F-352:“MJ” ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.5;Heal the
world
体感的には「あっという間」ですが、苫米地博士と情報的に出会ってからそろそろ15年、苫米地式認定コーチとしてはもうすぐ10年目に入ります。
F-158~:無我夢中
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html
いつの間にか、私も、まわりも、激変してしまったよう
…その変化を噛みしめながら、コーチとして「縁起宇宙(w1)の再構築」について考えてみました。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
vol.1;Off the wall
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34369807.html
vol.2;I⇆We are the world
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34422350.html
vol.3;Starting with the man in the mirror!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34474558.html
vol.4;Another “MJ”
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34521440.html
vol.5;Heal the world
以前(F-349/vol.2)、「一方でさらなるゴールを追い求めながら、常にエモーションコントロールを行いつつ、一方でしっかり直接的行動をし続ける」ことが、苫米地理論やコーチングの根底にある「中観思想」だと書きました。苫米地博士は「ゲバラ主義」とも表現されます。
F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html
さらに「一人一宇宙」を加えると…
一方で「一人一宇宙」を理解し(=「I」の集合が宇宙という感覚)さらなるゴールを追い求めながら、常にエモーションコントロールを行いつつ、一方で「すべてはつながっていてひとつ(=We are the world)」としっかり感じながら直接的行動をし続ける
その双方向性のなかでゴールに向かい「慈しむ」ことを続けると… 心の平和が実現していきます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
私は、一人ひとりの“心の平和”こそが「Heal the world」だと思っています。そう、“MJ”=マイケル・ジャクソンが優しく歌うこのイメージです↓
Michael Jackson - Heal The
World (Official Video) (youtube.com)
前回(F-351/vol.4)のanother
“MJ”とは、映画「Spider-Man:No Way Home」(2021年)に登場する“ヒロイン”のことでした(詳しくはMichelle Jones-Watson)。
「NWH」は、「Iron Man」(2008年)から始まったMCU(Marvel
Cinematic Universe)映画の27作目。
MCU映画は公開順にphase分類(ゲシュタルト化)されていて、現在はphase 5。「NWH」は1つ前のphase 4に属します。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
ちなみに、phase 1~3までは「Infinity Saga」、phase 4~6は「Multiverse Saga」と呼ばれています。さらにオタクな話をすると、「Infinity Saga」は映画23作品でひとまとまり。「Multiverse Saga」からは『Disney+』で配信されるドラマやアニメが加わっており、phase 4以降はドラマ&アニメ17作品+映画10作品で進行中。今夏(2024年)公開予定の「Deadpool & Wolverine」が11作目の映画(MCU全体では34作目)となります。
F-235:自由訳「revenge」と「avenge」
vol.2;「re」と「a」の記憶
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28474895.html
「Multiverse」とは、「宇宙」を意味する「Universe」の「Uni(単一の)」を「Multi」に置き換えた造語です。「宇宙は私たちが存在している宇宙だけではなく、別に、または無数に存在するかもしれない」という仮説に基づく世界(宇宙)観で、「多元宇宙」「平行宇宙」などとも呼ばれています。
実写版“スパイダーマン映画”を例にすると、サム・ライミ監督の3部作、マーク・ウェブ監督の2部作、そして「NWH」を含むジョン・ワッツ監督の3作(4作目制作の噂あり)はそれぞれ独立した別々の存在でしたが(Universe)、「NWH」で見事に統合されて1つの可能世界となりました(Multiverse化)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
「NWH」が素晴らしいのは、それまでの各宇宙(Universe)での主人公やヴィランの“痛み(とくにスピリチュアルペイン)”が解消されていくこと。まさに「Heal the world」です。
L-007:2020年1月シークレットテクチャー
-07;スピリチュアルペインとは?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html
いや、いや、うまくことが運ぶのは映画の中の話だから。現実はそんなに甘くない
…そんな声が聞こえる気がしますw
今、臨場感が下がっていませんか?
F-304~6:映画のおもしろさって何だろう? ~「Indy 5」の… ~ <vol.1~3;臨場感>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32129073.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32179090.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32229850.html
「映画の中だからうまくいく。現実はそんなに甘くない」は、もちろんそのとおりでしょう。でも、そのイメージに留まったままであれば、いつまで経ってもヒーリングはできません。もちろん、コーチングも。なぜ?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
…そう、この世(&あの世)の理は「I×V=R」だから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
ところで、MCU的「Multiverse」には大きなスコトーマがあります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
そのスコトーマが体感を伴って外せていること、すなわち“覚醒”が、シンのヒーリングやコーチングには欠かせません。
L-113:2021年9月シークレットレクチャー
-01;夢
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html
ここは「縁起宇宙(w1)再構築」のために、とても重要な部分。じっくり考えていただきたいので、この続きは2週間後に投稿します(F-354/vol.6)。その間、苫米地博士の著書「幻想と覚醒」(三才ブックス)を参考に、じっくりと考察してください。
以下、同書(p75)より一部引用します。Feel!
現実とは幻想の共有に過ぎない
人間は、ある情報空間の中で、情報を共有することができます。これはホメオスタシスという人間が持っている機能が関係しています。
ホメオスタシスとは、恒常性維持機能のこと。人間はストレスとなりうる外界の環境の変化に対して、常に安定した恒常的状態を保とうとする仕組みを持っています。ホメオスタシスは、生体を生きながらえさせるために、外界とフィードバックして常に自分の情報を更新します。
このホメオスタシスがある情報空間とフィードバックすると、人間はその空間に臨場感を持つことができます。臨場感とは、さもその場に身を置いているように感じることで、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚……。ある空間に対して、あたかも五感で感じているような感覚です。
1つの情報空間に、ホメオスタシスのフィードバックによって臨場感が高まると、その空間が自分にとっての現実(リアル)となります。目の前の物理的現実世界はもちろん、本の中の仮想世界や空想で生み出した世界も現実となるのです。
これが、人々の間で約束事を生み、幻想を共有させています。
仮にあなたが、「私は社長になりたい」と思っていても、所詮は約束事です。極めて狭い空間、短い期間内の約束事でしかありません。一部の人にしか通用しないことは、幻想に過ぎません。
すべては、自分の心の中の世界です。それも自分の心が認めているごく小さな約束事です。
電車の中で威張っている中年男性と若者が遭遇しても、彼らには物理的な光の反射、電車の振動くらいしか共有していません。それ以外には、何の約束事もないのです。ですから、中年男性がどれほど会社で偉くても、若者が擦り寄って挨拶することはありません。
もし、中年男性が自分に関係が深いという意味で偉いということを若者が共有していれば、若者はすぐにでも挨拶するでしょう。自分が着席していたら、慌てて立って席を譲るかもしれません。でも、実際には共有していないので、そんなことはないのです。
かつての日本には、年輩の人達がそういったことを期待していた節がありました。年功序列が当たり前だった頃は、年を取っている人は偉いということが社会全体で多少は共有されていたのでしょう。
時代をもっと遡れば、そういった儒教的思想はさらに強く共有されていました。江戸時代の身分制度を見ても明らかです。平民が問答無用で平伏していた大名行列などは、まさに権威だけで人を従わせる典型的な悪例です。
今でも儒教的思想は多少残っているところはあります。ただ、大名行列のような権威を振りかざして従わせることはありません。ですから、偉そうに振る舞う人に全く面識のない私たちが挨拶するというような愚挙は起こりません。
身なりも関係ありません。どれだけ高給ブランドのスーツを着ていようが、貴金属を身に付けてようが、「あ、そう」で終わりです。
にもかかわらず、ステータスが高い(と思い込んでいる)人達は、そのことに気付いていません。滑稽にも、皆が自分に擦り寄ってきて当たり前だと勘違いしています。ですから、電車やレストランでも偉そうな態度を通しているというわけです。
引用終わり
(F-354につづく)
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
この続きは2週間後に投稿します(F-354/vol.6)。その間、苫米地博士の著書「幻想と覚醒」(三才ブックス)を参考に、じっくりと考察してください
…次回の投稿(F-353)も「Multiverse」がテーマです。苫米地博士の最近の講義をまとめます。MCU的「Multiverse」が抱えるスコトーマを外し、“覚醒”するためのきっかけにしてください(こちらもどうぞ↓)。
L-092:2021年7月シークレット… -04;わたしたちは共同幻想の中に生きている
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30558230.html
-告知1-
2024年度のオンラインセミナーは、8月とR7.2月に開催する予定です(変更しました)。
セミナー冒頭でパーソナルコーチングの説明と募集の御案内を行います。
開催1ヶ月前に、このブログで御案内いたします。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
L-090:2021年7月シークレットレクチャー -02;臨場感世界の現実化(realized virtuality)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html
L-114:2021年9月シークレットレクチャー -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html
L-119:2021年9月シークレットレクチャー -07;人間だから持つことができる強大な生命力
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32215001.html
Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html
Q-329:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています <vol.4;自己イメージと臨場感世界は双方向性を持った縁起>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31941786.html
Kindle版はこちら↓
Amazon.co.jp:
幻想と覚醒 eBook : 苫米地英人: 本
コメント