F-37620-20-20ルール

 

 まずは医師として、「20-20-20ルール」を紹介します。それは

 

20分間継続してスマホなどのデジタル機器を見た後は、

20秒間

20フィート(約6m離れたところを眺める

 

 というもの。

 これは米国眼科学会が提唱している近視の進行抑制法です。

 

 じつは、近視は日本の方が深刻です。

 2017年に行われた東京都内の小・中学生を対象とした調査により、なんと、小学生の75%以上(低学年:70%、高学年:80%)、中学生の95%に近視があることがわかりました。

1996年の同調査(小学生低学年:20%、同高学年:30%、中学生:60%)と比較し著しく増加しており、スマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコンの普及と外遊びの減少が主因と考えられています。

 

 心配なのは子どもたちが大人になった後のこと。

近視は年齢とともに進行する傾向があり、進行するにつれ眼軸長(眼球の前後の長さ)が伸びていきます。眼軸長が伸びると、一緒に引っ張られた網膜が剥がれる網膜剥離や視神経が障害される緑内障が起こりやすくなります。ともに失明のリスクがある病気です。

とくに強い近視の場合、網膜剥離のリスクは21.5倍、緑内障のリスクは3.3倍も上昇するそう。つまり、そう遠くない将来、視力を失う日本人が続出するかもしれないのです。

 

 残念ながら一度伸びてしまった眼軸長は元に戻りません。でも、近視の進行を抑制することは可能だと考えられています。その鍵はライフスタイルにあります。コーチっぽく言い直すと「ハビット&アティテュード」です。

 L-09620217… -08BSとハビット&アティテュードと抽象度の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30652206.html

 

 近視の原因は大きく分けて2つあります。

 1つは「遺伝的要因」。両親のどちらかに近視があると、子どもが近視になる確率は2倍になるといわれています。両親とも近視の場合は5~6倍です。

 もう1つは「環境的要因」。その代表が目に近い距離での作業(近業)です。とくにスマホの場合、画面が小さいために他のデジタル機器よりも視力への悪影響が出やすいそうです。10代の男女を対象としたオランダでの研究により、20分間休憩なしでスマホを使う回数が20回を超えると近視が進みやすくなることが明らかになっています。

 

 そこで「20-20-20ルール」!

 このルールを守ると眼精疲労が軽減することがわかっており、近視の進行も抑制できると考えられています。

 

 

 とここまでが医師としての話。ここからはコーチとしてのブリーフで考察します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 先程「これは米国眼科学会が提唱している近視の進行抑制法です」と書きました。「進行抑制法」の「法」とは、もちろん「方法」の「法」。

それは物理空間に近い次元でのマネジメントのこと。ひとつの選択肢に過ぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 ところが、「20-20-20ルール」と書かれると、無意識は「法律」の「法」をイメージしてしまうでしょう。「ルール」という表現(トリガー)に反応(アンカー)して。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

もしも被支配的なブリーフがあるなら、無意識は「やらなければならないこと」「絶対に守らないといけないもの」と解釈してしまうはず。それはhave to化です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

もっと詳しくいうと、バイオパワー(生権力)下での自主規制的なhave to化。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 バイオパワーを感じ取った場合、エフィカシーが高い人ほど、無意識が反発します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 無意識の反発は、創造的回避として、物理空間にあらわれます。あれこれ理由をつけてやらないというように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html

 

 ところが、「失明するかも」などと脅されると、従わざるを得ません。命に関わる場合、恐怖を伴って臨場感が高まりやすくなるからです。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 そもそも、ルールは絶対に守るべきものではありません。それは「言語により具体化し、かつ、“自主”を取り除いた社会全体で共有する“規制”」に過ぎません。

 S-02-05:マナーとルールの定義

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18222665.html

 

「脳の呪縛を解く方法」(KADOKAWAp100)の中で、苫米地博士はこのように書かれています(詳しくはこちらでどうぞ↓)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35605504.html

 

 

脳の呪縛を解く方法

Kindle版はこちら↓

Amazon.co.jp: 脳の呪縛を解く方法 eBook : 苫米地英人:

 

 

 法律は、絶対的なものではありません。目的に照らし合わせて、変化していくものです。なぜかといえば、社会には法律よりも上位に位置づけられるものがあるからです。

 それは何かというと、私たちが社会の中で期待される何らかの言語、ということができるでしょう。法律が先に生まれて社会が後からできるわけではありませんから、法律が社会にそぐわなければ、改正したり廃止したりすればいいわけです。

 

 

 本来、人は、本質的に自由。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 ところが、バイオパワーが「不安・恐怖(Fear)」「義務感(Obligation)」「罪悪感(Guilty)」といったものと結びつきながら、人々の心を曇らせ、大切な自由を奪っていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 それが現代社会のありさま。

 

 死にたくなければ

 良識ある大人ならば

 大切な人を守るために

 

 とくにこの数年間、医療システムを悪用した自由の侵害が繰り返されました。その成功に味を占めた既得権益は、さらなる奴隷化を推し進めようとしています。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 だから、これからますますコーチングが重要になります。脱洗脳も包摂する本物のコーチング(Authentic Coaching)が。

 F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34650757.html

 

 繰り返しますが、人は誰もが本質的に自由です。

徹底的に「自らに由る」ことで、他人や社会の制約や束縛から解放され、心から望む「なりたい自分」になることができます。「やりたいこと」だけをやる生き方を貫くことができます。その最初の一歩がゴール設定です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック」(マキノ出版、p32)より引用します。

 

 

私たちは最初から自由な存在だった

 では、日本語由来の「自由」は、どのような意味でしょうか?

 釈迦は、弟子たちに「自らを由りどころとし、他のものを由りどころとせずにあれ」と教えたといいます。つまり、「思考や行動の判断基準をほかの何者でもない、自らに置きなさい」ということです。私たちはまず、この本来の意味の「自由」に立ち返る必要があります。

 徹底的に「自らに由る」ことで、他人や社会の制約や束縛から解放されて、心から望む「なりたい自分」になりましょう。ほんとうに「やりたいこと」をやりましょう。

 すると、そのうちに気づくはずです。「私たちは最初から、すべてから、自由なのだ」ということに。本来、人間は、生まれながらに自由な存在なのです。

 私たちが自由でなくなったのは、社会や国家が作られ、そこにルールが作られていったからです。もちろん、ルールが不要とは言いません。互いに尊重し合い、仲よくやっていくためのルールならいいのです。

 けれど、社会が成熟するにつれ、その中で必ず生まれてくる「権力」の維持のために、ルールが利用されるようになります。「私は支配者、おまえたちは奴隷」と言いだす人間が出てきて、ルールが支配の道具に変わったのです。「フリー」や「リバティー」はこういった前提があって作られた言葉です。

 現代社会は、表面上は奴隷制がなくなりましたが、支配のシステムがより巧妙になっただけです。支配者たちは、無限に刷ることのできる「お金」を支配の道具に使い、奴隷たちに奪い合わせることで、有限の労働力や資源を独占しています。

 そのために世界で今なお、約10億人が飢餓に苦しんでいます。人類はすでに、世界中の人が飢えずに暮らせる食糧生産技術を獲得しています。飢餓は、食糧を分け合ったら、今すぐにでも解決可能な問題です。

 人類はもはや、競争する必要などありません。しなくてもいい競争をし続けて、支配者たちをますます肥え太らせているという事実に、気づかなければなりません。

 私自身の夢は「世界から戦争と差別をなくすこと」です。

 このゴールは、すべての人が自分以外の他の人の幸せを心から願うような、今よりも抽象度の高い世界に生きるようになって、初めて、達成されます。だからこそ、皆さんの一人一人が真に自由になり、夢を叶え、幸せを実現し、そこから生まれる豊かさを分かち合う時代になることを、切に願っているのです。

 引用終わり

 

 

私自身の夢は「世界から戦争と差別をなくすこと」です。

 このゴールは、すべての人が自分以外の他の人の幸せを心から願うような、今よりも抽象度の高い世界に生きるようになって、初めて、達成されます

 

 私たちは、最初から、すべてから、自由です。

 誰もが自由意思でゴールを設定し、夢を叶え、幸せを実現することができます。

 そして、そこから生まれる豊かさを分かち合うことができます。

 

 あとは自分の秘めたる力を信じ、ゴールを設定し、その実現を確信するだけ です。

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

1996年の同調査(小学生低学年:20%、同高学年:30%、中学生:60%)と比較し著しく増加しており、スマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコンの普及と外遊びの減少が主因と考えられています

 

 「外遊び」が近視を抑制するのはなぜだと思いますか?

 

 じつは「太陽光」が関係します。1000ルクス以上の太陽光を浴びると、近視の進行を抑制する効果が期待できるそう。ちなみに、昼間の日なたは1万ルクス以上、日陰でも1000ルクス以上とされています。昼間の屋内だと300ルクスで、窓際は800ルクスくらいだそうです。

 

 では、次の質問。

なぜ太陽光は近視の進行を抑制するのでしょう?

 

 答えは「ドーパミン」です。

屋外の明るい場所にいると、網膜の中でドーパミンがつくられます。そのドーパミンが近視を抑制すると考えられています。

 Q-281~:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422146.html

 

 

-追記2

 10代の男女を対象としたオランダでの研究により、20分間休憩なしでスマホを使う回数が20回を超えると近視が進みやすくなることが明らかになっています

 

 20分間を20回以上」とは6時間以上!

この場合、眼への負担もですが、もっと抽象度を上げて人生全体への影響を考えるべき。時間という大切なリソースが奪われています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

コーチングでいうと「バランスホイールが崩れている状態」。

 Q-374~:バランスホイールは全て現状の外? クライアントが現状に満足している項目があった場合、その項目をどう扱えばいい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429253.html

 

 だからといって、「ルールを守りなさい」「スマホを使っちゃダメ」「もっとバランスよく生きなさい」などと言っちゃダメ。

「ダメ。ゼッタイ。」という言い方はダメです。絶対にw

 F-082~:ダメ。ゼッタイ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html

 

 大切なのはゴール!

 「自由意思で人生のあらゆる領域にゴールを設定し、それらのゴールすべてを達成するのにふさわしいスマホの使い方を自ら見つけていくこと」が解決法です。

 (「自由意思」の裏にあるものは? 答えはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35750566.html

 

 そのための「フレームの中断・組み換え」について書きました↓

 F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として開催します。次回は2025年2月下旬開催の予定です。約1ヶ月前にこのブログで御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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ドクター苫米地 すごい夢実現CDブック