F-326:観自在 <応用編;か・ち・も・な・い(価値もない)>
「観自在」には2つの意味がかけられています。
1つは「自在を観る」、もう1つは「自在に観る」。前者は「自分という存在を観る」、後者は「自由自在に観る」という意味です。
よって、「観自在」は「自分という存在を自由自在に観る」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
これまで理論編(計3回)と実践編(計5回)に分けて、「観自在」を探究してきました。最後(応用編)は、これからますます重要となる「“正しい情報”の見極め方」の考察です。
F-281~:「社会が変わってしまう」 ~あるワクチンの話~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html
理論編-1;観自在菩薩行深般若波羅蜜多時
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32825990.html
理論編-2;自在を観る
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32875213.html
理論編-3;自在に観る
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32922467.html
実践編-1;モニタリング
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html
実践編-2;スマートトーク
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33017128.html
実践編-3;アファメーション
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33063756.html
実践編-4;ユーアファメーション
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33111471.html
実践編-5;“縁起力”をブーストする
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33162493.html
応用編;か・ち・も・な・い(価値もない)
観自在 =自分という存在を自由自在に観る =思いどおりの現実世界で思いどおりに生きる!
…その実現のための応用編として御紹介するのは「か・ち・も・な・い(価値もない)」。
ある医学系調査によると、「がん情報」について検索したときに出てくるウェブサイトの上位20位までのうち、信頼できるものは10%に過ぎず、危険なものや体に有害な恐れのあるものが40%もあるとのこと。
推測するに、「がん情報」を検索する状況にある人は不安や恐怖から大脳辺縁系優位に陥りやすく騙されやすいため、とくに狙われているのでしょう。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html
疑わしい情報に騙されないためには、前頭前野優位を維持しながら、より高い抽象度でスコトーマを外し続ける必要があります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
*抽象度はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
そのための実践(実戦)的な方法(チェックポイント)が、聖路加国際大学 中山和弘教授が提唱されている「か・ち・も・な・い(価値もない)」。下記の5つを意識に上げることで、ひとつ上の視点(=前頭前野優位)を保つことができます。
か:書いた人は誰? 発信しているのは誰?
ち:違う情報と比べた?
も:元ネタ(情報源)は何?
な:何のための情報か?
い:いつの情報?
コーチの視点でシンプルに解説すると、
「か:書いた人は誰? 発信しているのは誰?」 ←発信者のブリーフシステムの検証
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
「ち:違う情報と比べた?」 ←スコトーマ外し
F-311:デジタル自傷行為 <case-side -1;ブリーフシステム・RAS&スコトーマ>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32477117.html
「も:元ネタ(情報源)は何?」 ←論理的考察
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194585.html
「な:何のための情報か?」 ←発信者のゴール検証
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
「い:いつの情報?」 ←ゲシュタルト=縁起(無常)の確認
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
…という感じでしょうか。
私たちは「目の前のすべてを認識している」と思いがちです。「ネットで検索すれば、すべての情報を入手できる」と信じがち。でも、それは間違いです。なぜ?
F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html
…そう、「そもそもRASを通過したものしか認識していない」から。
そのRASは、個人レベルでは過去の記憶でつくられるブリーフシステム(Belief
System、BS)により制限されています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html
そして、社会レベルでは、認知(BS)への働きかけを通じて、今後ますますコントロールされていきます。認知戦時代の幕開けです。
Q-335~6:何かいい仕事はありませんか? <vol.2~3;認知ホメオスタシス>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32265870.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32300998.html
だからこそ「観自在」!
自分という存在をしっかり観て、その上でゴール(未来)側から自由に再構築していく生き方が、今後どんどん重要になっていきます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html
「観自在」をマスターしたら、次に取り組むのは確信度を高めること。それは「ゴール(未来)側の“自分”の臨場感を高める」ことと同義。エフィカシーです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
ゴールのポイントは1)現状の外、2)心から望む、そして3)人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)。
L-099:2021年8月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html
加えて私は、4)自分中心を捨て去る ことを重要視しています。
L-100:2021年8月… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html
自分中心を捨て去るとは、「“自分”の定義を拡張していく」ということ。それは抽象度を上げることと同じです。その抽象度が上がった“自分”に対する確信(臨場感)がコレクティブエフィカシー。
Q-310~2:私のまわりではそうでも… <vol.5~7:コレクティブエフィカシー>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html
前回お伝えしたとおり、コレクティブエフィカシーこそが、コーチングやヒーリングの源にある“縁起力”です(ハズ)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
ここまでお伝えしたことをまとめると、しっかり「モニタリング」して、「スマートトーク」「アファメーション」「ユーアファメーション」を活用しながら臨場感を上げていき、「“縁起力”をブースト」した結果として圧倒的確信を得る。
そこまでいくと、もはや言葉すらいらなくなります。それが苫米地式です。
L-082:2021年3月シークレットレクチャー
-05;「非言語」が重要なのはなぜ?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html
大事なのは圧倒的確信 = 臨場感!
コーチングもヒーリングも、最初は“自力”ではじまります。ゴール設定、モニタリング(&ラベリング)、アファメーション…等々。
L-109:2021年8月シークレットレクチャー
-11;モニタリング&ラベリング
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31421939.html
そして、抽象度を上げて“自分”を拡張していきながら、最終的には“他力”に到達します。そのときが「夢がかなうとき」です。だから…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
観自在 =自分という存在を自由自在に観る =思いどおりの現実世界で思いどおりに生きる!
最後に、苫米地博士の著書「自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 Dr.苫米地式名言活用術」(TAC出版、p15)より引用します。「観自在」と言語、自力と他力の関係を感じながらお読みください。Feel!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
世界は言葉でできている
最後に、私の好きな言葉の話をしましょうか。
新約聖書に、こういう言葉があります。
「はじめに言葉ありき、言葉は神と共にありき、言葉は神であった」
西洋世界は聖書を元に作られているといっても過言ではありません。そして、この世は言葉でできているという根拠は、西洋文化にあります。
私たちが赤信号で止まるのは、信号が赤だからではありません。道路交通法に赤は止まれと書いてあるからです。銀行の預金残高が100円より100万円のほうが嬉しいのは数学という文字を理解する能力を我々が持っているからなのです。
つまり、私たちが普段気がついていないだけで、我々のすべての行動は言葉で制約されているのです。
ということは宇宙は、「言葉」で成り立っているのです。
それが現在の世界である以上、我々のすべての幸、不幸は、言葉に縛られているということになります。
その縛る言葉を代表しているのが名言なのです。
どうせ言葉の世界に縛られているのだったら、その言葉の世界を、上手に泳げばいいのです。そのために本書では過去、上手に泳いだ人たちの魔法の言葉を使い、脳を目覚めさせようというわけです。
最後に一言断っておきます。この本は偉人の言葉で構成していますが、章ごとの最後に、私自身の言葉を一つ入れさせていただきました。それは、私が偉い、偉人と並ぶ人物だということではありません。ただ、私たちは昔の時代に生きた人よりも、今のテクノロジーを享受しているので、私たちを取り巻く知識は実際に進化しています。ですから、昔の偉人の言葉に加えて、これぞみなさんにお伝えしたい、きっとみなさんの人生を大きく変えることができるだろうと確信する自らの言葉を掲載されていただきました。
さて、みなさん、泳ぐ準備はできましたね?
それでは、私と一緒に魔法の言葉である名言を使って脳を目覚めさせ、人生に革命を起こしましょう。この本があなたの人生を大きく変える一助になれば、こんなに嬉しいことはありません。
引用終わり(続きはこちらでどうぞ↓)
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自分を大きく変える偉人たち、100の言葉 Dr.苫米地式名言活用術 TAC出版
eBook : 苫米地 英人:
本
「観自在」を実践すると、人生に革命を起こすことができる
「観自在」をひろげると、誰もが思いどおりに生きている世界を実現することができる
…そのような思いで、今年(2024年)も全力で取り組みます。
F-206~:マトリックス/Matrix
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-告知1-
今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html
次回の開催はR6.2/4(日)<←1/28から変更しました>の予定。テーマは「コーチングのコア×how?」です。明日御案内いたします。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-266:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.10(最終話);「傲慢」を克服し「心の力(The Power of Mind)」を引きだす縁起>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30054307.html
F-290:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう
vol.3;「超人脳」獲得への2つのステップ 1)論理を極める
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31350367.html
Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html
Q-304:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?
<Ops編;〇〇〇化>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30891147.html
S-01~:よりよい“議論”のために
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html
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