Q-351:「情報的身体」というのがよくわかりません? <後編;プランサイド>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

私は苫米地式認定コーチであるとともに、医師であり、苫米地式のマスターヒーラーでもあります。そのことを御存知の上で質問してくださったようです。

質問部分を抜粋すると

 

Q:「情報的身体」というのがよくわかりません?

 

 今回はいただいた御質問を2回に分けて回答していきます。前編が問題(課題)を見つけるケースサイド(case-side)、後編が問題(課題)を解決するプランサイド(plan-side)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 前・後編とも苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない」(徳間書店)から、「イメージが健康をつくる」(p36)の部分を引用します。免疫力や健康の秘訣を感じながら読み進めてください。

 F-122:免疫力をあげる!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

 

 前編;ケースサイド

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32943460.html

 後編;プランサイド

 

 

 A2:前回は苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」と第2世代「超情報場理論」を紹介しました。

 (第1世代↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

     物理空間は情報空間の一部であり、抽象度の最も低い空間

     情報(場)を書き換えると、物理(場)が書き換わる

 

 これを理論化しているのが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 「情報的身体」に対する言葉は「物理的身体」だと思いますが、じつは、「物理的身体」も情報的身体です …OKですよね?

 

 「物理と情報は別々のものではなく、同じもの」という事実の理解不足が「『情報的身体』というのがよくわかりません?」の主因 それが私の分析です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12808542.html

 

 

 とここまでがケースサイド。今回は問題(課題)解決のためのプランサイドです。

 前回同様、苫米地博士の著書「脳に免疫力をつければ病気にならない」(徳間書店)の「イメージが健康をつくる」(p41)から引用しながら、解説を加えていきます。まずはこちらから。

 

 

〇情報空間のエネルギーが健康をつくる

 ここまでで、

 ●人間を含む生命現象は情報処理活動であり、

 ●この世界はすべて情報空間であり、

 ●情報空間の最も抽象度の低いところに物理空間がある、

 という話をしました。

 引用終わり

 

 

 この3つの理解がヒーリングには欠かせません。もちろん、コーチングにおいても。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 *情報空間はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 では、引用の続きを。

 

 

 さて、健康の話に戻りましょう。なぜ健康においてこの話が重要なのかというと、物理空間のエネルギーよりも強力な情報空間のエネルギーが健康な心身をつくるからです。

 情報空間のエネルギーの強さを理解するために、こんなケースを想像してみましょう。

 飛行機からパラシュートなしで人が飛び降りて死んだとしたら、その人の死因は何だと思いますか?

 地面に叩きつけられたこと?

 落下速度に耐えられず呼吸困難?

 多くの人はそんな死因を想定するでしょう。

 しかし実際には、「死ぬ!」と思うその心理的ショックによる急性心筋梗塞などでショック死するのです。つまり、「死ぬ!」と思う情報空間のエネルギーが物理空間の体を殺してしまうのです。

 

 想像しただけで死んでしまう。これが情報空間のエネルギーです。

 

 考えたことで自分を殺すことができる。そこまで強力なエネルギーを、情報空間(心)から物理空間(体)に向けて発生させられるほどに、情報空間のエネルギーは強力です。

 

 反対に、死が迫るような状況でも「自分は絶対に生きる!」と確信している人は、「生きる!」という情報空間のエネルギーが物理空間の体に働きかけて、生きのびます。

 

 そんなことは夢物語だと思いますか?

 しかしこれは現在の認知科学では自明のことで、「現実(リアリティ)」とは、「脳が臨場感を持っている情報空間のこと」を指します。

 たとえば映画を観て映画の世界に引き込まれているとき、脳は映画の世界(情報空間)に臨場感を持ち、映画の情報空間を「リアリティ」として認識します。

 

 スクリーンの中でトム・クルーズが銃撃に巻き込まれたとき、それをスクリーンで観ているあなたも心臓がドキドキしたことがあるでしょう。それは情報空間のリアリティに対して体が反応していたということです。そして、それはホメオスタシスが情報空間にも広がっているからです。

 それと同じように、人間の体は、「スネをぶつけてアザができた」というように物理空間での出来事に反応するだけでなく、「風邪が早く治る」と確信すればその「情報空間」のリアリティに対して体が反応し、早く治ります。先ほどの例のように「死ぬ!」と信じた場合には、脳はその情報空間をリアリティとして認識し、体の機能が止まり死んでしまいます。

 引用終わり

 

 

     「現実(リアリティ)」とは、「脳が臨場感を持っている情報空間のこと」を指す

     死が迫るような状況でも「自分は絶対に生きる!」と確信している人は、「生きる!」という情報空間のエネルギーが物理空間の体に働きかけて、生きのびる

 

 …これが情報空間にまでホメオスタシスが拡張した生命現象=情報処理活動の力。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

「信じるものは救われる」という言葉があるとおり、はるか昔から人類は信じることで“奇跡”がおこることを知っていました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7554690.html

 

第二次世界大戦中にナチスにより強制収容所に送られた体験を「夜と霧」に記した精神科医 ヴィクトール・E・フランクル(Viktor Emil Frankl1905~1997年)は、強制収容所の中で人間観察と深い洞察を続けました。そして、生きることを投げ出した人と投げ出さなかった人の違いに気がつきました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

その違いとは「目的(mission)」の有無。もっと掘り下げると「希望(hope)」です。

PM-04-04収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

 コーチングのフレームでいうと、「希望 →ゴール →目的 →エネルギー&創造力」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 それが生命力であり、“奇跡”の源泉。“奇跡”はマインドでの情報処理の結果です。

 F-161:コーチの視点で考察する“青春” vol.2;フリードリヒ・ニーチェ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24140969.html

 

 諸研究により「希望や夢がある子どもとない子どもでは、その後の人生がまったく異なってしまう」ことが明らかになっています。飢餓や貧困で苦しむ地域においても、「希望や夢」の格差によって、さらに免疫力やパフォーマンスが違ってしまうそう。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5882140.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615641.html

 

通常「格差」というと経済的格差を考えますが、より重要なものは情報的な格差、すなわちマインドの使い方の差です。世界3位(近々4位に転落)の経済大国であるはずの日本の現状を鑑みると、その重要性を痛感します。

F-026:最近の研究・調査で明らかになった日本の課題とその解決法

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8430748.html

 

 ならば重要なことは

 

以下、引用の続きです。

 

 

 情報空間のエネルギーは物理空間のあなたの体を書き換えます。そして情報空間のエネルギーは四六時中、人間の体に変化を与えています。

 昨日の夫婦喧嘩を思い出して再び頭に血が上るとか、テレビの幽霊特集を観て血の気が引くとか、小説を読んで泣いたり笑ったりするのも情報空間のエネルギーに対する反応です。

 情報空間のエネルギーは、私たちが普段生きている(つもりの)物理空間のエネルギーよりも圧倒的に強力です。

 たとえば、食事とトレーニングで筋肉を鍛え上げたパワーリフティングの選手も、試合の直前にショッキングな知らせを受け取ると、力を出せなくなります。これは情報空間のエネルギーが物理空間に影響を及ぼした分かりやすい例です。

 そして、これから説明するように、情報空間の強力なエネルギーは、人を病気にしたり、健康にしたりもするのです。

 では、そのメカニズムは? 情報空間と健康がどう関係するの?

 そう思っている方もいるでしょう。

 そこで次に「コンフォートゾーン」について理解していただきます。

 

 POINT:情報空間のエネルギーが健康を左右する

 引用終わり

 

 

 ならば重要なことは、マインドをうまくコントロールできるようになって、「情報空間のエネルギー」を自由自在に使いこなすこと。それがコーチングです。

 

 コーチングとは、コーチとクライアントの一対一の関係性の中で「コーチがマインドの使い方を教える」こと。具体的な作業は「クライアントのゴール設定をサポートし、エフィカシーを高める」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールの基本条件は、1)現状の外、2)心から望むこと、3)人生のあらゆる領域に設定する(バランスホイール)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 それに加えて、私は「自分中心を捨て去る」を重視しています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 その「自分中心を捨て去る」とは、自分の定義をひろげていくこと。それは部分関数としての自我を拡張していくことであり、抽象度が上がるほど拡大する縁起のつながりを“自分”とすることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 「抽象度が上がるほど拡大する縁起のつながり」とは、ゴール側のコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのコンフォートゾーンのレベルがエフィカシーです。

 Q-310:私のまわりではそうでもvol.5:コレクティブ・エフィカシー -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 

 

     物理空間は情報空間の一部であり、抽象度の最も低い空間

     情報(場)を書き換えると、物理(場)が書き換わる

 

 このことを理論化しているのが、苫米地理論の第2世代「超情報場理論」です。「『物理的身体』も情報的身体」はクリアですね?

 (クリアじゃなければこちら↓)

 L-003~420201月シークレットレクチャー -03~4:身体と心は〇〇〇〇

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 

 「物理と情報は別々のものではなく、同じもの」という事実の理解不足が、「『情報的身体』というのがよくわかりません?」のケース。そして、私のプランはコーチングの実践です。

 

 ゴールを設定しエフィカシーを上げることで“自分”が拡張していく感覚がつかめると、「情報的身体」がますますクリアに感じられるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 その「情報的身体」とは、新たな可能世界w1であり、ゴールの世界のこと。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

一言でいうなら「空(くう)」!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

 以上、私の回答です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

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