F-3163つのF ~「うまくいかない」と思った時のcheck point~

 

 医師として、ヒーラーとして、そしてコーチとして、様々な人生(=一人一宇宙)と関わっています。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 ダイナミックな縁起のつながりの中で、必ず浮かび上がってくるのが不安。誰もが心のどこかに不安を抱えています。そうですよね?

 PM-06-03:抗不安薬を常用する医師の叫びで気づいた「FOG

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13523715.html

 

 不安が解消されると、スコトーマが外れ、今度は不満があふれだします。まるで火山の噴火のように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その不満をうまくコントロールできないと、またまた不安に逆戻り。

 (その理由はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 そのような不安⇆不満のループに囚われ苦しんでいる人は、決して少なくないはず。

その本質的な原因(case)はどこにあるのでしょう? 解決(plan)は?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 私の答えは「ゴール」。

無限ループの原因は「ゴールがない」こと。だから、解決は「ゴールの設定」です。

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 *詳しくはこちらでどうぞ↓

 F-217:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416096.html

 

 

 コーチとして考えると、「不満があふれだす」ことはとてもいいことです。

 なぜなら、不満は現状というコンフォートゾーン(CZComfort Zone)に対する違和感だから。認知的不協和です。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

 現状というCZは、情報空間にひろがるホメオスタシスにより強力に維持されています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 *情報空間はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 そんな現状を打ち破る最初のきっかけが不満。ただし、ここで重要な注意点があります。それは「不満を解消しようとするのではなく、ゴールを設定する」こと。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 「不満の解消」は現状の最適化になってしまいがち。わかりやすく言い換えると「理想的な現状の実現」です。最適化では抽象度はあまり変わりません(むしろ下がります)。

 一方、「ゴールの設定」は現状の外側の探究であり、より高次の抽象度次元への志向です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 新たなゴールを現状の外に設定すると、思考(セルフイメージ)が変わり、言葉(セルフトーク)が変わり、判断が変わり(アティテュード)、習慣(ハビット)が変わっていきます。

 F-032:ある医師の勇気に触れて学んだこと ~〇〇〇→思考→言葉→習慣→性格→…~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9366814.html

 

それはゴール側の可能世界w1にふさわしいブリーフシステム(関数p)に再定義されるということ。一言でいうと「生まれかわり」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 *「可能世界w1」「関数p」はこちら↓

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 ゴールを達成すると、不満は解消されます。それは「現状の外が新たな現状になった」ということ。「かつての夢が現実化した」ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 傍から見ると素晴らしいことですが、じつは「かつての夢が現実化」は超危険!

 今まで以上に強力な「現状維持の壁」ができるからです。

 PM-06-06:仮説01)変わらないCZが生みだす「現状維持の壁」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 壁を超える新たなゴール設定はなかなかできないもの。すると、その新たな現状の中で不満が生まれてしまいます。かつての夢の世界にいるにもかかわらず。

 その理由(「〇〇〇〇性」)はこちら↓

 F-255:イノベーションがうまれるとき <中編;リーダーの資質>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29466625.html

 

生まれた不満は容易に他(外)に向かいはじめます。「〇〇が思ったとおりにしてくれない」「△△が気にいらない」「~は納得できない」等々。

 S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 そんな自分に気付いたら、自身の中に「自分は絶対に悪くない」という思いがないか確認してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 もしも内省がうまくできなければ、不満と傲慢のはざまで苦しみ続けることになるでしょう。原因は他(外)ではなく、自(内)にあるのだから。

 F-257~:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421948.html

 

 

 反対に、しっかり内省し新たなゴールを現状の外に設定できたなら、きっと不安になるでしょう。かつての夢を遥かに超える新たな夢に向かうのだから。

 でも、全然嫌な感じはしないはず。なぜなら、その不安は恐怖に紐付くものではなく、希望に裏打ちされたものだから。

 PM-04-04:収容所生活中にフランクルが発見した「健康」の源泉とコーチングの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8045695.html

 

そう、希望(Hope)!

 PM-05-32~3:子どもたちへの最大のプレゼント

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11301259.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386276.html

 

 

ヒーリングやコーチング中はもちろん、相談や質問を受けたときから何気ない会話を楽しんでいるときまで、私はいつも「3つのF」に気を向けています。それは

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

不安(with Fear

不満

不安(with Hope

 

 今回は、私が無意識下で行っている活動を、あえて意識に上げて言語化してみました。

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 参考にどうぞ。もちろん気楽にw

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 よく誤解されるのですが、情動はとても大切!

 論理的な思考を超えて現状の外を開拓し続けるためには(=超論理)、豊かな「情動力」が必要です。

 S-01~:よりより“議論”のために

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_254557.html

 

以下、苫米地博士の著書「人間は『心が折れる』からこそ価値がある 人工知能時代に成功する人の考え方」(PHP研究所、p185)より引用します。情動力を引きだす秘訣を感じてください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

高付加価値人間になるために、今こそ「情動力」を高めよ

 これからの時代を生き抜くには、付加価値の高い仕事ができるかどうかがポイントです。そして、付加価値を生み出すには「今までにないもの」を考えることです。

 脳の働きでいうと、付加価値を生み出すのは前頭前野です。前頭前野が活性化しているときには創造力が高まりアイデアが生まれます。

 このとき前頭前野は単独で働いているわけではありません。その背後には必ず「情動」の満足が伴っています。「楽しい」「嬉しい」などの情動が伴っていないと、創造力は高まりません。つまり、付加価値のあるものを創造するには、「情動を満足させること」がカギになるということです。

 GDPは付加価値の金銭的な指標ですが、人間にとっての付加価値とは「どれだけ嬉しいか」で決まります。「嬉しい」という情動を伴うことが、人間にとっては一番価値の高いことなのです。

 どんなに高級な車に乗ろうが、どんなに高級な食事をしようが、最終的に「嬉しい」と感じなければ、そこには価値はありません。

 私は、ある高級スポーツカーを買って不満に思ったことがありました。乗ってみてわかったのは、思ったほど走らないということでした。アクセルを踏み込むとエンジンが7000回転まで上がってものすごい音がします。それなのに期待したほど走らないのです。私の愛車 NISSAN GTRは、アクセルを踏み込めばものすごい勢いで前に進んでいきます。それと比べて、人気のある高級外車ではありましたが、私にとってはまったく嬉しくないものでした。これは私には何の付加価値ももたらさない車だったのですぐに売りました。

 これは極端な例かもしれませんが、しかし、「嬉しい」という情動処理まで達しないことは、人間にとって価値のないどうでもいいことなのです。

 そのカラクリを知れば収入を高める方法は簡単にわかります。他人が「嬉しい」と思ってくれることを考えればいいのです。「嬉しい」と感じることは、その人にとって付加価値の高いことです。資本主義社会では、付加価値が高いことは最終的にはお金に変換されて戻ってきます。

 「お金を稼ごう」などと考えるのはやめて、「他の人に嬉しいと思ってもらえることをしよう」と考えるのが一番です。「嬉しい」と思ってもらえれば、自動的に収入につながります。

 アップル・ウォッチは相手にハートマークを送ることができて、ハートマークを送ってみたら相手は喜んでくれました-そういった些細なことでもいいのです。お客さんや取引先にメールを出すときも、「嬉しい」と思ってもらえるメールを出しておけば、いずれ何かが戻ってくる可能性があります。

 相手が喜んでくれそうなことを考えるには、自分の脳を「嬉しい状態」「楽しい状態」にしておく必要があります。こちらの気持ちが沈んでいたら、相手に嬉しい気持ちになってもらうことはできません。

 嫌々やっても新しいものを生み出すことはできませんが、嬉しいことをやっているときには、何か新しい発想が浮かんできて新しいものを生み出せます。

 グーグルをつくったラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンは、お金持ちになることを目指してあのシステムを作ったのでしょうか。

 おそらく違うと思います。二人は自分たちが楽しいからやっただけであって、それ以外には特に目的はなかっただろうと思います。「検索の窓か。リンクされている数によって結果を並べ替えてみたらどうだろう。これは、おもしろいぞ。これは便利だ」とそんな感覚だったのではないでしょうか。

 それが、たまたま世の中の人にとって非常に便利なものだったのです。世の中の人がグーグルの検索システムを使って、「いやあ便利になった」「おもしろいね、これ」と付加価値を感じてくれたことで、その結果として彼らに莫大なお金が集まりました。

 仕事で高付加価値を生み出すことができるのは、自分の感情に正直で自分の感性を大切にする「心ある」人間だけです。

 人工知能時代を生き抜くには、感情を押し殺そうとせずに感情を大切にすること。まずは、自分が嬉しいと思うこと探してそれをやってみることです。そして、誰かに嬉しいと思ってもらえることを考えてみましょう。

 2045年という近未来に向けて、もっと高めておくべき「脳力」とは、実はそのような「情動」の力なのです。これからの時代は「情動力を高める」ことこそが、もっとも有効な「脳力の高め方」だということを、ぜひ理解してください。

 そのことがわかれば、あなたを取り巻く状況は大きく変わってくるはずです。

 引用終わり

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

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 次回の開催は11/26(日)の予定です。10月下旬に御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30808832.html

 

 

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