L-11420219月シークレットレクチャー -02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 

20219月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。

*初回の講義はこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 *2回目の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424749.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「ゲバラ主義」。

F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

そのゲバラ主義をイメージしながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;夢

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32063846.html

 02;夢=w1=高次の抽象度空間にひろがる縁起

 

 

 前回は「抽象度」と「臨場感」の関係について確認しました。「抽象度が上がると、臨場感が下がる」は臨場感に関する誤解です。私たちは抽象度が高い世界にも強い臨場感を感じることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度を上げる際に同時に臨場感を上げていくためには、Rをゆるがせなければなりません。そのために、呼吸を使って、リラックスとゆらぎの2つを得ていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 なぜ呼吸なのかというと、呼吸は人間の生命維持に必要なホメオスタシスの中で最も重要であるにもかかわらず、意識でコントロールできるから。とくに訓練をしなくても、誰もが簡単に、呼吸を少しの間止めたり、速さを変えたりできます。

だからこそ、意識をホメオスタシスに介入させる窓口は呼吸なのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 「Rゆらぎ」の「R」はReality(現実世界)の「R」。そのRに意識を向けると、その瞬間にRではなくなります。現実世界をありのままに感じているところに意識を向けると、自分の意識という認識が介入するからです。

 

夢をかなえる方程式「I×V=R」を用いて表現すると I×VR

 

「意識を向ける」を別の言葉で表現すると「モニタリング」です。モニタリングの瞬間、「R」は「Rゆらぎ」に、すなわち物理空間から情報空間に移行していきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 まずは身体のモニタリングから。その次は自分のいる時間と場所(「いま、ここ」)を確認していきます。物理空間上の4次元座標の意識化です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

  

 その4次元座標から、より高次の情報空間中にひろがる可能性(可能世界)に目を向けることができるようになると、今はまだスコトーマに隠れているさらなるゴールを見つけられるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 その時は逆腹式呼吸を(意識に上げながら)続けてください。

逆腹式呼吸を重ねながらリラックスとゆらぎを深めると、思考がさらに自由にできるようになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

「思考が自由にできる」を言い換えると、「『他人の視点』『社会の価値観』『仮想の自分』といった様々な束縛(制約)から解き放たれる」。

F-241:トレーニングは「昨日の自分を超えていく自己確認」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28695996.html

 

これまでの記憶が生みだしている「自分」という殻(コンフォートゾーン)を打ち破り、新たな“自分”へと生まれ変わるのがコーチングです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

その「新たな“自分”」とは、より高次の抽象度空間にひろがる縁起のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

その「より高次の抽象度空間にひろがる縁起」とは、今のままでは絶対に実現することのない可能世界のことでもあります。

それは現状の外へのゴール設定により新たに生みだされる「w1」。偉人達が語る「夢」のことです。

F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

L-115につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 まずは身体のモニタリングから。その次は自分のいる時間と場所(「いま、ここ」)を確認していきます。物理空間上の4次元座標の意識化です

 

苫米地博士は「時計を持たせて頻繁に時間を確認させ、現実の世界のなかで時間の流れに乗っている実感を湧かせることなどが重要である」と書かれています。
 以下、博士の著書「洗脳原論」(春秋社、p75)より、「
ゲシュタルトの正常化」の一部分を引用します。

Q-326~:最近「記憶が抜ける」ようなことが続いています

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425355.html

 

 

 ゲシュタルト正常化は時間がかかる作業である。元信者の脱洗脳に一応成功し、家族のもとへ返したあとでも、突然ふらっと町に出ていって、まるで夢遊病者のように見知らぬ店に入り込んだりして、警察に保護されるような事態になることがある。私が脱洗脳に関わった元信者にも実際にあった。

 これを防ぐために、常に体に意識を戻すようなうながしをする必要がある。手とか、足の感触に注意を向けさせ、あるいは、現在自分のいる場所を確認させる。時計を持たせて頻繁に時間を確認させ、現実の世界のなかで時間の流れに乗っている実感を湧かせることなどが重要である。前出(十五頁)のトバイアスとラリックは、脱洗脳後にも起こるこのようなゲシュタルト異常な意識解離の状態を「フローティング」と呼び、これに対処する方法として、健康な体調を維持する、薬物やアルコールは避ける、毎日体を動かさせる、過度の感覚的刺激を避ける、カレンダーや時計など時と位置の目印を定着させる、これからすることのリストを作る、用事に出かける前に、行動や買い物、計画などの予定を書いたリストを見直させる、すんだ項目に印をつけていく、最新のニュースを見聞きさせる、新聞記事を一日にひとつは読ませる、などといったことを薦めている。私も、これらの多くを実際に行わせている。脱洗脳時に精神科医の協力を仰ぐ場合には、処方されることの多い精神安定剤が、ゲシュタルト破壊状態を再発する引き金になることがあるので、薬の飲ませ方を担当の医師とよく話し合う必要がある。

 また、トバイアスとラリックも引用しているが、スターダンサーによる対解離障害のワークシートというのがある。どんなメッセージが意識解離を引き起こし、さらにアンカーされた感情が引きだされるかを、脱洗脳後のリハビリの一環としてワークシート形式で書きだし、解決していくことを狙ったものだ。私自身は、ワークシートという形で書きださせるという方法はとっていないが、元信者との対話のなかで同様のことを行っている。

 さらに、介入的な「フローティング」の対処法として、意図的に覚醒させる方法を使うこともある。本人を目の前にして、意識が解離し変性意識化してきたことを確認した場合、こちらから能動的にさらに深い変性意識状態を生成させて、そこから覚醒させることにより、フローティング状態の意識解離状態の解決を試みるのである。私の技術の未熟さもあるし、個人差もあるが、非常にうまくいく場合もある。うまくいった場合は、フローティング状態を引き起こすアンカーを探しだし、このトリガーのメッセージに対して、逆向きの覚醒のアンカーを結びつける作業を行っておくと、その後のフローティングの可能性を下げることができる。

 また、ゲシュタルト破壊の結果として、記憶を部分的に失っている場合もある。これについても、タイムラインなどの手法を用いて記憶の回復を試みる。その具体的な手法はここでは割愛する。記憶の回復は、過去と現在との自分を融合的にとらえ、ゲシュタルトを正常化させる上でも効果的である。

 引用終わり

 

 

-告知1

今年度のオンラインセミナーを企画しました。9月から1ヶ月おきに、計4回開催する予定です(9月、11月、1月、3月)。詳細はまもなく告知いたします。お楽しみに。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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