L-214202208月シークレットレクチャー -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 

20228月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 

 

 コーチングとは何でしょうか?

 

と問われたら、皆さんはどのように答えますか?

 

 

 答えはいろいろあると思いますが、苫米地博士がよく話されているのは「ゴール達成のためのマインドの使い方の技術」です。

 Q-430~:コーチングを行う際、説明を平易にしたり、自分なりの解釈や例え話を

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431266.html

 

その具体的な内容は「現状の外側にゴールを設定して、エフィカシーを上げる」こと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 エフィカシー(Efficacy)というのは、「ゴールを達成する自己能力の自己評価」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

そのエフィカシーを、苫米地式次世代コーチングでは、「Efficacyw1)→w2」という関数と考えます。現状宇宙(w1)からゴール宇宙(w2)に移行する自己能力の自己評価関数です。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 この「Efficacyw1)→w2」が、コーチングにおける“確信”の中身。そして、このエフィカシー関数こそが、コーチングシステムの“核心”です。

 L-209202207月シークレットレクチャー -07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 

 

  コーチングの“カクシン”

 

 

 苫米地博士は著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZO)の中で、「スピリチュアリティのゴールの大切さ」について書かれています。この部分もコーチングの“核心”のひとつといえます。

 (下記ブログ記事の中で引用しています↓)

 Q-305:「心身相関」と「超情報場理論」 <後編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30918952.html

 

 

オーセンティック・コーチング

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: オーセンティック・コーチング eBook : 苫米地英人:

 

 

 「スピリチュアリティ」とは、コーチングの祖 ルー・タイスさんが設定していたゴールのバランスホイールのカテゴリのひとつ。苫米地博士によると、敬虔なクリスチャンであったルーさんは、「キリスト教的な人格をいかに高度化していくか?」というゴールを持っていたそうです。

 Q-425:現状の外側に100%want tovol.3update ofBalance Wheel」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36631145.html

 

 「スピリチュアリティ」はカトリシズムのような博愛主義をベースとしたもので、宗教という枠組みの中での人格形成であったり、「霊性や精神性をいかに上げていくか?」と自問するもの。シンプルにいうと、「抽象度を上げる縁起」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げることは、コーチングにおいて、とても重要なこと。ところが、コーチングを日本に紹介する際に、苫米地博士は重要なはずの「スピリチュアリティ」をバランスホイールから抜いてしまわれました。なぜでしょう?

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

「スピリチュアリティ」を復活させるために2項目を追加した

 今回アップデートした苫米地式次世代コーチングでは、バランスホイールに2つの新しい項目を追加しました。それが、「抽象度」と「リーダーシップ」です。

 この2つの項目は、もともとはルー・タイスのコーチングシステムのバランスホイールに「スピリチュアリティ(Spirituality)」として入っていたものです。ところがコーチングを日本に紹介する際に、ルー・タイスと相談して「スピリチュアリティ」をバランスホイールから抜いたという経緯があります。

 その理由の一つは、その当時はオウム真理教の事件の記憶がまだ新しく、「スピリチュアリティ」という表現が、本来の意味とは異なり、カルト宗教などを想起させる可能性があったからです。そうすると、コーチングの普及の障害となる懸念がありました。

 本来の「スピリチュアリティ」は、カトリシズム(カトリック)のような博愛主義をベースにしたものです。しかしここでいうスピリチュアリティは、社会貢献のような博愛主義の意味合いではなく、宗教の中での人格形成や、霊性や精神性をいかに上げていくかということです。そうした点がゴール設定のための重要な項目になります。

 実際、敬虔なクリスチャンであったルー・タイスはキリスト教的な人格をいかに高度化していくかというゴールを持っていました。ルー・タイスは「北アイルランドの宗教紛争の解決」や「南アフリカ共和国におけるアパルトヘイト終結」などに協力してきましたが、彼のスピリチュアリティのゴールに向かう力が、そのように世界の数々の紛争をおさめるための原動力にもなっていたのです。

 現在の世界の情勢の中で、リーダーを育てていくことを考えると、今後コーチングは間違いなく必要なものになってきます。コーチングでは、コーチがクライアントのリーダーになるわけではありません。そして、クライアント自身が世の中のリーダーになるかどうかはコーチが決めることでもありません。

 しかし、コーチングを受けていく人たちには利他性が重要になります。そして、利他性はリーダーとしての最低限の素養となります。それは抽象度の高さ(情報空間における視点の高さ)、スピリチュアリティの高さということです。

 しかしながら、現在の日本の今のリーダーたちを見ていると、あまりにも抽象度が低いのです。ほとんどのリーダーが自分のためか、自分の所属する組織の利益のためだけに働いています。自分の子どもがかわいいとか、自分の家族が大切だというのは、犬猫など動物でも当たり前にもっている感覚です。

 そのような状況下で、事実上、宗教がない日本においてこそ、逆に「スピリチュアリティ」を復活させるにあたって、その本質である「抽象度」「リーダーシップ」という項目を、バランスホイールに入れることにしたわけです。

 引用終わり

 

 

利他性はリーダーとしての最低限の素養となります。それは抽象度の高さ(情報空間における視点の高さ)、スピリチュアリティの高さということです

 

 苫米地博士が「スピリチュアリティ」をバランスホイールから抜いた理由は、「本来の意味とは異なり、カルト宗教などを想起させる可能性があった」から。

 

 これは、いわゆる「スピリチュアリズム」のこと。簡単にいうと「幻を見せるだけの『宗教方式』」です。それは「仮」が「実」になってしまいかねない危険な方法といえます。

 PM-06-21:仮説14)空(くう)なき実観の行き着く先にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14833876.html

 

 苫米地式(&TICE式)コーチングは、「宗教方式」ではなく、「釈迦方式」。「この世はすべて幻(情報)」という前提をしっかり伝えた上で、「幻のカラクリ(情報処理)」を教えていきます。

大乗仏教のフレームでいうならば、苫米地式は「中観」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 ついでにお伝えしておくと、日本で「仏教に取り組む」というと、経典を学ぶことや禅の修行を連想する人が多いと思います。しかしながら、それはルーさんや博士が仰る「スピリチュアリティ」とは異なります。

 

 ゴールのバランスホイールでいうと、経典を学ぶことや禅の修行は「生涯学習(教育)」のカテゴリ。対して「スピリチュアリティ」は、知識の習得のことではなく、あくまでも実践。「空」を理解した上での、「仮」としての実践です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

いかに人間的に優れた人になるか?

そのために社会に何をすればいいのか?

 

 

 「スピリチュアリティ」を実践することとは、突き詰めていけば、人間的に優れた人になることです。

 

 コーチングは、関数pを書き換えるのではなく、可能世界w1から別のw2への移行を促す

 

 という次世代コーチング・プリンシプルに沿って言い直すと、「社会をよくする」という“革新”であり、「まったく新しい世界を生みだす」というrevolutionが先。その“革新”やrevolutionの結果として、「人間的に優れた人」に生まれ変わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 「オーセンティック・コーチング」(p75)の中で、苫米地博士はこのように書かれています。

 

 

 このあたりの詳しいことは私の『超悟り入門』を読んでほしいのですが、いまここで簡単に説明すると「悟りとはこの世が幻であることを理解する」ことです。幻であるからこそ、痛みも苦しみも、幸せも快楽も自分の思いのままになるわけです。つまり、すべては自分で作り出しているものであり、それを理解することが悟りです。これがわかると悟りは決して答えではないことが見えてきます。悟ったという状態であり、理解したという学びであり、だからこそ、悟りは越えていくものなのです。

 引用終わり

 

 

 この部分を今回のテーマ「決して過信はせずに、しっかり確信する」で言い直すと、

 

すべては自分で作り出しているもの」であるから決して過信することなく、「悟りは越えていくもの」であるから「超えた先(=さらなる現状の外)」をしっかり“確信”する

 

 それが「利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ」をブーストするコーチングの“カクシン”だといえるはずです。

 

L-215につづく)

 

 

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2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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