L-175202203月シークレットレクチャー -08;続・ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 

20223月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「」です

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 *初回の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427369.html

 

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_428947.html

 

 01;「ブリーフシステムをしっかり理解する」ための自問

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34842501.html

 02;「ブレない判断基準」を生みだすもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34877369.html

 03;「新たな世界(w2)」を現実化する感覚

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 04;「ゴール(w2)」と「現状の自我(BS=p=w1)」の間に

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34928669.html

 05;「新たな世界(w2)」が包含する“光”と“影”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34943681.html

 06;「新たな世界(w2)」に潜む“闇”とその対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34980243.html

 07;ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34993755.html

 08;続・ゴールの世界(=ゴール側のCZ)に移行する秘訣

 

 

 前回(L-174/07)は「知識」について確認しました。今回は「学習」について確認しましょう。

 

ヒトの脳を作るのに使われる遺伝子情報は約1億ビットと推定されています。それに対し、実際の成人の脳形成に必要な情報量は10兆ビットなのだそう。

つまり、「ヒトの脳は環境からの情報入力により、遺伝子情報よりも10万倍も複雑な構造を形成していく」ということ。

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それを可能にしているのが学習です。「天才」は後天的に作られるのです。

 F-291:今日1日だけは… vol.4;「超人脳」獲得への2つのステップ 2)論理を超える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31405631.html

 

抽象度の低い脳科学的な視点で考察すると、学習とは「環境からの情報によって神経回路網が変化することです。このような変化は神経細胞どうしを結ぶシナプスの可塑(かそ)性によって可能となります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

可塑性とは、粘土に力を加えると、形が変わったままになるような性質のこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

環境からの情報入力によってシナプスの結びつき方や情報の伝導効率が変化し、特定の情報を処理する神経細胞網が形成されます。すると、学習が達成されたことになります。

では、ここで問題。

 

「学習」は成功から生まれるでしょうか? それとも失敗から生まれるでしょうか?

 

 

何かを思い出すとき(例えば高校時代のことや旅行のことなど)、ハプニングや辛かったこと、苦い思い出がでてきませんか?

(私の思い出は↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28053878.html

 

このことからもわかるように、人間の学習は失敗から生まれます。今でこそ成功に学ぶという方法論もありますが、実際に何かを試みる場合は失敗から学ぶことが圧倒的に多いはずです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html

 

人は失敗の積み重ねの中から成功をつかみ取っていく存在です。

 F-345:知らないと言う罪と知りすぎる罠

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34206232.html

 

抽象度の高い認知科学的視点で考えると、学習とは「失敗とそれを修正しようとする調整の繰り返しのこと。私たちが認識しているものは、じつは、失敗の総合。目の前の世界は、失敗の歴史です。

 L-066202011月シークレット… -01目の前の世界はすべて〇〇でつくられている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28908637.html

 

そういうわけで、失敗のイメージから抜け出すことは、とても大変。

しかし、今は素晴らしい方法論が確立しています。それがコーチングです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

過去の自分の判断や行動について悩んでしまう方も、まったく心配はいりません。

その認識・判断・行動が何をもとに生まれたのかチェックすることはスコトーマを外すために重要ですが、心から望むゴールがあり、それに向かっているという確信があれば、結果がどうであろうがまったく悔いる必要はないのだから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

なぜなら、その認識・判断・行動は、その時点でのゴールへ向かうベストだから。振り返って「失敗だった」と思えば、今それを修正すればよいだけのこと。

それが学習。そして、その積み重ねがゴールに向かう進化・向上となります。

 F-208:マトリックス/Matrix -03Revolutions;脳の呪縛を解き放つ>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27063566.html

 

過去の出来事の事実は変わりませんが、その意味または解釈については、今の行動とそれを生みだすゴールにより書き換えることが可能です。時間は未来から過去へと流れているからであり、その未来は“現状の外”へのゴール設定によりつくりだせるからです。

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さらに苫米地理論によって考察を深めると、学習とは「環境と情報をやり取りしながらゴールの世界を現実化しようとするホメオスタシス活動」だといえます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

心から実現したいゴールがあるから、それを実現するために必要な情報が手に入ります。「ゴールが先、認識は後」です。

Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

心から望んでいるから、自然に手に入る

 

それが学習。誰かに言われたからやるといった“勉めて強いる”的な「勉強」とは決定的に異なるのが、本来の意味での「学習」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

人間はやりたいことをしている時にIQが上がります。楽しんでいる間にますます創造的になります。それを“あたりまえの状態”とした時に、人生から失敗はなくなります。

 

すべてがゴール実現のための学びの機会になるからです。それがゲシュタルト(化)の感覚。ゴール側のコンフォートゾーン(化)の感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

以下、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社から再版、p205)より再引用します。「ゴール」と「ゲシュタルト」の関係性を理解し、「新たな世界(w2)」をソウゾウする感覚をつかんでください。Feel

 

 

現状の外のゴールは、ゲシュタルト能力によって叶う!

 そして、ここからが大切なのですが、ステップ7で私がゴールは現状の延長線上ではなく「現状の外に設定せよ」と述べたのも、実はまさにこのゲシュタルト能力を人間が備えているからです。

 「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられます。

 双方向性が働いて1個のゲシュタルトができるということは、その橋が架けられた状態がコンフォート・ゾーンになる。つまりそのゲシュタルトにホメオスタシスが働くということです。

 そうなればしめたもの、体の各部位や体全体が連動して展開することで歩行が実現するように、今の自分(部分)となりたい自分(全体)が双方向的に関わり合い一つの大きなフレームを瞬時につくり上げることができます。ゴールが見えなくても関係ありません。むしろ、ゴールが見えない方が、このプロセスの中でスコトーマがはずれ、ゴールに有用なものがどんどん現れ、ゲシュタルトがより強固になる。結果いつのまにか現状の外にある抽象度の高いゴールが叶うのです。

 これが、現状の外のゴールが叶うメカニズムです。

 私たちは本書で見てきたようにこの世に生まれ落ちたときから、さまざまな他者からの洗脳を浴び続けています。「現状の環境」と「自我」の間にゲシュタルトを築き、無意識にそこをコンフォート・ゾーンにして生きてきたといっていいでしょう。いわば、社会的洗脳状態というゲシュタルトを日々強化しながら生きているのです。

 しかし、それでは私たちが本来持つ無限のポテンシャルは発現できません。現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができるのです。

 引用終わり

 

L-176につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

つまり、「ヒトの脳は環境からの情報入力により、遺伝子情報よりも10万倍も複雑な構造を形成していく」ということ。それを可能にしているのが学習です。「天才」は後天的に作られるのです

 

苫米地博士は、「天才」を「高いレベルで抽象思考をし、ときどき内部表現宇宙から『空』へ頭を出せる人」と表現されています↓

F-335:分断緩和のための処方箋 vol.6;「内部表現から頭を突き出し」というゴール

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33671632.html

 

 *「空」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

  

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一緒に楽しみましょう!

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