L-11920219月シークレットレクチャー -07;人間だから持つことができる強大な生命力

 

20219月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。

*初回の講義はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424749.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「ゲバラ主義」。ゲバラ主義=コーチの心得をイメージしながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;夢

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html

 02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32099568.html

 03;夢を現実化する方法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32114512.html

 04;論理という“劇薬”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32149982.html

 05;“劇薬”を使いこなすために心がけるべきこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32164366.html

 06;リソースを“調整する”という感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32199163.html

 07;人間だから持つことができる強大な生命力

 

 

低次の抽象度次元に向かっているとき(=仮観)、私は「“調整する”という感覚」を意識に上げています。例えば、ゴールどうしがリソースを取り合うのを“調整する”という感覚(バランスホイール)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 *バランスホイールはこちら↓

 L-02520203… -03;職業と趣味の違いは「貢献」の範囲

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26037409.html

 

 「ゴールどうしがリソースを取り合う」のリソースの代表が、「時間」と「健康」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 つまり、確実に死に近づいていくという制約(物理法則)の中で“健康”であり続けるためには、「時間とは?」「健康とは?」といった考察(空観)と調整を伴う実際の行動(仮観)が欠かせないということ

 

 それが中観であり、今回の隠れテーマである「ゲバラ主義」です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 

 ここまで3回の講義を通して、「コーチング×医療×脱洗脳」を考察しました。キーワードは「I×V=R」。

 

 情報の枠組(フレーム)を使って考えると、「I×V=R」は2つの要素に分けることができます。「情報の認識」と「情報の運用」です。

 L-10320218… -05;知らないことを見える化する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html

 

 情報の認識;何が重要かを識別したり、新たな情報や問題を発見したりする = I×V

 情報の運用;情報に基づいて現状を最適化して、問題を解決する = R(化)

 

 これまで確認したとおり、フレームをいかに抽象度の高いフレームへと再構築できるかが鍵です(空観)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 そして、その高次のフレームを、物理空間でしっかり現実化する(仮観)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「空」と「仮」を同時に実践する「中観」、すなわち“コーチの心得”といえる「ゲバラ主義」が、脱洗脳 → 健康を実現する

 

 それが認知科学者 苫米地英人博士に学んでいる私の確信です。

 

 ゴールは人生のあらゆる領域に設定するものであり、ゴールの数だけ「I」があります(バランスホイール)。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

それら複数の「I」に対して臨場感を高めることができると(I×V)、同時に複数の世界(可能世界、w1)を生きている“感覚”になります。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 その“感覚”が「concentration」。

 Q-202:視点のきりかえとは、「1)現状の外からの視点」「2)現状の認識」「3)最悪の状態の想定」を切り替えて考えるということでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26408247.html

 

それは深い変性意識化で可能となる「超論理」の意識状態。脳機能でいえば前頭前野内側部の発火であり、苫米地理論でいえば右脳言語野が覚醒した状態です。

 PM-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 深い変性意識状態のときに「病」という現状の自我から「健康」というゴール(の世界)に移行することができると、心身は“健康”に全力で向かっていきます。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 ホメオスタシスが働くから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 それが生命力。情報空間までホメオスタシスが拡張した人間だから持つことができる強大な生命力です。

 F-184:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -01;抽象度&超情報場理論

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25618957.html

 

 以下、苫米地博士の著書「思考停止という病」(KADOKAWAp79)から引用します。自身に宿る“生命力”を感じながらお読みください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 

 問題意識が思考を動かす

 チャイティンは生命現象をランダムウォークとヒルクライミングと言いました。

 私の言葉で言えば、ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けることです。

 ランダムにせよ、意思の力にせよ、現状から抜け出すことが、大切になります。それが思考停止しない生き方です。

 そうやって自分の頭で考えるためには、まず変化していくこと。つまり、現状の外に出ていくためには、スコトーマを外す必要があります。

 今現在のスコトーマが維持されるということは、現状維持で、他の選択肢が見えないことを意味します。

 

 スコトーマを外す方法は、様々ありますが、ひとつは「スコトーマがあることを認識すること」です。

 もう少し簡単に言えば、問題意識を持つということです。

 そもそも、なぜ人は思考をやめるかというと、「問題がない」と思うからです。

 

 「いまのままでいい」

 「私は間違っていない」

 

 いまのままで問題がないということは現状維持でいいわけです。現状維持でいいなら、何も考えることがありません。

 考えるということは、何かを解決したり、新たに意思決定をしたりする必要があるわけです。現状がまずい状況だったり、問題があったりするから、人は考えるわけです。

 ひとつ例を挙げましょう。

 以前、元日産のエンジニアでカルロス・ゴーン氏から「ミスターGTR」と呼ばれていたGTR開発者であり、友人でもある水野和敏氏から聞いた話です。スポーツカー開発の「ノーマル」に車重は軽ければ軽い方が良いというのがあります。彼は「それはどこかおかしい」という視点でGTRを開発しました。

 

 問題があると思うか思わないかは、スコトーマの原理。

 スコトーマの大前提は、知識があるかないかどうかです。スコトーマが生まれる最大の理由は、無知によるものです。

 つまり、知識がないからスコトーマがあるのです。

 知識がなければ、そのことに疑いを持ちません。

 引用終わり

 

 

 ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら、新しいゲシュタルトをつくり続けること

 

 …これが苫米地博士の生命現象の定義。

ゴールは1)心から望むことであり、2)自分中心を捨てながら、3)“現状の外”に設定するものです。とてつもないイメージ(I)を実現したいと願い、「必ずやり遂げる」と確信するとき(V)、シンのエネルギーと創造性が発揮されます。リミッターが外れて。

F-284~:気楽 ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

そのときは「病気になっている場合ではない」「落ち込んでいる(へばっている)場合ではない」という心境になっているはず。それが「病からの脱洗脳」。

 そして、ゴールに向かって無我夢中で生きる間に、心身とも“健康”になっているはずです。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 だから私は、医師として、老病死に苦しむ人(&家族)にコーチングを届ける活動を続けています。

 Q-259~:コーチングは弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまないのだろうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419730.html

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ      

苫米地式認定マスターヒーラー      

 CoacH T(タケハラクニオ)     

 

 

-追記-

 そして、ゴールに向かって無我夢中で生きる間に、心身とも“健康”になっているはずです。

 だから私は、医師として、老病死に苦しむ人(&家族)にコーチングを届ける活動を続けています

 

 「コーチングにさえ取り組めば医療は必要ない」と言いたいのではありません。むしろ逆。物理空間に写像としてあらわれた病に対しては、物理空間における適切な医療が絶対に必要です。

 Q-177~:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408953.html

 

私が目指しているのは、「治療」という概念(ゲシュタルト)に、「患者さん(&家族)の意識を高次元に導く」ことが包摂されている世界(未来)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)。詳しくはこちらでどうぞ↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32135874.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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