Q-322:速いスピードで移動した人は長生きできるって言いますよね?
<vol.4:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -前編->
私は兼業コーチです。前々回(Q314~)は医師としての私に向けられたシリアスな質問に、コーチとして回答しました↓
Q-314~:こんな私に誰がした
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425205.html
前回(Q-316~)は医師としての経験を、コーチとして考察しました。
Q-316~:今、逃げましたよね?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425206.html
今回はコーチとの会話中に得たインスピレーションをまとめます。
vol.1:「時間」は人間の意識が作り上げた幻想
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31680099.html
vol.2:「時間は体感」を体得する4つのステップ -前編-
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31693510.html
vol.3:「時間は体感」を体得する4つのステップ -後編-
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31732537.html
vol.4:「体感時間」を拡張するための4つの要因 -前編-
もうずいぶん昔の話ですが、苫米地博士の本を読みだした頃、私はゴールのカテゴリ(バランスホイール)に「時間」を設けました。
L-099:2021年8月シークレットレクチャー
-01;ゴールの基本条件
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html
自由な時間が欲しかったからです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html
その頃読んだのが「超『時間脳』で人生を10倍にする」(宝島社)。
当時の苫米地博士は毎週のように新刊を発表されていて、「超『時間脳』で人生を10倍にする」というタイトルに説得力を感じました。「超『時間脳』で人生を10倍にする」というイメージ(I)が鮮明(V)で、学びがリアル(R)だったという感じ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
今ならそれが「非言語の働きかけによる臨場感の強化」だったとわかります。その頃からすでに「苫米地式」「苫米地流」の学びは始まっていたのです。「本」という媒体を遥かに超える次元で。
L-082:2021年3月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html
重要な縁を感じる本のp33に書かれているのが「体感時間を拡張するための3つの要因」。その3つとは、「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ(抽象度)」です。
□
クロックサイクル
ひとつのタスクに対して、どれだけ速く処理できるかを計るものさし
人間の脳のクロックサイクルは約1MHz
□
並列度
同時に処理できるタスク数を指す
並列度が高ければ、同時に処理できるタスクの数が増え、システム全体としてのタスク処理のスピードが上がる
□
グレインサイズ(抽象度)
「グレインサイズを大きくする」とは、「1回のアクション処理できる情報量が増える」こと。「抽象度を上げる」ことと同じ
…抽象度とは、情報空間における視点の高さのこと。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
*情報空間はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
抽象度が上がるほど、具体的な情報量は減っていきます。一番抽象度が高い次元が「空(くう)」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
具体的情報量を青で表示すると、情報空間は下図のようになります。
(「宇宙=四角錐」という意味ではありませんよw)
抽象度が上がるほど、具体的な情報量は減っていきます。その一方で、潜在的な情報量はどんどん増えていきます。コーチングのフレーム(ゲシュタルト)でいうと、抽象度が上がるほど可能性が大きくなっていきます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
それは「より多くの情報(可能世界)にアクセス可能」ということ。
抽象度が上がるほど、それまではまったく想像もできなかったような情報(世界)が感じられるようになります。“現状の外”が認識できるようになるからです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
クリア、ピュア、シンプル、スッキリ
…それが“現状の外”にゴールを見いだしたときの私の感覚。
Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html
潜在的情報量(可能性)を緑で表示すると、情報空間は下図のようになります。
(「宇宙=逆円錐」という意味でもありませんw)
繰り返しますが、抽象度とは、情報空間における視点の高さのことです。
抽象度を上げて、より高い視点から物事を俯瞰することができれば、より多くの情報にアクセスできるようになります。低い抽象度では認識することができなかったことも、抽象度を高くすることで認識できるようになります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html
同じようにグレインサイズを上げることで、1回のアクションで複数のタスクを処理できるようになります。複数のタスクを同時に処理できるということでは並列度と似ていますが、並列度が「アクションの数を増やして、タスク処理の数も増やす」のに対して、グレインサイズは「アクションの数はそのままで、タスク処理の数を増やす」。
詳しくは「超『時間脳』で人生を10倍にする」のp33をお読みください。
最後に、博士の別の書籍「201冊目で私が一番伝えたかったこと」(ヴィレッジブックス、p159)から引用します。
まずは「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ(抽象度)」というゲシュタルトをそれぞれ作り、そのゲシュタルト同士を統合するイメージ(connect the dots)でお読みください。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
クロックサイクル(脳の処理速度)を上げるコツは「慣れ」
ここでは、脳のタスク処理を高速化することについて、もっと掘り下げていきましょう。脳のタスク処理を高速化することができれば、仕事、勉強、読書などの時間当たりの効果をこれまでの10倍、100倍にもできます。また、複数のタスクを同時に処理することで、仕事を効率化することも可能になります。
これらを実現するためには、次の三つの要因が重要になります。
1.
クロックサイクル
2.
並列度
3.
抽象度(グレインサイズ)
クロックサイクルは、脳をコンピュータのCPUに例えた際の「処理能力」を意味します。
前項で紹介した倍速脳とは、このクロックサイクルが上がった脳のことを言います。クロックサイクルが向上すると、それまで60分かかっていた情報処理の時間を、30分、10分、5分と短縮していくことができます。
クロックサイクルとは、脳の情報処理速度であり、一つのタスク(仕事・任務)をどれだけ速く処理できるかを測るためのモノサシなのです。
2番目の並列度は、前項でも「並列思考」という言葉で紹介しましたが、一つのタスクをしながら、同時に他のタスクを処理すること。シリアル(直列的)ではなく、パラレル(並列的)な思考をするということです。前項で説明したように、初めのうちは意識下においては通常二つ程度のことしか同時には行えませんが、思考を無意識化することによって、無限に並列思考を行うことができるようになります。
この1と2を組み合わせることで、人間の思考スピードは飛躍的にアップすることになります。一つのことを考えたり行ったりするクロックサイクルを単純に2倍にして、その状態で二つのことを同時に行えば、4倍速になります。このような状態を、私は「超並列思考」と呼んでいます。多くの人にとっては、とても信じられないようなことかもしれませんが、これはトレーニングによって誰にでもできるようになるものなのです。
3の抽象度は、最も重要な要因になります。これは、グレインサイズとも言い、1回のアクションで処理できる情報量を意味しています。グレインとは、本来「穀物の粒」のことで、グレインサイズを大きくするということは、つまり「1回のアクションで処理できる潜在的情報量を増やすこと」ということなのです。繰り返しになりますが、抽象度とは情報空間における視点の高さのことです。
より高い視点に立って物事を俯瞰できれば、より多くの情報にアクセスすることが可能になります。
クロックサイクルや並列度をどれだけ上げていっても、抽象度が低ければ、たいした結果は得られません。それは、自動車機械工と、自動車会社の社長を例に挙げればわかりやすいのではないかと思います。
二人とも同じクロックサイクルと並列度を持っていても、彼らの思考に要求される抽象度の高さはまったく異なります。社長はより高次な抽象度の思考を要求されますし、機械工はより低次の抽象度の思考を要求されています。
ちなみに、一人の機械工がクロックサイクルと並列度を極限まで高めて、彼だけが異常に速いスピードで部品の組み立てを行ったとしても、周囲の人間や機械がそれに追いつけなければ、生産性の向上に全く貢献できないどころか、逆に生産性を下げてしまうという現象が起きる可能性があります。
このように、クロックサイクルや並列度、思考の抽象度は、個人が置かれた状況によって、その速さや効率性の重要度が変わってくるものなのです。つまり、クロックサイクルを上げることは、あくまでもケース・バイ・ケースであり、これ以上アップさせても意味がないというケースも存在するのです。とは言っても、自分のクロックサイクルが集団の中で著しく低い場合は、それをアップしなければなりません。
さて、クロックサイクル、並列度、思考の抽象度を高めていくと、思考のスピードが飛躍的に向上します。
本来私たちは「AならばB、BならばC……」といったように長いチェーンをつないでいって、逐次的に情報処理をしています。これを直列思考(シリアル思考)と言い、この方法では自ずと思考の速度に限界があります。
この限界のことを「瓶の首」になぞらえて、シリアルボトルネックと呼びます。瓶の首は細くなっているため、膨大な情報を一度に処理する際の妨げになっているからです。しかし、クロックサイクル、並列度、思考の抽象度を上げていくことによって、このシリアルボトルネックを外すことができるようになるのです。
シリアルボトルネックを外せるようになるポイントは、やはり思考の無意識化ができるかどうかにかかっています。車の運転と同じように、複数の思考を同時に行うことに「慣れる」ことが必要になってくるのです。初めのうちは脳が疲れてしまうかもしれませんが、少しずつでいいので、複数のことを同時に考えるトレーニングを続けていきましょう
引用終わり
...今回のテーマは「『体感時間』を拡張するための4つの要因」。3つは「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ(抽象度)」でした。
残りの1つとは何でしょうか?
(待てない方はこちらw↓)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31641663.html
(Q-323につづく)
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
苫米地博士のDVD教材に「超高速脳ブートキャンプ」(フォレスト出版)というものがあります。クロックサイクルを高速化するための理論を学び、スキルをマスターすることができます。詳しくはこちらでどうぞ↓
脳のCPUをハイスペックに変える!超高速脳ブートキャンプ|超クロックサイクル高速化トレーニング
(forestpub.co.jp)
-告知1-
今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
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Q-303~:どうやったらすべての目標を結びつけることができるのでしょうか?
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