F-336:次世代プロファイリング×ゴール設定 <vol.1;コーチングにプロファイリングは必要?>

 

 コーチングにおいて重要なプリンシプルのひとつが、「過去は一切関係ない!」。

 時間は未来から現在へと流れており、過去はどんどん遠ざかっていきます。

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 だから、コーチとしてクライアントさんに関わるとき、私は“未来”に集中しています。“未来”とは、もちろん、クライアントさん自身がゴール設定で生みだすものです。

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 過去は一切関係ない!

 

 

 先日(2024226日)、「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演された苫米地博士は、初対面で「直前まで男性だと思っていた」というキンタロー。さんに対して“プロファイリング”をされていました↓

 今一番「顔芸」がバズる!キンタロー。を分析! Dr.苫米地 (2024年2月26日) (youtube.com)

 

 Wikipediaによると、プロファイリング(offender profilingcriminal profiling)とは、「犯罪捜査において犯罪の性質や特徴から行動科学的に分析し、犯人の特徴を推論する」こと。「基本的な構造は、『こういう犯罪の犯人はこういう人間が多い』という統計学である」「日本語で正確に表現するのであれば『犯罪者プロファイリング』が正しい」とあります。

 

 もちろん、番組内で行われたのは、「犯罪者プロファイリング」ではなく、キンタロー。さんの「性質や特徴」の分析。苫米地博士をコーチと認識している方の中には、きっと博士が“プロファイリング”をされたことに驚いた方もいらっしゃるはず。

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 「コーチングには『過去は一切関係ない!』」から。純粋なコーチング関係ではないにしても、コーチはそもそも過去に興味を持ちません。コーチのブリーフはいつも「過去は一切関係ない!」です。

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 さらにいうと、「コーチングは『行動科学的』ではない」から。苫米地式コーチングの基礎となるのは苫米地理論です。

 

 *苫米地理論の第1世代はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 *第2世代はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 *第3世代はこちら↓

 Q-349:認知科学の次のパラダイムとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32909282.html

 

 もっというと、「コーチングは『統計学』ではない」から。一人ひとり違う“一宇宙(w0)”を“まったく新しい宇宙(w1)”に書き換えていくのがコーチングです。その新しい宇宙(w1)は、統計処理では絶対に見いだせません。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 *「一人一宇宙」はこちら↓

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 過去は一切関係ない!

 

 

 コーチは、じつは、クライアントの過去を完全にスコトーマに隠しているわけではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

  

 ゴール設定によって新しい宇宙(w1)を創造するためには、過去の記憶でつくられた現状(Status QuoSQ)という“殻(w0)”を壊さないといけないから。“殻(w0)”を壊してゴールを現状の外に設定するために、まずはその“殻(w0)”をしっかり把握する必要があります。

 Q-137:問題が生じたゴールへの向き合い方 -02

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22312817.html

 

 私たちは現状に縛られ、“殻(w0)”に閉じ込められたまま生きています。そうとは知らずに。

 そして、その呪縛は、いろいろな形で日々強化されていきます。その仕掛けの一つが教育です。

 

以下、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p66)より引用します。「自由のための教育が自由を奪っていないか?」と問いながら読み進めてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

洗脳論語

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奴隷を過去に縛り付けるための提言

 

 子曰く、故(ふる)きを温(あたた)めて新しきを知れば、以て師と為るべし、と

(為政第二の十一)

 

 誰もが知っている成句「温故知新」の出典となる文です。

 「先人の教えを学べば(研究すれば)、現代に通じる新しい発見や応用できるものがあり、人の師となることができる」というのが、広く知られている意味だと思います。

 温故知新の「温故」は、「古いことを学んで」、あるいは「古いことを研究して」と訳されることが多いですが、「学」という字はこの文のどこにも書かれていません。もし、孔子が「学ぶ」という意味を持たせたかったのなら、ストレートに「学」という文字を使っていたでしょう。これは後世の人が、勝手に「学ぶ」「研究する」と解釈しただけのことです。

 もしくは、「温故」は「故(ふる)きを温(たず)ねて」と解釈されることもあるので、「尋ねる」から「質問する」などを連想し、「学ぶ」や「研究する」に結び付けたのでしょう。

 中国では、「温」という漢字は「価値観を高める」という意味です。「アイデアを温める」と同じ。重要視する、大切にするということです。

 古いものを大切にする。そうすることで、新しいことを知ることができる。

 これが、温故知新の本来の意味だと言えるでしょう。決して、古いことを学ぶわけではありません。

 「学ぶこと」と「大切にすること」では、意味合いが大きく変わってきます。学ぶことは、古いもの、つまり歴史などを研究し、理解することに繋がりますが、大切にすることには研究も理解もありません。ただ、大切にするだけです。古いものを盲目的に大切にすれば、新しいものを知ることができると、孔子は言っているのです。

 おかしいと思いませんか。古いものを大切にしたところで、新しいものを理解することなどできるはずがありません。

 この文は、孔子が巧妙に仕組んだスコトーマ洗脳です。スコトーマとは、重要と感じているものしか見ることができないという人間の心理的盲目状態のことを言います。

 孔子は、弟子達に古いもの、つまり詩経を重要視させることで、弟子達が心の内に抱いている現体制への違和感を見ないように導いています。要するに、スコトーマを仕向けているのです。

 「何も考えずに古いものを大切にしなさい。そうすれば新しいものが見えますよ」と説くことで、実は新しいものを見えなくさせているわけです。

 日本の政治で例えると、「自民党が政権与党、社会党が野党第一党という立場で維持されていた55年体制を重要視しなさい。そうすれば、新しいものが見えますよ」と言うといいでしょう。

 この場合、新しいものとは、民主党のアラです。

 このように言われると、長期に渡って政権を担っていた自民党は古きよき党となり、民主党は未熟な党に見えてくるはずです。そして、結果的には自民党がいいという風潮になります。

 実際には、50年以上政権政党であった自民党の政権運用脳力も、政権政党になってわずか数年に過ぎない民主党の政権運用脳力も五十歩百歩です。民主党が今現在漏出させているものと同様のアラは、過去の自民党も随分と露見させていました。政治家の違法献金疑惑や消費税引き上げの問題、事故や災害に対する対応のまずさなど、いつの時代にも噴出するもので、新しいシステムだから生成されるアラではありません。

 また他の例では、「新しいことを知っていても、古いことを知らなければ話にならない」と言い放つ人が挙げられます。「偉そうなことを言っているが、日本の歴史を知らない者に言われたくない」という主張です。しかし、これは「権威側」の反芻に過ぎません。

 古いものというのは、いつの時代も権威側が優位になります。なぜなら、古いものを提供するのは、権威側だからです。権威側の歴史を知らないことは、対等とは言えないというのが、彼らの論理なのです。

 新しいものは、未来を見ることで知ることができます。過去を見ることで知るのではありません。過去を見ても、新しいことを知った気になるだけで、知ることなどできないのです。

 もちろん、過去を見ることで新しいものを知ることも中にはあります。ただし、それは新しい視点で見るべきです。「古いものは重要だ」という盲信でしかない従来の視点で見ても、何も知ることはできません。

 例えば、ある土地からレアアースが発見されたとします。これはその土地を昔から重要視していたために発見されたわけではありません。レアアースという物質についての知識を得た上で、その土地を調査したから発見されたのです。新しい視点だからこそ、これまでは何の変哲もなかった土地から新たな発見ができたのです。

 「古いものを大切にしろ」というのは、「何も考えずにただ大切にしろ」という意味です。古いものが本当に重要なものかどうかなど、関係ありません。また、新しい視点を全く必要としていません。これは、「奴隷の論理」に他ならないのではないでしょうか。

 引用終わり

 

 

 過去を見ることで新しいものを知ることも中にはあります。ただし、それは新しい視点で見るべきです。「古いものは重要だ」という盲信でしかない従来の視点で見ても、何も知ることはできません

 

 私が苫米地博士に情報的に出会ったのは2009年。

 それ以来、ずっと教えを受け続けていますが、いまだにスコトーマがガツンと外れる体験をします。それは世界が一変するような感覚です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 学び初めの頃、とくに衝撃的だったのが、この「洗脳論語」。今までの自分がいかに「奴隷の論理」に支配されていたかを思い知りました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 大切なのは「新しい視点で見る」こと。

 

 ところが、それは簡単ではありません。なぜでしょうか(case-side)?

 「新しい視点で見る」ために、どうすればいいのでしょう(plan-side)?

 

F-337につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

私たちは現状に縛られ、“殻(w0)”に閉じ込められたまま生きています。そうとは知らずに。そして、その呪縛は、いろいろな形で日々強化されています。その仕掛けの一つが教育です

 

 “教育”について考察しました↓

 PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_124525.html

 

 

-追記2

学び初めの頃、とくに衝撃的だったのが、この「洗脳論語」。今までの自分がいかに「奴隷の論理」に支配されていたかを思い知りました

 

 もう一つ挙げると、「一生幸福になる超訳 般若心経」(学研プラス)。般若心経の問題点が明らかにされ(case)、なんと添削が行われています(plan)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

「般若心経は間違っている」なんて思いもしなかった私は、読書中に猛烈な衝撃を体感しました。それはまさに「世界がひっくり返った」感じ。強烈な「Rゆらぎ」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

と同時に、「観測者(認識主体)の知識や知能が上がれば上がるほど、観測(認識)される宇宙は『たいしたことがある』ものになるという可能性」に震えました。

F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 

一生幸福になる 超訳 般若心経

 

 

-告知1

2023年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2024428日(日)の予定です(←再変更しました)。1ヶ月前に告知を行います。お楽しみに。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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