F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

 

 よく誤解されるのですが、コーチングは「悩みごとを解決する」ことではありません。

 

 「悩みごと」とは、現在のブリーフシステム(Belief SystemBS)が生みだすもの。それをただ「解決する」のは“現状の最適化”に過ぎません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 コーチングは「悩みごと」の“遥か先”を目指すもの。それは現状の外へのゴール設定からはじまります。

 L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 「絶対にムリ」で「想像すらできない」けれども「必ず実現したい」というゴールを見つけ、ゴール実現の確信度を高めていく(=エフィカシーを上げる)ことがコーチングの実際の中身。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

ゴール×エフィカシー

 

 ゴールが生みだすイメージ(I)の臨場感が高まると(V)、「絶対にムリ」「想像すらできない」が現実化していきます(R)。それが「I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 かつての現状の外が現実化すると、これまでの「悩みごと」は自然に解決していきます。私の感覚でいうと“解消”。勝手に消えてなくなる感じです。なぜでしょう?

 

 答えは「ブリーフシステム(BS)が書き換わる」から。するとRASが変化し、新たな認識が生まれ(=スコトーマが外れる)、悩みはなくなっていきます(=スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 ただし、本物のコーチング(Authentic Coaching)における「BSが変わる」は、このレベルに留まりません。BSはどのように変わると思いますか?

 (ヒントはこちら↓)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 

 大事なことなので繰り返しますが、コーチングは「悩みごとを解決する」ことではありません。

 

とはいうものの、実際は大きな悩みがきっかけとなりコーチングとめぐりあう方が多いはず。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 私の場合、「健康」「仕事」「家族」に関する相談からコーチングが始まることが多い気がします。抽象度を上げていうと、「“関係性”を変える」ため。

(その詳細はこちら↓)

 S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397885.html

 

 

 さて、本物のコーチング(Authentic Coaching)でBSがどのように変わるかイメージできたでしょうか?

(キーワードはすでに書いてありますよ)

 

 本物のコーチのもとで本物のコーチングを受けることを強くお勧めしますが、セルフコーチングに取り組むのなら、ゴールのカテゴリ(バランスホイール)中の「家族」を意識に上げることをお勧めします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 家族へのコーチングが難しい(定義上は「できない」)のは事実ですが、常に「家族」のゴールを意識に上げることで、なかなか変わらないBSを自ら書き換えることができるようになります。なぜでしょう?

 (「なかなか変わらない」理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その答えは「本物のコーチング(Authentic Coaching)でBSがどのように変わるか?」の答えと同じです。

 

以下、苫米地博士の著書「0~5歳で決まる! 脳の力を無限に引きだす幼児教育」(扶桑社、p63)より引用します。「ゴールのカテゴリ『家族』の意味」を感じながら読み進めてください。Feel

 

 

子どもを変えたければ、まずは親自身が変わらなければならない

 これらのエピソードを通じて、私が何を言いたいかといえば、「放っておいても、子どもは親の真似をする」ということです。もし子どもを本好きにしたければ、まずは自分が本好きになることです。音楽や絵画に興味を持たせたければ、自分が音楽を聴いたり、絵画を鑑賞したりすることを楽しむことです。親がピアノ好きで毎日弾いていたら、子どもは放っておいてもピアノが好きになります。

 スポーツ好きにしたければ、まずはあなたが屋外へ出て積極的にスポーツを楽しむことです。子どもが活発に動けるようになったら、一緒に遊んであげることも大切です。

 苫米地式の幼児教育メソッドの第一歩は、「子どもを変えたければ、まずは自分が変わろう」です。

 子どもがどのように育つかは、常に親がモデルになります。「子どものよきモデルになる」といっても、難しく考える必要はありません。本を読むことでも、楽器を演奏することでも、運動をすることでも、0~5歳児と一緒に楽しむレベルなら、すぐに身につけることができます。

 親が楽しんでいるのを見て、子どもも自然と興味を持つようになり、やがて熱心に取り組むようになります。熱心にやり出せば、3~4歳ぐらいにはとてつもないスピードで上達していきます。子どもの成長は驚くほど速いのです。

 そのころにはきっと親は子どもについていけなくなるでしょう。でも、それでいいのです。4~5歳以降は、親が一緒にやるのではなく、家庭の外で子どもが楽しんで上達できるような教育施設を見つけてあげて、あとのことは専門の先生に任せてしまえばいいのです。

 親の役割は、子どもが学校などに入る以前に、長い時間を親と一緒に家庭で過ごしているとき、いろいろなことに興味を持てるようにモデルとして誘導してあげることだからです。幼児教育の第一歩は、親自身が自分を変えて、子どものよきモデル、よき手本になってあげることなのです。

 ただし、親が「これをやりなさい」と子どもに押し付けてはいけません。それは親の価値観、親のエゴを子どもに押し付けることになり、子どもの可能性を制限することになります。親は子どもに対して常に「何にでもなれる」「どんなことでもできる」と語りかけて、子どもに高い自己イメージを持たせるとともに、子どもの手本・モデルとして自分を変えておかなければなりません。

 親は子どもの手本になりますが、どんな親の姿を手本とするかは、子ども自身の選択に委ねることが肝心です。そのあたりのことは。第4章で詳しく解説していきます。

 引用終わり

 

 

苫米地式の幼児教育メソッドの第一歩は、「子どもを変えたければ、まずは自分が変わろう」です

 

 そして第二歩は、(おそらく)「子どもと一緒にさらに変わっていこう」。

 

 第一歩の段階では、無意識は「子ども」と「親」を別々の存在として認識しています。その認識が「私たち(we)」という同一の存在(ゲシュタルト)に変わるのが第二歩の段階。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

そのとき、抽象度が上がっています。それがゴールのカテゴリ「家族」という感覚です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私はよく「我が子育ては我が心育て」という言葉を用いますが、「心育て」の本質は「抽象度が上がる」ことだと信じています。

 Q-174:「子どもの『~したい』という気持ちを大切にし続ける親」であり続けたいです

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24954374.html

 

 それは「自分中心を捨て去る」と同じ。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

現状の外へのゴール設定を繰り返していくことで、抽象度が上がり、ブリースシステム=セルフイメージ=自我が拡張していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 さらにいうと、「家族」を縁に起こる拡張は、とくに時間を超える際の臨場感維持に役立つでしょう。

 Q-319~:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425265.html

 

「孫子(まごこ)の代まで」という表現がありますが、「孫子」とは「子孫が続く限り」という意で、事実上「永遠」のこと。苫米地式でしっかり表現するなら「不滅」です。

 L-028~920203… -06~775歳以上では延命治療は不要? <ケースサイド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26140730.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26156803.html

 

 OKですよね?

 本物のコーチング(Authentic Coaching)における「BSが変わる」とは、「抽象度が上がる」こと。「家族」のカテゴリを意識に上げ続けることでも、コーチングを受けたときと同じように抽象度が上がり、シンの「BSが変わる」を体験できます。

 F-273:冗長性と多様性 <vol.5;抽象度×バランスホイール>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30452009.html

 

 鹿児島の偉人 西郷隆盛の言葉でいうと、「人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる」↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 西郷の「克己」は、個人レベルではなく、人類の行く末の話。大切なのは「intentionality」です。

 Q-333:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています <vol.8;抽象度を上げた“オンリーワンのプラン”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32048435.html

 

 それは「次世代につなぐ」という感覚であり、自由意思の裏にあるものであるはず。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 そう、自由!

 

 

 あらためて「家族」について考えてみて、そのような“意味”を感じました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

最後にもう一言御家族をお大事に!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_427730.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 本物のコーチのもとで本物のコーチングを受けることをお勧めしますが、セルフコーチングに取り組む場合はゴールのカテゴリ(バランスホイール)中の「家族」を意識に上げてください

 

 本物のコーチ(Authentic Coach)はこちらのサイトで探すことができます↓

 認定コーチ検索 | 苫米地コーチング (tomabechicoaching.jp)

 

 

-追記2

本物のコーチング(Authentic Coaching)における「BSが変わる」とは、「抽象度が上がる」こと。「家族」のカテゴリを意識に上げ続けることでも、コーチングを受けたときと同じように抽象度が上がり、シンの「BSが変わる」を体験できます

 

 そのために絶対に欠かせないのが「エモーションコントロール」↓

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 「エモーションコントロール」というと自身の心に意識が向きがちですが、じつは、相手の心に意識を向けながら「褒めること」と「信じること」にフォーカスするとうまくいきます(「第一歩として」ですよ)。

 

 再度、「0~5歳で決まる! 脳の力を無限に引きだす幼児教育」(扶桑社、p84)より引用します。

 

 

親がやるべきことは「褒めること」と「信じること」

 この章では「親は子どもにどのように接するべきか」について解説していきます。基本はとても簡単です。親が子どもと接するとき、やるべきことは2つだけです。

 〇子どもをとにかく信じてあげる

 〇子どもをとにかく褒めてあげる

 これだけです。親から徹底的に信頼されて育った子どもは、信頼されることがコンフォートゾーンになります。信頼されることがコンフォートゾーンになれば、成長してからも無意識に「みんなの信頼にこたえたい」と考えるようになり、いつも責任ある行動をとるようになります。

 同じように、褒められて育った子どもは、褒められることがコンフォートゾーンになります。「みんなに褒められる」という自分のコンフォートゾーンを維持するために、無意識にまわりの人が喜ぶような行動をとるようになります。

 子どもはとにかく信じて、褒めてあげること。そうすれば、おのずと前向きで、自信に満ちあふれ、自分の人生を自分の力で切り開いていけるような自由で自立した子どもに育ちます。

 逆に絶対にやってはいけないことは、

 〇禁止すること

 〇怒ること

 〇しつけをすること

 です。「それでは親がなめられてワガママな子どもになってしまう!」、そんな声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

 引用終わり(つづきは博士の著書でどうぞ↓)

 Amazon.co.jp: 0歳から5歳の幼児教育 eBook : 苫米地英人:

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は2/4(日)。詳しくはこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33220775.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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