L-211202207月シークレットレクチャー -09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36763767.html

 04;「想像力×創造力」の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36789215.html

 05;正しい「過去の記憶」の使い方

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36800425.html

 06;「ブリーフシステムは、結果として変わるもの」← why

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36826574.html

 07;コーチングのカクシン

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36836716.html

 08;狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36862880.html

 09;<ワーク1>逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール →

 

 

コンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)を疑う(過信しない)私たちが心がけるのは、狭く! 高く!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 それが「可能世界w1からw2へジャンプ」する秘訣。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

その狭く高いCZへ向かうエネルギーこそが、本物(Authentic)のエフィカシーです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 もうひとつ心がけることを挙げれば、「『CZは空である』と意識に上げ続ける」こと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

  すべて空

 

 バラバラな情報が合成され“記憶”となるのは“今、この一瞬”です。

 (詳しくはこちら↓)

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 

 ラスト3回は、「CZは空である」と意識に上げ続けながら、「(CZは)狭く! 高く!」を実践し、「可能世界w1からw2へジャンプ」する意識状態を作り上げる ためのワークを紹介します。まずはこちらから

 

<ワーク1> 逆腹式呼吸を意識に上げてコントロール → モニタリング =Rゆらぎ

基本は逆腹式呼吸です。その理由は?

 

そう、呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスのなかで最も重要であるにもかかわらず、(ある程度は)意識でコントロールできるから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

「可能世界w1からw2へのジャンプ」とは、昔ながらの表現でいうと、「内部表現の書き換え」のことです。

Q-199:状況は意味により変わる? 意味は状況の中にある?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26292382.html

 

内部表現の書き換え(w1w2)とは、負の現状を維持するように働くホメオスタシスに介入して、自分が思い通り行動できるように新たな情報を記述すること。

そのホメオスタシスへの介入に、呼吸がとても役立ちます。

(「ホメオスタシスへの介入」はこちら↓)

Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 以下、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店、p151)より引用します。

 

 

「脳の免疫力を上げる」トレーニング②

情報空間のリアリティを上げる

 

物理空間のリアリティから離れる

 1章で、「現実(リアリティ)とは脳が臨場感を持っている情報空間のことである」と説明しました。

 例えば、あなたがいま椅子に座っていて、椅子が固くてお尻が痛いということが気になっていれば、その椅子の固さという物理的現実世界がいまのあなたの現実世界です。

 一方、あなたが小説を夢中で読んでいて、椅子の固さなど忘れているときは、小説の中の世界がいまのあなたの現実世界です。人間は小説を読んで涙を流すこともありますが、それは脳が小説の情報空間に臨場感を感じ、小説の情報空間を「現実」と認識しているからです。

 情報空間のイメージに臨場感があるなら、脳はそのイメージを現実だと認識します。すなわち、臨場感を持って「健康で元気な自分」をイメージすれば、脳が「健康で元気な自分」を現実ととらえ、「健康で元気な自分」を維持するように脳の免疫力を働かせるようになります。

 

 では、どうすれば臨場感を持って「健康で元気な自分」をイメージできるのでしょうか。そのためにはまず体を徹底的にリラックスさせる必要があります。その理由は単純です。例えば肩がこっているとか、首が緊張しているなどの自覚があると、その神経の緊張に対して脳の免疫力が働き、物理空間(=肩や首の緊張)のリアリティが、これからつくろうとするイメージの情報空間のリアリティより勝ってしまうからです。

 固い椅子に座って小説を読んでいると、読書に集中できませんね。お尻が痛くなってきて、その痛みが気になって、小説の世界に入り込めません。それは、お尻が痛いという物理空間のリアリティが、小説の情報空間のリアリティより勝ってしまっているからです。

 ですから、情報空間のリアリティを高めるには、まず体を徹底的にリラックスさせる必要があります。体を徹底的にゆるめてリラックスしたときに初めて、物理空間の臨場感を離れて、情報空間の臨場感を高めることができます。そのための方法として洋の東西を問わず昔から行われてきたのが、呼吸法です。

 

逆腹式呼吸で体をゆるめる

 リラックスのために私がお勧めしているのは「逆腹式呼吸」です。女性には「腹式呼吸が苦手」という人もいますが、逆腹式呼吸は何もむずかしいことはありません。

 ゆっくり息を吐き出しながら、体から力を抜いてゆるめていきます。息を吸い込むときは何も意識せず、吐き出しながら体をゆるめる、それだけです。

 何が「逆」なのかというと、ゆっくり息を吐きながら、お腹をふくらませ、息を吸い込みながら、お腹をへこませるという点です。一般的な腹式呼吸では、吐くときにお腹がへこみ、吸うときにお腹がふくらむのですが、逆腹式呼吸はその逆。ゆっくり吐きながらお腹をふくらませ、吸いながらお腹をへこませます。

 といっても、お腹の動きについては特に意識しなくてけっこうです。また姿勢や横隔膜がどうかなども意識しなくてけっこうです。そんなことをいちいち意識していたらリラックスできませんからね。

 「ゆっくり吐きながらゆるめる」ということが大切な点です。上手に体をゆるめるには、ゆっくり息を吐きながら、頭から順に、首、肩、背中、腰、腿、膝、ふくらはぎ、足首、つま先というぐあいに、上から下へ向かって全身を徐々にゆるめていくイメージで行うとよいでしょう。

 ばい菌を吸い込んだり喉の粘膜を乾燥させたりしないように、吸うときは鼻から吸います。吐くときは口と鼻のどちらでも、あるいは両方でもかまいません。

 ちなみに、なぜリラックスのためにこの呼吸法がよいのかというと、人間は息を吸うときに自然と筋肉が弛緩し、吐くときに緊張しやすいからです。そのため、吐くときに意識して体をゆるめることによって、リラックス状態をつくることができるのです。

 この逆腹式呼吸を数分も続けると、かなりリラックスできるはずです。リラックスできているかどうかを確認するために、片方の手でもう一方の手首をつかみ、水平になるくらいまで持ち上げて、パッと離してみます。手がストンと落ちるようなら、十分にリラックスできています。もし手がストンと落ちなかったり、こわばった感じで落ちるようなら、まだ筋肉が十分にゆるんでいないということですので、もうしばらく逆腹式呼吸を続けます。

 最初のうちは十分にリラックスできるまでに時間がかかるかもしれませんが、続けていけばすぐにリラックスできるようになります。慣れると2呼吸ほどでリラックス状態に入ることができます。

 

POINT

逆腹式呼吸で健康になる

 引用終わり

 

 

 「ゆっくり吐きながらゆるめる」ということが大切な点です

 

 逆腹式呼吸は「ゆっくり吐きながらゆるめる」のが基本。

 慣れてきたら、下記チェックポイントを意識に上げながら逆腹式呼吸を続け、リラックスをさらに深めていきましょう。

 

□背筋を伸ばす。視線は中空を漂わせる(鼻先を軽く見ている状態)

□お腹をへこませつつ、鼻からゆっくり息を吸い込んでいく(胸を張って上に引っ張られる感覚)

□意識は眉間(目と目の間)に集中

□完全に息を吸いきったら、一瞬だけ息を止めて、ゆっくり鼻から息を吐き出していく

□同時に、全身の力をゆっくり抜きながら、へこませたお腹を戻していく

□首、肩、肘、手、腰、膝、つま先 …と、上から順に意識して力を抜いていく

 

…5分ほど継続したら、意識を下丹田(へそよりやや下)に集中し、徐々にあたたかくなっていくようにイメージします。「呼吸による全身のリラックス」「眉間に意識を持っていく」「腹部にあたたかみを感じる」を同時並列的に続けます

 

 

 

 リラックスしていますか?

 

重要なのは、呼吸を「意識する」のであって、「意図する」のではないということ。あくまでも「お腹をへこませるような感覚」で、自然な逆腹式呼吸をつづけてください。

  

ふだんは意識しない「呼吸をしている自分」の感覚に鋭敏になると、自然と変性意識が生成されます。それは「周囲の状態から意識が切り離されていく」という状態。

Q-361:“自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

 そして、それは「Rゆらぎ」を体現している大切な感覚です。しっかり記憶しておいてください。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

 「Rゆらぎ」の「R」とは、「Reality」のこと。

R」に意識を向けると、その瞬間に「R」ではなくなります。自分の意識という認識が介入するから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

R」→「Rゆらぎ」になると、「物理空間の臨場感を離れて、情報空間の臨場感を高める」ことがしやすくなります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 それは「より抽象度の高い次元(情報場)に臨場感を感じることができる」という状態。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 その状態が、「『CZは空である』と意識に上げ続けながら、『(CZは)狭く! 高く!』を実践し、『可能世界w1からw2へジャンプ』する意識状態」の基盤。

そして、「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の礎です。

 

L-212につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-告知1

2025年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。次回は2025年秋から配信開始する予定です。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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