L-205202207月シークレットレクチャー -03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 

20227月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の1回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 02;〇〇とは情報である

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36751237.html

 03;情報空間のエネルギーを認識し活用する

 

 

 情報空間中で最も抽象度が低く、物理法則が働くエリアが物理空間

 

 私たちは、つい、物理空間だけを認識してしまいます。そして、物理空間だけで理解し、評価し、判断してしまいがちです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 すると、自分や世界を形作っている抽象度の高い情報空間の関係性を“正しく認識する”ことができないため、シンの問題や課題を見つけることができず(case-side)、解決することもできません(plan-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 だから、まずはより抽象度の高い次元に、しっかりと気を向ける必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 コーチ兼医師としての私にとって、その「高い次元に気を向ける」ことが「診察」です。つまり


  「診」るのは物理空間の現象 =「果」
  「察」するのは高次の情報空間の関係性 =「因」

 

 前回(L-204/02)確認したとおり、「すべてが情報」です。

そして、その情報には階層性があり、双方向的に関係しあいながら、ダイナミックに“自分”や“宇宙”を生みだしています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 縁起の帰結として。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 では前回同様、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない!」(徳間書店)の「イメージが健康をつくる」(p36)より引用し(青字)、解説を加えます。Feel

 

 

イメージが健康をつくる(前回引用分のつづき)

情報空間のエネルギーが健康をつくる

 ここまでで、

 ●人間を含む生命現象は情報処理活動であり、

 ●この世界はすべて情報空間であり、

 ●情報空間の最も抽象度の低いところに物理空間がある、

 という話をしました。

 

 重要なポイントなので繰り返しますが、「すべて情報空間」であり、「情報空間の最も抽象度の低いところ」が「物理空間」です。つまり、「物理も情報である」ということ。

すべてが情報です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 それが理解できると、「心と体は密接に関わりあっている(心身相関)」という考えが内包する課題が感じられるようになります。

 Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

 

 さて、健康の話に戻りましょう。なぜ健康においてこの話が重要なのかというと、物理空間のエネルギーよりも強力な情報空間のエネルギーが健康な心身をつくるからです。

 

 

 物理空間のエネルギーよりも強力な情報空間のエネルギーが健康な心身をつくる

 

 「脳にいい食材」「体にいい食べ方」などは、すべて物理空間の話。それも大切ではありますが、より重要なのは「情報空間のエネルギー」です。

 Q-339~「あなたは食べた物でできている」という言葉は間違っている?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426446.html

 

ところが、多くの場合、そのエネルギーを活用することはできず、そもそも認識することができません。1)知識、2)重要性、3)役割(責任)のいずれかが欠けているから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「高い次元に気を向ける」ことは、自ら 2)重要性や 3)役割(責任)を生みだし、結果として 1)知識を手に入れる ことで実現できます。そのために必要なのが「ゴール」。

はじまりはいつもゴール設定です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 情報空間のエネルギーの強さを理解するために、こんなケースを想像してみましょう。

 飛行機からパラシュートなしで人が飛び降りて死んだとしたら、その人の死因は何だと思いますか?

 地面に叩きつけられたこと?

 落下速度に耐えられず呼吸困難?

 多くの人はそんな死因を想定するでしょう。

 しかし実際には、「死ぬ!」と思うその心理的ショックによる急性心筋梗塞などでショック死するのです。つまり、「死ぬ!」と思う情報空間のエネルギーが物理空間の体を殺してしまうのです。

 

 想像しただけで死んでしまう。これが情報空間のエネルギーです。

 

 考えたことで自分を殺すことができる。そこまで強力なエネルギーを、情報空間(心)から物理空間(体)に向けて発生させられるほどに、情報空間のエネルギーは強力です。

 

 反対に、死が迫るような状況でも「自分は絶対に生きる!」と確信している人は、「生きる!」という情報空間のエネルギーが物理空間の体に働きかけて、生きのびます。

 

 

 この部分を読んでいて浮かんできたのは“希望/HOPE”という言葉。私にとって“希望/HOPE”はとても重要な概念(ゲシュタルト)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 “希望/HOPE”を重要と感じるのは、私の中に強烈な情動記憶があるから。

 F-155:「怒りと絶望しかありません」という言葉に感じた希望

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23743308.html

 

“希望/HOPE”は、遥か昔からずっと(A long time ago …)、私のブリーフシステム(Belief SystemBS)のど真ん中にありました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

そのきっかけは“ある映画”との出会い↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615496.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542066.html

 

そして、苫米地博士との御縁により、“希望/HOPE”はさらに重要になりました。

コーチ、ヒーラー/医師、そしてリーダーとしての機能をしっかり発揮し続けるために、“希望/HOPE”が絶対に必要だからです。

Q-068~69:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています

Vol.5;ヒーリングとコーチングの関係

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14400982.html

Vol.6;セルフヒーリングとセルフコーチングのコツ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14524490.html

 

 

 そんなことは夢物語だと思いますか?

 しかしこれは現在の認知科学では自明のことで、「現実(リアリティ)」とは、「脳が臨場感を持っている情報空間のこと」を指します。

 たとえば映画を観て映画の世界に引き込まれているとき、脳は映画の世界(情報空間)に臨場感を持ち、映画の情報空間を「リアリティ」として認識します。

 

 スクリーンの中でトム・クルーズが銃撃に巻き込まれたとき、それをスクリーンで観ているあなたも心臓がドキドキしたことがあるでしょう。それは情報空間のリアリティに対して体が反応していたということです。そして、それはホメオスタシスが情報空間にも広がっているからです。

 それと同じように、人間の体は、「スネをぶつけてアザができた」というように物理空間での出来事に反応するだけでなく、「風邪が早く治る」と確信すればその「情報空間」のリアリティに対して体が反応し、早く治ります。先ほどの例のように「死ぬ!」と信じた場合には、脳はその情報空間をリアリティとして認識し、体の機能が止まり死んでしまいます。

 

 

 「現実(リアリティ)」とは、「脳が臨場感を持っている情報空間のこと」

 

 この科学的事実をプリンシプル化したものが「I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「I×V」が「R」、すなわち「現実(リアリティ)」であることを体感し体得するために、映画(&音楽)がとても役立ちます。

 F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html

 

 

 情報空間のエネルギーは物理空間のあなたの体を書き換えます。そして情報空間のエネルギーは四六時中、人間の体に変化を与えています。

 昨日の夫婦喧嘩を思い出して再び頭に血が上るとか、テレビの幽霊特集を観て血の気が引くとか、小説を読んで泣いたり笑ったりするのも情報空間のエネルギーに対する反応です。

 情報空間のエネルギーは、私たちが普段生きている(つもりの)物理空間のエネルギーよりも圧倒的に強力です。

 たとえば、食事とトレーニングで筋肉を鍛え上げたパワーリフティングの選手も、試合の直前にショッキングな知らせを受け取ると、力を出せなくなります。これは情報空間のエネルギーが物理空間に影響を及ぼした分かりやすい例です。

 そして、これから説明するように、情報空間の強力なエネルギーは、人を病気にしたり、健康にしたりもするのです。

 では、そのメカニズムは? 情報空間と健康がどう関係するの?

 そう思っている方もいるでしょう。

 そこで次に「コンフォートゾーン」について理解していただきます。

 

POINT

情報空間のエネルギーが健康を左右する

 引用終わり(つづきはこちらでどうぞ↓)

 Amazon.co.jp: 脳に免疫力をつければ病気にならない! eBook : 苫米地英人: Kindleストア

 

 

 情報空間のエネルギーは四六時中、人間の体に変化を与えている

 

 情報空間のエネルギー」が変化を与えるのは、もちろん、物理空間上の「」だけではありません。生命は情報であり、生命現象は情報空間中にひろがっています。そのすべてを「情報空間のエネルギー」が書き換えます。

 Q-301:身体的な苦痛や精神的な苦痛を抱えるクライアントさんで、本人が気づいていなかったり、あるいは能動的に解決することを望んでいない場合、コーチは何らかのかかわりを持つべきでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30808832.html

 

 その「情報空間のエネルギー」を、しっかり認識し、フル活用するために行うのが「診察」。その診察とは、「超瞑想」であり、「観自在」の実践である と私は思っています。

 F-318~:観自在

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427083.html

 

L-206につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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