L-109:2021年8月シークレットレクチャー -11;モニタリング&ラベリング
2021年8月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。
(初回の講義はこちら↓)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html
3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳」。キーワードは「I×V=R」です。
PMⅠ-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。
じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
01;ゴールの基本条件
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html
02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html
03;自分中心を捨て去る=解放
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html
04;思考が臨場感を生みだす
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html
05;知らないことを見える化する
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html
06;「私」とは何? <前編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html
07;「私」とは何? <中編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html
08;「私」とは何? <後編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31345260.html
09;「I×V」とは〇〇
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31370555.html
10;R =w →w1(コントロ-ルされたP1=P2)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31398098.html
11;モニタリング&ラベリング
皆さんは考え事をしていて目の前の世界が急に認識できなくなった経験はありませんか?
緊張やショックで世界がフワフワしているように感じたことは?
…例えば「信号が変わったことに気がつかなかった」「目の前が真っ暗になった」「頭の中が真っ白になった」など。その時、目の前の物理空間(現実世界:R)よりも、実体を持たない情報空間(現実ではない世界:P1)により強い臨場感を感じているはずです。
「より強い臨場感(V)を感じている世界(I)」がその瞬間のリアル(R)です。
F-195:新たな概念「PPPD」の考察
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html
その状態(RやP1)を「モニタリング」しながら、自分でコントロールする新たな情報空間(P2)に移動することが、「情報場の操作」であり、「場の移動」。
(「情報場」についてはこちらでどうぞ↓)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html
苫米地博士のバラダンでの講義と重ねると、目の前の物理空間(現実世界:R)を仮想世界wと正しく見て、新たな仮想世界w1(コントロールされたP1=P2)へと自由自在に移行すること(正確には「移行を促すこと」)がコーチングであるといえます。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
新たな情報空間(の因果)に強い臨場感を感じることができるほど、その情報空間(P2)の事象に介入することができるようになります。まるで、物理空間でモノを動かすように。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
その「新たな仮想世界w1(コントロールされたP1=P2)」を生みだすことがゴール設定。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
そして、生みだした「w1(コントロールされたP1=P2)」がゴール側のコンフォートゾーンです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
新たな情報空間=ゴール側のコンフォートゾーンの臨場感が強まるほど、ゴール実現に近づきます。
F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が実現した一例 ~映画「メジャーリーグ」~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html
鍵となるのはゴール設定と臨場感の強化!
F-192:「夢をかなえる方程式 I×V=R」実践の秘訣(ワーク付き)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html
臨場感強化のワークとして、私が強くお勧めするのが「モニタリング&ラベリング」。前回取り上げた「モニタリング」と同時に「ラベリング」を行うことがポイントです。
F-094~:私はイヤなことは心の中で握りつぶす
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_375251.html
「ラベリング」を行うとき、意識はすでにゴールを達成した世界(P2)にあります。そして、その結果として目の前の世界を認識することになります。ゴールの世界(未来)が「因」で、目の前の世界(現在)が「果」です。
Q-204~:「縁起」と「因果」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html
ゴールの世界(未来)が「因」で、目の前の世界(現在)が「果」
…それは未来から現在へと向かう時間の流れを生きるということ。だから、コーチング実践者の時間観は「back to the future」!
F-060:BTTF
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13626536.html
「モニタリング&ラベリング」で変わるのは時間の感覚だけではありません。「ラベリング」を行うとき、意識はすでにゴールを達成した世界(P2)にあります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
よって、ゴールの世界(ゴール側のコンフォートゾーン)の重要度で目の前の世界を認識することになります。重要度とは評価関数のこと、その評価関数とは「自我」のことです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
私たちは目の前の世界をありのままに認識しているようでいて、じつは重要なこと(モノ)のみを認識しています。重要度の低いこと(モノ)はRASにはじかれ認識することができません。それを「スコトーマに隠れる」と表現します。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
そのような重要度を「ゴールから考えたとき、どれくらい重要か」という尺度に統一することが、この「モニタリング&ラベリング」の目的です。それはゴールを実現した未来のブリーフシステムで今を生きることを可能にします。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
(L-110につづく)
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
「ラベリング」に関する記述を、苫米地博士の著書「ビジネスが変わるコグニティブ・サイエンス(まんが苫米地式02)」(CYZO、p123)から引用します。ゲシュタルトづくりの参考にされてください。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
⑤仕事に3つのラベルを貼る
ここからは、あなたの日々のビジネスのパフォーマンスを高めるための、より具体的なテクニックを紹介していきます。
ビジネスでは、日々いろいろな出来事が起こりますが、すべてが同じ重要度だというわけではありません。私たちは、さまざまなタスクの重要度を判断し、優先順位をつけて対処しています。
では、その重要度をはかる尺度は、どのようになっていますか?
「社長命令だから」とか「今日締め切りだから」といった具合に、そのときの状況によって、尺度をコロコロと変えてはいないでしょうか。
仕事の重要度は、「自分のゴールから考えたとき、どれくらい重要か」という尺度に統一して判断しましょう。
そのための方法がラベリングです。目の前のものごとに、心の中で「ラベル」を貼って分類するテクニックです。
ここで使うラベルは「T」「Nil」「D」の3種類だけです。
「T」はtrue(真実)を表すラベルで、自分のゴールに関係のあることに貼ります。ポジティブなことだけではなく、ゴール達成の妨げになる要因も、ここに含まれます。妨げについては対処法を講じましょう。
「Nil」はプログラミング言語で、「値なし」を意味します。自分のゴールと関係ないことには、このラベルを貼ります。
「D」はdelusion(雑念)を表します。ものごとを「自分のゴールと関係があるか否か」という尺度だけで判断するべきところに、「T」でも「Nil」でもない感情が湧いてきたら、このラベルを貼ります。
引用終わり
-告知1-
今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html
Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html
Q-213~:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414537.html
Q-225:ラベリングにおけるゴールに関連があるないの判断基準はエンドステートでの自分の姿なのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27711225.html
Kindle版はこちら↓
ビジネスが変わるコグニティブ・サイエンス (まんが苫米地式02) | 苫米地 英人, 藤沢 涼生 | マンガ | Kindleストア |
Amazon
コメント