L-138202111月小学校親子講演会(鹿児島県)-01;最高のコーディネーショントレーニング

 

202111月に鹿児島県の小学校で親子向けの講演を行いました。依頼されたテーマは「コーディネーション」。

当日お話しした内容をブログ用にまとめ、御質問・御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;最高のコーディネーショントレーニング

 

 

 講演には、小学1年から6年までの児童が30名、その保護者が26名、そして教育実習生含む教職員が15名ほど参加してくださいました。

 当初は講演だけの予定だったのですが、直前になって「教職員と保護者が話し合いを行っている間に、子どもたちに体操を教えてほしい」と依頼されました。しかも「コーディネーショントレーニングを指導してほしい」と。

推測ですが、担当の先生にフィジカル系のコーチだと思われたのでしょうw

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

一瞬とまどいましたが(=フレームの中断)、快く引き受けさせていただきました。子どもたちに“あること”を教えるいい機会だと思ったから。

F-114:情報が書き換わると現実が変わる vol.5;「幸せなら手を叩こう♪」(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

トレーニングのはじめに、私は子どもたちにこんな質問をしました。「皆さんは生まれてからず~と“ある運動”を続けています。その運動は何でしょうか?」

 

 

 ところで「コーディネーショントレーニング(coordination trainingCOT)」とは、運動能力を高めるための訓練のひとつで、「感覚の働きと筋肉運動を調和させ、状況に適した動作を行うためのトレーニング」のこと。7つのコーディネーション能力として、1)定位能力(位置関係を把握する)、2)変換能力(条件に応じて動作を切り換える)、3)識別能力(視覚と運動の同調)、4)反応能力、5)連結能力(体全体を無駄なくスムーズに動かす)、6)リズム能力、7)バランス能力 が挙げられています。これってコーチングとも通じますよねw

 

 抽象度を上げて一語で言いあらわすと、「調和」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 私は、フィジカルコーチとして「コーディネーショントレーニング」を指導する代わりに、苫米地式認定コーチとして「調和」を念頭にトレーニングや講演を行うことにしました。医師でもある私にとって、「調和」はとても重要なのです。

 Q-248:続・気楽に生きたいのですが ~「気楽に生きる」ということ~ -06(補足);調和

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28451173.html

 

 「調和」はとても重要

 

 そんな話をすると、「人づきあいが苦手です」「コミュニケーション能力に自信がありません」といった相談をされることがあります。皆さんはどうですか?

 

 双方の主張の調整を図り調和を保つことができる能力を「協調性」と呼びますが、その本質は「いかに相手の立場に立つことができるか」です。それは“共感”のことであり、決して“同調”ではありません。

 Q-298~:どれくらい相手に共感していいものでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423870.html

 

 先ほどの例のような相談をされる方は、みな真面目そう。きっと相手にムリに合わせようとしてしまうのでしょう(同調)。だからhave toに陥ってしまい、そのうちに苦しくなってしまう

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 以下、苫米地博士の著書「もうこれ以上、人間関係で悩まない極意 -今こそ、『縁起人』として生きろ-」(TAC出版、p204)より引用します。「調和」「共感」「同調」をそれぞれイメージしながら読み進めてください。Feel

 

 

「空気を読む」のは縁起的コミュニケーションなのか?

 「協調性」の話が出たところで「空気を読む」「読まない」の話もしておきましょう。

 日本人は組織の和を重視しがちな国民性を持っていますが、「場の空気」を無視する勇気を持つことも、ときには必要です。

 そもそも私は昔から「読まねばならない空気などこの世にはない」と言っています。

 日本の社会は必要以上に「空気を読むこと」を重視する傾向にあります。これは日本人にありがちな一種の「過剰反応」で誤った考えです。

 なぜなら、縁起のプリンシプルは「この世に絶対的なものはない」です。ということは、この世には「この空気が正しい、この空気は間違っている」といった正確な判断基準はありません。

 たとえば、映画の賞をとった女優がインタビューで「ファンのみなさんのおかげです」などということがあります。

 

 しかし、これは本当でしょうか。

 女優がいい演技をするのは「自分のため」であり、それが仕事だからです。

 では、なぜファンに感謝するのかというと、それが礼儀であり、また、いい人間であるというパブリックイメージを守る得な行為だからです。相手の気分をよくさせるために、戦略的に感謝の言葉を述べるわけです。

 

 もし、あなたが自分のゴールにおいて、場の空気を読んだほうが都合がいいなら、戦略的にサービストークを展開すればいい。ゴールに必要がないなら、わざわざやりたくもないのに、空気を読まなくていい。

 「自分のゴールのために相手に同調する」というのは人間関係の基本ですが、どんな場合でもやらなければいけない、ということはない、ということです。

 引用終わり

 

 

 そう、肝心なのはゴール!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールに向かうエネルギーと創造性が、結果として「調和」を実現します。だから、コーチングこそが、最高の「コーディネーショントレーニング」です。

 Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424263.html

 

L-139につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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