L-156202111月医療系研修会 -11;講演後感想「コーチング理論はいつか学んでみたいです」他

 

202111月に認知症をテーマとした医療系の研修会で講演を行いました。当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御意見・御質問に回答いたします。

 

 01;認知症を引き起こし、BPSDを悪化させるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33693497.html

 02;人の特性はBSで決まる=人はさまざまな幻想に支配されている

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33708684.html

 03;「ゴール側の世界(w1)の臨場感を維持し続ける」ための鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33745283.html

 04;生体に備わっているホメオスタシスの同調性を利用する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33760483.html

 05;記憶にリアルな臨場感を持たせると、相手も同じ臨場感を感じる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33796873.html

 06;人生の様々な方向性に対してそれぞれゴールを持つ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33811307.html

 07;ゴールとは「究極的に抽象度が高まった体感」で感じるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33851880.html

 08;誰もが抱えている“根源的な痛み”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33866119.html

 09;「明日への希望」から生まれる“幸福”の好循環

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33904272.html

 10;「明日への希望」を失わないために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33919200.html

 11;講演後感想「コーチング理論はいつか学んでみたいです」他

 

 

 このシリーズは今回で最終回です。講演後にいただいた御意見を紹介し、コーチとしてコメントいたします。

 

□今後の活動のヒントを得ることができました。自分自身を振り返る機会にもなりました。コーチング理論はいつか学んでみたいです

 

A:「ヒントを得る」ことを、コーチングでは「スコトーマが外れる」と表現します。スコトーマは 1)知識があり、2)重要性が高く、3)役割(責任)を感じているときに外れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 講演を縁に実際に「ヒントを得る」ことができたのは、心の中にゴールがあるからでしょう。はっきり自覚してはいないかもしれませんけれど。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴールが重要性と役割(責任)を決めることは理解しやすいと思います。じつは、ゴール自体が知識を得ることにも大きく関係しています。

コーチングにおいて重要な概念である「ゲシュタルト(化)」において、ゴールがとても重要な役割を果たしているのです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 *「ゴールがとても重要な役割を果たしている」の詳細はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 心の中にあるゴールを、ぜひ大切にされてください。ゴールがたくさん増えるほど、世界はどんどん豊かになっていきますよ。お楽しみに。

 Q-218:わりとすぐに達成できそうなゴールを設定してもよいですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27405307.html

 

 次は「コーチング理論はいつか学んでみたい」について。

 「いつか学んでみたい」はセルフトークの第2段階です。「いつかは」という表現の根底にある無意識の判断は「今はしなくていい」。だから、行動は起こらず、「コーチング理論を学んでみたい」はいつの間にか意識から消えていきます。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。

 Q-103:あがり症は克服できますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 もしも「~したい」という思いが湧き上がってきたら、すぐにゴール設定し、しっかりスケジュール化してください。タイムリミットを決めるのです。

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 その場合、本来の目的を見失わないように注意してください。真面目な方ほど「want toがいつの間にかhave toに変わってしまう」状況に陥りがちだから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 ちなみに私は、「want to have to」を防ぐ対策として、「不安・恐怖(F)」「義務感(O)」「罪悪感(F)」に気をつけています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 大切なのはゴールです。ゴールを持ち続けること、そして更新し続けることです。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

□スタッフ間での情報共有やゴール設定の必要性、地域に出ていくことの大切さを再認識しました

 

A:「スタッフ間での情報共有やゴール設定」は、とても重要です。先ほどのスコトーマを外しやすくなるだけでなく、抽象度を上げやすくなるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

自分にとっても相手にとってもwantなことを考えると1つ抽象度が上がり、構成する人が多くなるほどさらに抽象度を上げやすくなります。

そして、抽象度が上がるほど、さらなるゴールを見つけやすくなります。現状の外が認識できるようになるからです。

Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 ところで、本編で触れた「コレクティブ・エフィカシー」には2種類あります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 1つは「高いエフィカシーを持った個人が集まることにより、お互いがお互いのゴールの存在を認め合い、お互いのエフィカシーをさらに高め合う状態」。

 もう1つは「同じゴールを共有した組織の構成員による集合的なエフィカシー」のこと。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 詳しくは苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(CYZOp122~)を御確認ください。

 

 

オーセンティック・コーチング

 

 

□様々な職種の方の講演やシンポジウムを聴き、つながりや連携の大切さを改めて知ることができました。支援をする側と支援を受ける側だけでなく、人それぞれの見方や感じ方の違いがあるため、その方の想いに耳を傾けていきたいと思います。私自身、社会人1年目であり、周りの方からも「今、あなたが感じていること」を大切にと言われることもあるため、本日の講座でまた新たな見方や考え方を知れたため、これからに活かしていきたいと思います

 

A:「つながりや連携」をいつも意識に上げてください。それを釈迦哲学で表現すると「縁起」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 縁起の視点を持ち続け、「すべてがつながっている」ことが感じられるようになると、本編で御紹介した「和顔施」や「眼施」がより強力にできるようになります。

 ぜひ「老病死(+生で四苦)」から、患者さんやその御家族を解放してあげてください。

 Q-204~:「縁起」と「因果」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html

 

 

□「スコトーマは医療の現場では『認知バイアス』として知られている」ということでしたが、とくに注意バイアスの話に思えました。

 認知症の患者さんでは、記憶障害のため財布などを見つけられない時に、「ここに置いたはず」→「娘が盗った」という被害妄想がおこりがちです。特に大切なものにバイアスがかかりやすいと思いますが、コーチング(コーチ)の視点では、「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対してどのように対応すればよいでしょうか?

 

A:皆さんはどのように対応しますか?

 

 この御質問にはしっかりと回答いたしました。こちらで御確認ください↓

 Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html

 

 

OT(←「作業療法士」のこと)が地域の中で認知症者が活動できる場を見つける方法は多岐に渡ると感じました。タケハラ先生の講演では非常に興味深く拝聴しました。痛みの中のスピリチュアルペインはなかなか視点が向きにくいところだなと感じました。常に広い視野を持ち、認知症者の心の中にある想いをくみ取り、関わる人々で共有し人生の目的・ゴールを設定していくことの大切さを学びました

 

A:「人生のゴールを設定し、そのゴールに向かってしっかり生きる」ことで、まずは御自身のスピリチュアルペインを克服してください。

 L-00720201月シークレットレクチャー -07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 スピリチュアルペイン克服の先には、シンの幸福(well-being)が待っています。心から幸せを感じながらゴールに向かって挑戦し続けていると、その幸せは自然にひろがっていきます。ホメオスタシス同調により。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 だから私は、コーチングを医療や介護の現場に届けるための活動を続けています。

 PM-04-09:ますます緊張する医療・介護現場の福音となるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166400.html

 

 現在はオンライン中心ですが、御要望に応じてしっかりと講義・講演や研修プログラムの作成を行っています。例えば↓

 L-120~202111月医療・介護研修(医療法人、鹿児島県)レポート

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_426762.html

 

気楽に御相談ください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

 以上で、講演内容のブログ記事化といただいた御意見・御質問への回答を終わります。

お声がけいただいた事務局の皆さま、そして御参加いただいた皆さま、貴重な機会をありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 講演内容をブログ用にリライトしながら、苫米地博士が「ネオテニー(幼態成熟)」について言及されているのを思い出しました。

 

 以下、苫米地博士の著書「全速脳 ~脳は鍛えると100倍加速する」(宝島社、p153)より引用します。前回(L-155/10)のつづきです。「死」だけではなく、「老病死(+生で四苦)」を、つまり人生全体をイメージしながら読み進めてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 以上に挙げた点が、人間がネオテニーの代表的存在であるといわれる理由です。進化論においては、このネオテニーが進化のプロセスで重要な役割を果たしているという有力説があります。

 その理由としては、ネオテニーは脳や身体が発達するのが遅い反面、環境の変化に適応する能力が高いという特徴を有するためです。

 環境が激変してしまった場合、先に挙げたライオンや熊など生まれてすぐに従来の環境に適応した生体器官を獲得する生き物は、生き残る確率が下がってしまいます。しかし、人間のようなネオテニーは、環境が激変したとしても一定の生存率を維持できるのではないか、と考えられているのです。

 これは、あくまでも仮説にすぎませんが、人間の進化の謎は、この幼い状態をより長く続けられることこそに隠されているのかもしれません。

 

 いつまでも若々しく活発な脳を維持することができるなら、私たちの人生の可能性は飛躍的に広がり、そこから得られる収穫もまた豊かなものになるでしょう。これは、健康な肉体と精神を維持しながら、人間として活躍していく人に共通する生き方になるでしょう。

 逆をいえば、そういった生き方ができない人びとは、残念な人生を送らざるをえないことになっていきます。楽しみや心地よさ、喜びを感じる対象、世の中にコミットしているという実感も機会も持てず、長生きは不安でしかないと感じる人生になるでしょう。

 

 つまり、寿命の「格差」が広がれば広がるほど、一人ひとりの人間の幸不幸の落差が大きくなっていくのです。

 ですから、もし、あなたが素晴らしい未来を手に入れたいのなら、脳を若返らせるしかないのです。

 脳を若々しく保ち、自らのゴールに邁進する人生を多くの人は送りたいと思っています。そのための方法は次章で詳しく述べますが、ここでは日常的にできる簡単な方法を紹介します。

 まずは、新しいことに挑戦したり、生活に変化をつけたりすること。新しいことにチャレンジすると脳の中に新しいネットワークが作られ、活性化します。

 次に心配や後悔などに多くの時間を費やさないように気をつけましょう。こういった心の習慣は脳細胞の減少を早め、老化を促進します。過去はあくまでも過去であり、現在のあなたとは何ら因果関係もないのです。たとえ昨日不幸なことがあったとしても、次の日も不幸が起きるとは限らないのです。現在はむしろ未来からやってきます。未来に対するいいイメージを持っていたら、脳は自然と若い状態でいられます。

 第2章でも述べましたが、読書も脳を活性化させます。読書で得た新しい知識の群が脳の中に新しいネットワークを張り巡らし、動きを活発化させます。また、次章で言及するIQも高まり、より抽象的思考が可能になります。

 一般的に、世の中でIQが高いとされている人びとは、ほぼ例外なくみな読書家です。その事実だけを見ても、読書はIQを高めるための最善にして最高の手段であるといえるでしょう。そして、IQの高さを保つということは、脳の若さを保つことと等価なのです。

 

 まとめ

 いつまでも若々しい脳を維持できれば人生は限りなく豊かなものになるうる

 引用終わり

 

 

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2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)(←再変更しました)。詳細はこちらで御確認ください↓

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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