのゴールについて想いを馳せている… -A2<止;煩悩を意識する>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33604324.html

 

 だから、まずは「煩悩を止めながら観る」という感覚をマスターすることが重要です。それが「止観」。

 Q-423:現状の外側に100%want tovol.1;ゴール設定のスタートライン>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36583975.html

 

 以下、「ドクター苫米地の新・福音書」(講談社、p142)より引用します。

 

 

新・福音書

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「止観」とは?

 「止観」の「止」は、煩悩を制御すること。拡大解釈をすると中国禅になります。その中国禅では、座禅を組んで「喝!」とやる、あのイメージが強調され過ぎているせいか、あたかも煩悩をはじめ雑念のすべてを消すことが「止」であると誤解されがちです。

 でも、それでは気絶するなどして何も考えられなくなった人しか、理想的な悟りの境地に達することができないことになります。

 もし、煩悩を「止める」ことを「捨てる」という意味だと思っている人がいたら、それは大きな間違いです。壁に向かって9年座禅を組んだと伝えられる達磨大師だって、頭のなかにはとてつもなく大きな抽象宇宙が広がっていたはず。言ってみれば、「雑念だらけ」だったと思うのです。

 しかも、足の痛みも忘れてしまうくらい気持ちよかったのですから、抽象空間で大量のドーパミンやエンドルフィンを出していたのでしょう。臨場感を持って抽象思考をしていたわけです。

 そもそも、人が煩悩を完全に捨ててしまったら、大変です。食欲がなければ飢え死にしてしまうし、性欲を捨てれば種を子々孫々につなげていくことが不可能になります。人類が滅亡してしまうではありませんか。

 だから、煩悩を捨てる必要はありません。お釈迦様も「ほどほどにね」と言っています。ようするに、煩悩を自分でしっかりコントロールすればいいわけです。

 また、「止観」の「観」は、自分を高い視点から観ること。親鸞が始めた浄土真宗では、「見調べ」という手法を使います。

 これは、親や兄弟、配偶者など、身近な人との関係について、「してもらったこと」「してあげたこと」「迷惑をかけたこと」などを考え、徹底的に内省を促そうというもの。この見調べをもとに、心理療法などに使われる「内観療法」が考案されました。

 ただ、見調べの場合、自分をいろいろな視点で「観る」のはいいけれど、我欲や煩悩を脇に置くという「止」の部分が弱くなりがちです。と言うのも、観れば観るほどいろんな心の動きが出てきて、逆に自分の都合のいいように妄想を膨らませてしまったり情動に流されたりする恐れがあるからです。

 このように、「止」と「観」はどちらか一方に力点を置きすぎると、うまくありません。煩悩をちょっと脇に置いてあげないと、どうしても煩悩に引っ張られて、本当の意味で高い抽象度に上がっていけないのです。

 したがって、「止」と「観」の2つを同時に行うことが、止観トレーニングのポイントになります。

 引用終わり

 

 

「止」と「観」の2つを同時に行うことが、止観トレーニングのポイント

 

 この講義のテーマと重ねていうと、「決して過信はせず」という部分が「止」。そして、「しっかり確信する」という部分が「観」です。

 

その「止」と「観」の2つを同時に行うことは、コーチングの重要なポイントでもあります。

 

L-225につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

「実在はしない」という「点=自我」を生みだすのは、情報空間中にひろがる縁起です

 

 この感覚を体得すると、「結果としての関数 p の再定義」がクリアに感じられるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 コーチングの根幹には“縁起”があります。以前(L-216/03)引用した苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ。」(TAC出版、p138)の中には、このように記載されています。

 

 

もうこれ以上、人間関係で悩まない極意

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Amazon.co.jp: もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 ─今こそ、「縁起人」として生きろ。─ (TAC出版) 電子書籍: 苫米地 英人: Kindleストア

 

 

人間は一つの縁起の結果として存在している

=まず関係があって、存在がある

  その人の存在は、関係が変わると変わる

 

 

 コーチという新しい縁起により、ゴールを設定し、エフィカシーを高め、スコトーマを外しながら“w2”を現実化していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その「コーチング=縁起に関わる」が、コーチングの本質です。

 Q-437:コーチングは行動科学と <vol.4;コーチングは新たな「縁起」づくり>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37087452.html

 

 

-告知1

2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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