F-408:自動翻訳
先日、ちょっとおもしろい体験をしました。苫米地式らしく自由に考察します。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html
ある方にファイルを開くためのパスワードをメールした後、「パスワードを入れても開かない」という返信をいただきました。
すぐに動作確認をしてみたところ、何の問題もありません。そこで私は「パスワードを入れても開かない」理由(case-side)とその解決(plan-side)を考えてみました。エクスプラネーション・パターン法で。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html
エクスプラネーション・パターン法とは、人工知能の研究から生まれたもので、情報の分析と次の予想の展開に使われる方法です。
具体的には、失敗や期待外れが生じた際に「なぜそうなったのか?」という理由をいくつも考えていきます。
その後は「トゥイーキング」。過去の失敗の仮説をもとに「今起こっている問題」をすみやかに解決するための修正法(対策)をつくります。
PMⅠ-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html
そんな分析を経てたどり着いた仮説は「フォント違い」。その解決として考えたのが「パスワードをそのままコピー&ペーストで入力する」でした(シンプルですが)。
そのようなことを書いてメールした後、すぐに「やはり開かない」と返信がきました。
「え~、なんで~?」という内省言語をモニタリングしながら読み進めると、そこには「パスワードは『場所』ですか?」と書いてありました。
F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html
場っ、場っ、場所?
…私は一瞬混乱しました。なぜなら、私が設定したパスワードは「plac」だったから。
F-396:ヘンザイ <前編;ちょっと混乱…>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36731792.html
「いえ、『場所』ではなく、『plac』です」と再返信した後、「無事に開きました」と御礼メールが届きました。よかった、よかった…
どうやらファイルが開かなかったのは、「『plac』というパスワードが『場所』に自動翻訳されたから」のよう。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html
この一連のやり取りを俯瞰して考えながら、私はコーチとしての貴重な気づきを得たと思いました。スコトーマが外れたのです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
人は誰もが自身の記憶を利用しながら世界を認識しています。よって、同じ物理的現実世界(物理空間)にいるように思えても、一人ひとりが認識している世界は異なります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
つまり、誰一人として同じ世界には生きておらず、この世は「一人一宇宙」であるということ。
Q-235:「財布を娘に盗られた」といった… <vol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html
「誰もが自身の記憶を利用しながら世界を認識している」というのは、まさにマインドにおける自動翻訳です。その自動翻訳のソフトウェアがブリーフシステム(Belief System、BS)だといえます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
著書「脳を鍛える『超』記憶法」(アスコム、p146)の中で、苫米地博士は「過去の記憶とは、目の前の現実を補うために使うのではなく、『新しい認識を作るためのリアリティを補うために使う』というのが正しい使い方」と書かれています。
L-207:2022年07月シークレットレクチャー -05;正しい「過去の記憶」の使い方
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html
Kindle版はこちら↓
苫米地流「超」記憶法 | 苫米地英人 | ビジネススキル |
Kindleストア | Amazon
つまり、記憶は「ゴール側の世界w2」を作るために使う!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
…それがコーチング実践中に行う本当の“自動翻訳”。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
ゴールの基本条件は 1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域(バランスホイール)、4)自分中心を捨て去る の4つ。
L-100:2021年8月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html
4)自分中心を捨て去るとは、部分関数としての「自分」をひろげていくということ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
それは、「抽象度を上げる」ことと同義です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
ゴール設定を繰り返すと、自然と抽象度が上がっていきます。抽象度が上がった意識状態で設定する新たなゴールは、より多くの人のゴールを包摂するものになっていきます。
L-214:2022年08月… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html
それは「リーダーになる」ということでもあります。
F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html
中観を基盤とする苫米地式としてしっかり表現すると、「縁起的存在であるリーダーになる」ということです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 今こそ、『縁起人』として生きろ。」(TAC出版、p186)より引用します。「縁起的存在とは?」と問いながら読み進めてください。Feel!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
縁起的存在である「リーダー」そして「ドリームサポーター」
縁起的コミュニケーションとは、「自分以外の人を喜ばせるための何らかの情報伝達」です。そして、自分の周囲が幸せになることが、結果として自分自身が幸せになる、ということでした。
ということは、あなたは、他人にとってのゴール達成の力になる味方である「ドリームサポーター」にならなければなりません。
ドリームサポーターとはどんな人物かというと、「自分のコンフォートゾーンより高いゴールを見たとき、自分のコンフォートゾーンを上げる未来志向の人」です。
また、「相手のゴールを引き下げて自分のコンフォートゾーンを維持するのではなく、相手のゴールに合わせて自分を上げようとする人」でもあります。
わかりやすくいえば、その名の通り、夢を応援する人です。
ドリームサポーターになるとホメオスタシスが働き、相手だけでなく、自分のゴールも達成されるのです。
もし、あなたがドリームサポーターになりたいのならば、まず誰よりも高いゴールを持たなければいけません。そして、周囲にあなたよりさらに高いゴールの人がいたのならば、それに合わせて自分のコンフォートゾーンの場所を変えることができなければいけません。
そのようにして、相手とゴールを高め合っていくうちに、現状の外にあったため見えなかったゴールが見えてくるのです。
この「自分より高いゴール設定をしている仲間」はどのようにして見つけたらいいのか、と思う人もいるでしょう。
しかし、見つけるのは難しいことではありません。
もし、あなたのゴールが私のように「世界から貧困と差別をなくす」という抽象度がとても高いものであった場合、一人で成し遂げるのは物理的に難しいため、同じゴールを持つ仲間とチームを作ることになります。
このとき、チームのメンバー全員が、ゴールに対し高いエフィカシーを持つことになります。コーチングではこれをコレクティブエフィカシー(集合的エフィカシー、p146)と呼びます。
これは非常に、チームとして理想的な状態です。そして、「自分より高いゴール設定をしている仲間」は、そのチームメイトもしくはチームのリーダーになるでしょう。
また、そのチームのパフォーマンスは、コレクティブエフィカシーにかかっているのです。チームの全員が、圧倒的な確信を持って高いエフィカシーを保っていなければなりません。
このチームのゴールである「世界から貧困と差別をなくす」ということをリーダーやメンバーが共有した結果、強いラポール(心理的連帯感)が生まれます。そうなると親近感は増し、意思伝達はしやすくなります。
さらに、チームの場合、リーダーがゴールを決めるケースが多いですが、このように同じゴールを叶えるという臨場感をリーダーとメンバーが共有した結果、その場の臨場感を支配する人(この場合はリーダー)だけが持つ特別な位置を「ハイパー・ラポール」と呼びます。
ハイパー・ラポールは、縁起の一つです。ハイパー・ラポールができれば、人間関係が変わります。今までなかった新しい縁起が生み出されるわけです。
もし、あなたがチームでみなを引っ張っていく立場をとりたいならリーダーとなり、ハイパー・ラポールを作りましょう。具体的には臨場感空間が支配されるということです。方法は「相手の視点から感覚的に相手の体の中に入って、相手が五感で感じているものをすべて言葉でいい表す」「相手と徹底的に同化する」などさまざまあります。
そうすれば、より強いチームになりますし、人間関係に頭を悩ますことはなくなり、コミュニケーションは円滑になるでしょう。
引用終わり
そのようにして、相手とゴールを高め合っていくうちに、現状の外にあったため見えなかったゴールが見えてくるのです
…繰り返しますが、誰一人として同じ世界には生きておらず、この世は「一人一宇宙」です。しかしながら、私たちは誰も完全に独立してはおらず、必ず関係の中に存在しています。
Q-346:自身の人生を… <vol.3;「走りながら考える」
コーチング実践編・縁起>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32548402.html
だからこそ、「相手とゴールを高め合う」というコレクティブエフィカシーの空間(情報場)を構築し、しっかり維持することが重要。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
認識するすべてを「コレクティブエフィカシーの空間(情報場)」に自動翻訳し、同時に「コレクティブエフィカシーの空間(情報場)」からゴール側の世界w2へと自動翻訳できるようになったとき、縁起的コミュニケーションとしてのコーチング(&ヒーリング)がもっとうまくできるようになる
…そんなイメージを、メールのやり取り中に感じました。
Q-310~2:私のまわりではそうでも… <vol.5:コレクティブ・エフィカシー -前編->
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html
CoacHing4M2 EDGE
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
どうやらファイルが開かなかったのは、「『plac』というパスワードが『場所』に自動翻訳されたから」のよう
…じつは「plac」は、「place」ではなく、「placebo」のことでした。
F-157:指一本でも役に立ちたい
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23874668.html
苫米地博士が仰る「プラセボ(placebo)」とは、「情報空間のエネルギーによる心身の状態の書き換え」のこと。
L-204:2022年07月シークレットレクチャー -02;〇〇とは情報である
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html
その書き換えも、シンプルに考えると、「自動翻訳」といえるはず。
Q-249:病気をどのように考えていますか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28540879.html
「自分以外の人を喜ばせるための何らかの情報伝達」を自動的に行えるような「縁起的存在」であり続けたい
…と心から願っています。
Q-392:コーチングとは利他的になることでゴールを達成することなのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35248836.html
-告知1-
2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425234.html
F-352:“MJ” ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.5;Heal the world
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34599783.html
F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html
F-399~:縁起から得た“希望/HOPE”の体感
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431198.html
Kindle版はこちら↓
Amazon.co.jp:
もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 ─今こそ、「縁起人」として生きろ。─ (TAC出版) 電子書籍: 苫米地 英人:
Kindleストア



コメント