F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 

「観自在」には2つの意味がかけられています。

 1つは「自在観る」、もう1つは「自在観る」。前者は「自分という存在を観る」、後者は「自由自在に観る」という意味です。

 よって、「観自在」は「自分という存在を自由自在に観る」

 

今回は理論編(計3回)と実践編(計5回)に分けて、「観自在」を探究していきます。最後(応用編)は、これからますます重要となる「“正しい情報”の見極め方」の考察です。

 F-281~:「社会が変わってしまう」 ~あるワクチンの話~

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 理論編-1観自在菩薩行深般若波羅蜜多時

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 理論編-2;自在を観る

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 理論編-3;自在に観る

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 実践編-1;モニタリング

 

 

 観自在 =自分という存在を自由自在に観る =思いどおりの現実世界で思いどおりに生きる!

 

 今回から「観自在」の実践編。最初は「観」=モニタリングからはじめましょう。

 

モニタリングとは「徹底的に観察する」こと。そのとき意識に上げるべきポイントが2つあります。それが「正しく観る」と「自由自在に観る」です。

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 「正しく観る」ためには、「自我を離れる」ことが必要。それはこれまでのブリーフシステム(Belief SystemBS)を一度止めるということです。

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 抽象度を上げながら“自分”という部分関数を拡大していくと、「正しく観る」と「自由自在に観る」を同時に行うことができるようになります。

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 *抽象度はこちら↓

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ところで、「この世もあの世も不完全である」ことが不確定性原理(この世)や不完全性定理(あの世)で証明されています。つまり、「『絶対に正しい』はない」ということ。

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 ならば、「正しく観る」の「正しく」は何が決めるのでしょう?

 

 そう、答えはゴール。一人ひとりが設定するゴールが、その人の「正しい」を決めます。

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もちろん、ゴールは人生のあらゆる領域に設定するもの。だから一人の人の中にも、ゴールの数だけ「正しい」が存在することになります。

L-123202111月医療・介護研修… -04;ゴールが見つからないときは

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 たくさんの「正しい」が矛盾せずに同時に存在し続けることができるのは、抽象度を上げてすべてを包摂できるから。それが“空(くう)”に向かう「観自在=正しく観る」です。そして、ゴール実現のために抽象度を下げながら行うのが“仮(け)”の実践としての「観自在=自由自在に観る」。

 その2つが同時にできて“中観”!

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コーチングに寄せると、より高次元にある“現状の外”をしっかりみることが「正しく観る」。その上で、ゴールとしてこれまでとは違う情報因果(=現状の外)を選ぶことで世界(w1)や自分(関数p)のあり方を変えていくのが「自由自在に観る」です(ハズ)。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

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 今回のテーマは「観」=モニタリング。それは「徹底的に観察する」こと。そのときに意識に上げるポイントが「正しく観る」と「自由自在に観る」。

モニタリングを続けていると、やがて「無意識を意識化する」ことができるようになります。

 Q-198:ネガティブループにはまって止観やヒーリングにすら取り掛かれません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26282829.html

 

 それはとても重要なこと。なぜでしょう?

 

 答えは「Rがゆらぐ」から。

目の前の現状よりも現状とは異なるイメージに強い臨場感を感じている状態を「変性意識(ASCAltered State of Consciousness)」と呼びます。苫米地博士は全ての変性意識生成方法を統一的に説明されています。それが「Rゆらぎ」。

 カテゴリ(フリーテーマ):自分のリミッターをはずす!

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 通常、抽象度が上がると、臨場感は下がります。具体的な情報量が減っていくからです。文字どおり“抽象的”になっていきます。

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 ところが、「Rゆらぎ」を利用すれば「抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていく」ことが可能になります。その秘訣が「呼吸」。詳しくはこちらでどうぞ↓

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 以下、苫米地博士の著書「オーセンティック・コーチング」(CYZOp101)より引用します。呼吸を意識に上げてリラックスを深めながら読み進め、「観自在」の“意味”を感じてください。Feel

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◎無意識をコントロールする

 RASは自分のリアルタイムの重要性で意識に何を上げるのかを選択します。大切なのは、それを自分でコントロールできるものにするか、しないかなのですが、基本的に私たちは無意識の世界をコントロールできません。

 では、「無意識」は絶対にコントロールできないのか、といえばそんなこともありません。例えば、呼吸です。普段、私たちは無意識に呼吸を行っていますが、意識に上げてコントロールすることもできます。早く息をしたり、息を止めることは誰でもできます。

 歩行に関しても、普段は無意識にバランスを取っていますが、足場の悪いところを歩く時には意識してバランスを取ることができます。

 さらに言えば、心臓の鼓動も訓練次第でコントロールできます。私の友人のヨーガの行者 成瀬雅春氏は心臓の鼓動をほとんど止めることができますし、スイスなどにいる時計職人たちも同様に心臓をほぼ止めて機械式時計を組み上げています。

 つまり、無意識を意識することは可能なのです。

 とはいえ、いまからヨーガを始めてください、時計職人になりましょう、という話ではありません。もちろん、やりたいのであれば止めはしませんが、ポイントは「無意識を意識することは可能である」と知っておくことです。

 無意識はコントロールできるんだ、とわかっていれば、コントロールはだいぶ楽になります。呼吸をコントロールする訓練から始めていけば、無意識のコントロールは誰でも可能となります。

 呼吸のコントロールができるようになったら無意識と意識の境界で一部だけは意識して、一部だけは無意識にするようにしてください。要はテニスの素振り、バットの素振りと同じです。徹底的に意識的なコントロールを繰り返して無意識化することで無意識の操作を可能にしていくのです。大切なのは「無意識の存在」を意識することです。

 この辺の感覚がわかってくるとヨーガの達人のように背骨の骨の一つひとつを動かせるようにもなります。初めは当然できませんが、背骨に意識を集中して身体の曲げ伸ばしをしていくことで背骨の骨の一つひとつを動かせるようになるのです。

 そうやって身体を精密にコントロールすることによって、無意識のコントロールは可能になっていきます。

 引用終わり

 

 

「観」=モニタリングの本質は「意識と無意識のコントロール」。「観自在」とは、意識と無意識が自由自在にコントロールできることです(ハズ)

 

「意識と無意識のコントロール」のために、まず取り組むのが逆腹式呼吸。呼吸でRをゆらがせながら、ゆっくりと体に意識をもどしていきます。

そして身体のモニタリング。

その次は自分のいる時間と場所(「いま、ここ」)を確認していきます。それは「物理空間上の4次元座標の意識化」です。

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苫米地博士は「洗脳原論」(春秋社、p75)の中で、「時計を持たせて頻繁に時間を確認させ、現実の世界のなかで時間の流れに乗っている実感を湧かせることなどが重要である」と書かれています。

L-11420219… -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

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その4次元座標から、より高次の情報空間中にひろがる可能性(可能世界)に目を向けることができるようになると、今はまだスコトーマに隠れているさらなるゴールを見つけられるようになります。

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それが「観自在」であり、超情報場体得の秘訣!

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それこそがコーチングの意識状態です。

 

F-322につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催はR6.1/28(日)の予定、テーマは「コーチングのコア×how?」です。4週前に御案内いたします。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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