F-404:自由訳「守破離」 vol.2;「守」× Healing

 

 「守破離(しゅはり)」という言葉を御存知ですか?

 

 「守破離」は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したもの とされています。

 守破離 - Wikipedia

 

苫米地式コーチらしく、自由に「守破離」を考察します。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 vol.1;コーチとして考える「守破離」のポイント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36993899.html

 vol.2;「守」× Healing

 

 

  ホメオスタシスは可能世界にまで広がる

 

 その「発見」を、苫米地博士が理論化されたものが「サイバーホメオスタシス理論(CH理論)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 

 ところで、恐怖と不安の違いはクリアでしょうか?

 

 「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社、p28)の中で、苫米地博士はこのように書かれています。

 

 

「感情」の解剖図鑑

 

 

  恐怖:基本的には「すぐ間近に迫った脅威」に対して抱くもの

  不安:最低でも数時間、長ければ数年後に訪れると予測される脅威に対して抱くもの

 

 つまり、不安を抱くためには、時間と空間を超えた推論や予測が不可欠だということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

その推論や予測を可能とするのが前頭前野の働き(自己発火)。そして、その働きに大きく関係するのが「IQIntelligence Quotient)」です。

L-153202111月医療系研修会 -08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33866119.html

 

IQとは、「抽象度の高い世界に強い臨場感を感じながら身体性を持って操作できる能力」のこと(IQ向上のワークはこちら↓)。

 L-07520211… -04;抽象度を上げてIQを向上させる苫米地式トレーニング

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29486824.html

 

 抽象度の高い世界、すなわち可能世界に強い臨場感を感じるほどホメオスタシスの働きは強くなり、ホメオスタシスの働きが強くなるほど臨場感は高くなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ただし、それは必ずしもいいことばかりではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12935916.html

 

ある可能世界に対しての不安(の臨場感)が強すぎると、その不安は恐怖に変わります。不安を感じさせているのは「将来、恐怖を感じさせられるような出来事が起こるかもしれない」という予知にすぎないのに、まるでそうした出来事がすぐに、あるいは確実に起こるかのように脳が錯覚し(=臨場感が高い)、恐怖回路を発火させてしまうから。

F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 そうなると、大脳辺縁系が活性化し、前頭前野の働きが弱まるため、「思考や論理によってブリーフシステム(Belief SystemBS)を変え、不安を処理する」ことが難しくなります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 その「大脳辺縁系>前頭前野」という動物的な状態が「ファイト・オア・フライト」↓

 PM-04-07~8医療・介護現場で生じる苦しみの悪循環 ~ Fight or Flight

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 私は、とくに医療・介護の現場において、「ファイト・オア・フライト」に陥ったまま抜け出せない方々から相談を受けます。

秘密を明かすと、その時に心がけているのは、「話を聞かない」こと。

 

 「話を聞かない」は失礼だと思われるかもしれませんが、それは「同調しない」ということであり、「臨場感空間を共有しない」ということです。

 Q-265~:臨場感世界をまったく同じように感じることが可能なのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420880.html

 

 もしも同調してしまったなら、同じようなスコトーマ(Scotoma)ができてしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマが外せないと、解決できないばかりか(plan-side)、真の問題や本当の課題に気づくことさえもできません(case-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

状況が許せば気が済むまで話をしていただきますが、私自身は細かい内容はまったく気にしていません。話を伺っている間にしているのは、BSの分析であり、最も臨場感が高い可能世界の推測であり、「どうやったらその可能世界(臨場感空間)をひっくり返せるか?」という推論です。

L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 

  どうやったらその可能世界(臨場感空間)をひっくり返せるか?

 

 丁寧にいうと、「ひっくり返す」とは、大脳辺縁系優位を断ち切ることであり、人間らしい前頭前野優位の状態に戻す(&維持する)ことです。それが私の中でのヒーリング。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 今回のテーマ「守破離」でいうと、「どんな状況でも前頭前野優位を維持できる(すぐにリカバーできる)」ことが「」。

 

 そんな能力のことを、苫米地博士は「レジリエンス(resilience)」と表現されています。

 F-187~8:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -04~5;“心の災害”にはレジリエンスで! レジリエンスにはコーチングを !!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25802632.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25868437.html

 

 その本質は「いつも『リラックス』と『ゆらぎ』をキープできる」こと。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 一言でいうと「コンフォートゾーン化」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 以下、苫米地博士の著書「超一流脳のつくり方」(エイ出版社、p26)より引用します。

 

 

11/55 リラックスさせればひらめきの素 ドーパミンが分泌されやすくなる

 思考のために必要な運動ホルモンとして知られるドーパミン。前頭前野にドーパミンが流れたときに脳は興奮状態になり、アイデアがひらめきやすくなります。ドーパミンの量は多すぎても少なすぎてもだめ。ちょうどいい量が流れたとき、抽象度が上がります。ドーパミンが前頭前野に流れるのは、リラックスしているときです。つまり、リラックスしていると、ひらめきが起こりやすくなります。ドーパミンが流れていないときに、いいアイデアが生まれることはないのです。

 ニュートンはリンゴの木を見ているときに「万有引力の法則」を見つけました。アルキメデスは風呂に入っているときに「浮力の原理」を発見しました。ファインマンはカフェで食事をしているときに「量子力学の経路積分」を思いつき、ノーベル賞を受賞しています。このようにアイデアが生まれる瞬間とは、常にリラックスしているときです。誰でも経験があるのではないでしょうか。机でいくら考えてもよいアイデアが浮かんでこない。ちょっと散歩してみたり、タバコを吸ってみたりして、急にひらめくという経験があると思います。

 そんなときに重要なのが、ひらめくためには、その前提として大量の知識が必要だということです。ニュートンがリンゴの木を見て「万有引力の法則」を発見したのも、それまでにいくつもの物理法則を勉強していたからです。散歩をしているときに急にひらめくのも、それまでに多くの情報を集めて考えていたからです。

 ひらめきに必要なもの。それは、大量の情報とリラックスした状態です。リラックスして、適量のドーパミンを分泌するための方法があります。いちばん簡単な方法は、呼吸法です。息を吐き出しながら身体をゆるめるという呼吸法をマスターすることができれば、リラックスすることができます。太陽の光を浴びることでもリラックスできます。過去にうまくいったことを思い出すだけで、ドーパミンが分泌されます。これは、「アイデアがひらめく方法」「同時にいくつも思考できる方法」とも言い換えることができます。「超一流脳」を身につける前提が、リラックスすること、前頭前野に適量のドーパミンを流すことなのです。

 より高次の情報空間を認識することができるようになります。

 

POINT 超一流脳への道

 超一流脳に欠かせないドーパミン

 分泌させる方法を覚えよう

 引用終わり

 

 

 ドーパミンが前頭前野に流れるのは、リラックスしているとき

 ドーパミンの量は多すぎても少なすぎてもだめ。ちょうどいい量が流れたとき、抽象度が上がる

 

 繰り返しになりますが、私が考える「」とは、「どんな状況でも前頭前野優位を維持できる(すぐにリカバーできる)」こと。

 

 そのためには、しっかりリラックスして、適度なドーパミンを前頭前野に流すことが必要。そんな「心と脳」の状態をしっかり維持することが「守」です

 Q-192:コーチングはマインドを使える人のための… Vol.1;抽象度&ゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25534400.html

 

 「ドーパミン」については、こちらのブログ記事をご覧ください↓

 Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

F-405につづく)

 

 

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-追記-

そうなると、大脳辺縁系が活性化し、前頭前野の働きが弱まるため、思考や論理によってブリーフシステム(Belief SystemBS)を変え、不安を処理するのは難しくなります

 

 「論理」についてはこちらをどうぞ↓

 S-01~:よりよい“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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