L-124202111月医療・介護研修(医療法人、鹿児島県)レポート -05;働く仲間とゴールを共有するワーク

 

 202111月、鹿児島県の医療法人で認知科学やコーチング理論を用いた研修を行いました。テーマは「心豊かに働き、心豊かに生きるために」。

 当日の講演内容をブログ用に再構成し、いただいた御質問や御意見に回答いたします。

 (関係者の皆さま方、大変長らくお待たせいたしました)

 

 01;イントロダクション

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32612689.html

 02;「心豊か」はゴール次第

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32648883.html

 03;ゴールがスピリチュアルペインを解決する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32663640.html

 04;ゴールが見つからないときは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32698474.html

 05;働く仲間とゴールを共有するワーク

 

 

 心豊かに働き、心豊かに生きる

 

 私にとっての「心豊か」とは、幸福(well-being)のこと。

 私は平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。その秘訣についてお伝えします。

 F-176:“幸福(well-being)”とは?… -1;ゴールが幸福を定義する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25101418.html

 

 前回は「なかなかゴールが見つからない」というときに意識に上げることについてお伝えしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 それはバランスホイール。

 Q-255バランスホイールは全て現状の外にゴールを設定する方がよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28656381.html

 

 人生のあらゆる領域(カテゴリ)を“同時に見る“感覚を維持していると、人生全体をひとつととらえることができるようになります。

 それは各領域(カテゴリ)のゲシュタルト(=部分)が統合され、人生という大きなゲシュタルト(=全体)が構築されたということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その時、“人生”に対する理解が深まります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 抽象度が上がるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 すると、ますますスコトーマが外れ、縁ある人々の“人生”も見えるようになっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 縁起空間中の様々な“人生”を“同時に見る“感覚を維持していると、それらを“ひとつ”ととらえることができるようになります。それが「antiwith」という感覚。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 その感覚(with)のまま様々な“人生”をすべて包摂するゴールを設定すると、もっと心豊かに働き、さらに心豊かに生きることができます。

 私の好きな表現でいうと“無敵”。

 PM-01-18~20:“無敵”の意味-1~3

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

以下、苫米地博士の著書「ため息をやめれば年収1億円への道が開ける」(宝島社、p187)より引用します。“無敵”をイメージしながらお読みください。Feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

ドリームサポーターはゴールを共有する人

 1億円を稼ごうとしたら、1人ですべてを行うことは難しいため、チームで動く場合が多くなります。そのとき、全員が“1億円稼ぐ”というエフィカシーを持っていること。これが「コレクティブ・エフィカシー(集合的エフィカシー)」です。チームのパフォーマンスを上げる最大の要因は、コレクティブ・エフィカシーを作れるかどうか、チームの全員が「自分はすごい」と思っているかどうかにかかっています。

 ハーバード・ビジネス・スクールと米TPIの合同統計によると、コレクティブ・エフィカシーがある会社とない会社の10年間の追跡調査を行ったところ、売り上げの差は2~3倍程度でしたが、利益率では750倍の違いが生まれたという結果があります。

 コレクティブ・エフィカシーを生み出すのは、“ゴールの共有”と“結果としてのラポール(心理的連帯感)”です。リーダーと集団がゴールを共有すると、高いコンフォート・ゾーンも共有され、ラポールが生まれます。まずはリーダーが“レベルの高いゴールを設定”し、“チームのみんながそれを達成できると思う”ことが重要なのです。

 コレクティブ・エフィカシーが高まると、仲間の連帯感は自動的に生まれます。人は、コンフォート・ゾーンで臨場感空間を共有すると、仲間意識が芽生え、仲良くなるようにできているのです。

 臨場感を共有している人たちの中で、その場の臨場感を支配する者だけが持つ特別な位置を「ハイパー・ラポール」と言います。ゴールが共有され、コンフォート・ゾーンが共有されるほど臨場感が強ければ、そのリーダーはハイパー・ラポールを持つことになります。

 まずは、自分のチームに対してハイパー・ラポールを作りましょう。そうすれば、より強いチームになります。そして、それができたならば、次は消費者に対してハイパー・ラポールを作るのです。消費者と臨場感を共有するということは、自分たちの生み出した商品(=付加価値)に対して、消費者が自分たちと同じように愛着を持ってくれることを意味します。もちろん、この臨場感の共有がなければ、商品は売れません。

 このように、チームのハイパー・ラポールを作り、消費者に対してもハイパー・ラポールを築ければ、周囲はすべて「ドリームサポーター」となり、足を引っ張るドリームキラーはいなくなります。一度、この状況を作り、ドリームサポーターを集めることができれば、1億円はすぐ手の届くところにあるのです。

 

 リーダーと集団がゴールを共有すると、高いコンフォート・ゾーンも共有される

 引用終わり

 

 

 コレクティブ・エフィカシーを生み出すのは、“ゴールの共有”と“結果としてのラポール(心理的連帯感)”

 PM-02-02:エフィカシー

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ゴールがエネルギーと創造性を生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 

 さらには、ゴールがあり続けるから、ゴール達成に必要な縁(T)がつながり(=スコトーマが外れる)、不要なこと(Nil)や雑念(D)が気にならなくなります(=スコトーマに隠れる)。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 共有するゴールの実現を確信する人数が増えるほど、その効果は増大していきます。それがコレクティブ・エフィカシーです。

 Q-310~2:私のまわりではそうでもvol.5~7:コレクティブ・エフィカシー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31049084.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31078775.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31102405.html

 

 つまり、「共有するゴールのイメージ(I)×コレクティブ・エフィカシー(V)×共有する人数(一宇宙/Universe)=R」という“夢をかなえる方程式”の強化版が、「antiwithwell」の秘訣!

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 

 それでは今講義のメインワークを行いましょう。

 

<ワーク> 働く仲間とゴールを共有する

 

     まずは自分の職業のゴールをイメージしてください

(イメージできない方はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32698474.html

 

     そのゴールを職場のゴールと重ねましょう

*職場のゴールが不明瞭な場合は理念等から想像してください

*多くは理想的な現状です。「今は絶対ムリだけど、達成できたら最高!」といったものを気楽にイメージしてください

*職業のゴールとは「役に立つ」「機能を発揮する」こと。「収入を増やす」といったファイナンスのゴールとは明確に切り分けてください↓

Q-278:親として何を助言していけば良いのか知りたいと思いました

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29631346.html

 

     自身のゴールと職場のゴールを重ねた意識状態で、仲間のゴールをイメージしながら共有してください

*最初は共通事項(最小公倍数のイメージ、LUB)を探す感じで取り組んでください

例:栄養士「おいしく食べて回復」

  介護士「誤嚥なく安全に食べて回復」

  リハ担当「しっかり訓練し回復」

  →LUB「おいしい食事がしっかり身につきどんどん元気になっている」

*「ゴールは人に話さない」が原則ですが、あえて言語化して共有するのもあり

例:患者さん&御家族の“夢実現プロジェクト”↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15237057.html

 

 

 「心豊かな未来」を、ともに生みだし、ともに楽しむためのワークです。気楽にどうぞw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

L-125につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

このように、チームのハイパー・ラポールを作り、消費者に対してもハイパー・ラポールを築ければ、周囲はすべて「ドリームサポーター」となり、足を引っ張るドリームキラーはいなくなります

 

 ドリームサポーターで終わらないのが苫米地式。

 苫米地博士は、じつは、「ドリームサポーターにもなってはいけない」とおっしゃっています。博士に学ぶ私たちが目指すのは「ドリーム〇〇〇〇」!

 こちらでどうぞ↓

 Q-229:低年齢の子どもも「want toで生きる」後編;しつけと教育の違い

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27824108.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 次回の開催は11/26(日)の予定です。10月下旬に御案内いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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