L-10020218月シークレットレクチャー -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 

20218月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。

(初回の講義はこちら↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423518.html

 

3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 

 

 前回は「ゴールの基本条件」について確認しました。それは「現状の外」「心から望む/100%want to」「人生のあらゆる領域にまんべんなく(バランスホイール)」の3つ。

 

 一方で、私は「自分中心を捨て去る」を重要視しています。ゴールのポイントとして。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 よく「なぜバランホイールではないのですか?」といった質問をいただきますが、決して「バランスホイール」を軽視しているわけではありません。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 では、なぜ「自分中心を捨て去る」をゴールの基本条件としているのか? というと、

「苫米地博士が複数の本でそのように書かれている」からw

 

 その本のひとつが「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」。徳間書店から出版され(2012年)、開拓社から復刊されています(2018年)。以下、そのp152(開拓社ver.)から引用します。

 

 

ゴール設定の基本条件

 このように、「自分中心」というゴミが人々の頭を曇らせています。

 「自分中心」であることを捨てることにより、やりたいことが見えてきたり、これまでに味わったことのない抽象度の高い幸せ(人間の幸せ)を感じたりすることができるのです。「自分中心」であることを捨てることは、ゴールを設定する前提条件です。

 

 したがって、ゴール設定の基本は、

 ●自分の本音にフタをしないこと。

 ●それと同時に、自分中心であることを捨てること。

 ということになります。

 例えば、「将来は金持ちになってモテモテになりたい」という本音にフタをする必要はありません。抽象度の低い本音の欲求はゴールにはなりえませんが、本音は究極のwant toですから、新しい自分へとスタートするためのエンジン・ブースターにはなります。

 本音の理想像が「金持ちになりたい、モテたい」というようなものならば、厳しいことを言いますが、その人はまず、自分が極めて自分中心であり、抽象度が非常に低いということを理解しなくてはなりません。

 「今のオレの抽象度は低すぎるけど、そこから出発するしかないな」というくらいの厳しめの目で自分を見てください。

 そして、本音のwant toをスタートのブースターにして、抽象度を上げていきます。出発点は本音でいい。でもそこから抽象度を上げる必要があるのです。「金持ちになりたい、モテたい」というのなら、その本音を満たすと同時に、より多くの人たちの役に立てるゴールを考えます。

 

 例えば、あなたが食品メーカーでのキャリアを生かしたゴールを設定したいなら、「食品添加物を一切使わない和食ベースのインスタント食品を開発販売する会社を立ち上げ、ジャパニーズ・フードの素晴らしさを新しいスタイルで世界に発信し、飢餓に苦しむ貧しい国々には自社のインスタント食品を無償で提供する」というようなゴールが考えられます。

 あるいは、あなたが自動車メーカーでの経験を生かしてゴールを設定したいなら、「製造過程でも環境を汚染しない究極のエコ・カーを開発販売する会社を起業し、世界中の後進国に工場をつくり雇用を増やし、地球環境保護と貧困撲滅に貢献する」というゴールが考えられるでしょう。

 ここで、私の著書をはじめて読む読者は、「ゴールが壮大すぎる! 自分には実現不可能だ!」と思うかもしれません。しかし、

 

 ●ゴールは必ず現状の外に設定する。

 

 これもゴール設定の重要な条件なのです。

 引用終わり

 

 

 「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」の中で、博士は様々な「頭のゴミ」を指摘されています。「感情」「他人の刷り込み」「これまでの自分」「マイナスの自己イメージ」、そして「have to」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 「have to」とは、「~ねばならない」というセルフトークのこと。セルフトークは「言葉」「映像」「感情」の3つの軸による思考のことです。

 L-067202011… -02;思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 先ほどの「頭のゴミ」を「捨てなければならない」と“努力”している間は、本当に捨てることはできません。

 F-109:気楽

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 「頭のゴミ」は頑張って捨てるものではなく、結果として手放すもの。では、何の結果でしょうか?

 

 そう、ゴールを設定し(w1)、ゴールにふさわしい自己イメージ(p)に変わった結果。

 F-222:コーチングの基本理念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 「ゴールにふさわしい自己イメージ(p)」とは、ゴール側のコンフォートゾーンともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 ゴール側のコンフォートゾーンをしっかり作れると、「頭のゴミ」を捨てることは“努力”や“根性”なしに自然に行えるようになります。

 F-284~:気楽 ver.2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424593.html

 

 なぜでしょうか?

 

 答えは「ゴールに向かってホメオスタシスが働く」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 では、ゴール側のコンフォートゾーンを作りホメオスタシスを働かせるためにはどうすればいいのでしょう?

 

L-101につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-告知1

 2023年はサバティカル休暇をとる予定です。

 そのため今年度のオンラインセミナー開催は2回になる見込みです。詳細はあらためて告知いたします。

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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