L-106:2021年8月シークレットレクチャー -08;「私」とは何? <後編>
2021年8月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。
(初回の講義はこちら↓)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html
3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳」。キーワードは「I×V=R」です。
PMⅠ-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。
じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
01;ゴールの基本条件
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html
02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html
03;自分中心を捨て去る=解放
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html
04;思考が臨場感を生みだす
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31235489.html
05;知らないことを見える化する
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31263124.html
06;「私」とは何? <前編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31294306.html
07;「私」とは何? <中編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31317222.html
08;「私」とは何?
<後編>
前回(L-105)は「情報空間の場の因果関係に介入する」ことに関して、苫米地博士の著書「思うままに夢がかなう
超瞑想法」(PHP研究所、p80)から引用しました。
その中で博士は「場の因果関係に介入することは、実際はとても簡単」と書かれています。なぜ簡単かというと、「関係性を認識する(見る)主体は自分自身」だから。詳しくはこちらでどうぞ↓
F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html
「自分自身」とはマインドのこと、マインドとは「脳と心」のことです。
あなたの脳と心がさまざまな事象の関係性をどう認識するか(見るか)が、自分や世界のあり方を決めている
…繰り返しになりますが、やはり、「脳と心」をひとつのゲシュタルトと理解できることが最大のポイント。「脳」と「心」、あるいは「体」と「心」がどこかで結びついているのではなく、「脳と心」「体と心」でひとつです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
以下、苫米地博士の著書「脳と心の洗い方」(フォレスト出版、p96)より引用します。
●心と身体は切り離せない!
私の研究分野は機能脳科学です。
機能脳科学や認知科学は心と体を同時に扱う学問です。認知科学は英語でいう「コグニティブサイエンス」です。これは『洗脳原論』で少し書きましたが、ファンクショナリズム、つまり心を関数としてとらえるという立場から生まれてきた学問です。
心を関数としてとらえるということは、心と体が切っても切り離せないという大前提があります。関数があれば、関数を走らせるハードウェアであるコンピューターが存在しています。
そのコンピューターの状態を抽象化して記述しているものが関数です。これはどの抽象度で記述しているかで、心といったり、脳といったりしているということです。つまり、どちらとも切り離せないというのがファンクショナリズムの本来あるべき姿です。
機能脳科学は心と体を扱う学問であり、切り離せないものです。もちろん、デカルトの二元論は間違っているということになります。外部表現というものはありません。すべて内部表現です。物理的現実世界と我々が思っている世界は、我々の内部表現と連結しているのです。
引用終わり
…これまで言及してきた「より大きなゲシュタルトをつくる」=「connect the dots」=「抽象度を上げる」とは、“ひとつ”をしっかり体感することです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
*抽象度はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
そして、より大きなゲシュタルトをつくり、connect the dotsし、抽象度を上げた“ひとつ”が「私」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
その「私」とは、情報空間中にひろがる縁起のことです。臨場感豊かに感じることができる縁起が「私」の正体といえます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
だから私は「ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」に気をつけています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html
「自分中心」という煩悩を克服できないままであれば、結局のところ、「ゲシュタルト化→統合→理解が深まる」は内向きに収束する小さな宇宙の話に過ぎません。
(詳しくはこちらでどうぞ↓)
S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html
だからコーチング! だからゴール設定!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
自分中心を捨て去ったゴールを現状の外に設定するからこそ、情報空間中にひろがる縁起を「私」としていくことができます。
Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html
情報空間中にひろがる縁起を体感する
…それは「とてつもなくある」という「空(くう)」を体感することでもあります。その空の体感がコーチングの基盤です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
「私」とは関係性
「知らないことを見える化する」とは、縁起を正しく見て、新たな縁起=「私」を自由自在に生みだすこと
…その実践がコーチングであるといえます。新たな縁起=「私」=新たな可能世界w1 を創造し続けることがコーチングです。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
(L-107につづく)
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-告知1-
今年度のオンラインセミナー開催は2回の予定です。詳細はあらためて告知いたします。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
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F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる
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Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?
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Q-306~:私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんけど…
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424264.html
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