Q-309:私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんけどvol.4:〇〇〇〇>

 

今回は“型破りver.2”です。

 (ver.1はこちら↓)

 Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

先日、久々に苫米地式コーチング認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんと御一緒しました。御挨拶しながら、私はこのような質問をさせていただきました。

 

 QCoacH T):最近、私のまわりではネガティブな言動が増えているような気がするのですがいかがですか?

 

 少し間をあけて、田島コーチはこのように回答されました。

 

 A(田島コーチ):私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんが。

 

 短いやり取りではありますが、私の情報場は大きく動きました。そして、コーチング理論のコアに触れた気がしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 その体感を3つのテーマに分けて言語化し、最後にもう一段抽象度を上げてまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 vol.1:コンフォートゾーン -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30925409.html

 vol.2:コンフォートゾーン -中編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30976461.html

 vol.3:コンフォートゾーン -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30996032.html

 vol.4:〇〇〇〇>

 

 

 前回まで「コンフォートゾーン(Comfort Zone)」をテーマにまとめました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 そのコンフォートゾーンは「短いやり取りではありますが、私の情報場は大きく動きました」という言葉中の「情報場」に相当します。

コーチングは「過去の記憶でつくられた情報場(可能世界w0)からゴールが生みだす情報場(可能世界w1)への移動を促す」というものです。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 今回は「短いやり取りではありますが」の部分。その間に起こった「非言語による一瞬の内部表現書き換え」について言語化します。

F-111:情報が書き換わると現実が変わる vol.2;非言語編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20173981.html

 

 *こちらもどうぞ↓

 L-08220213… -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

 

 私が体験した「非言語による一瞬の内部表現書き換え」は、「少し間をあけて」の部分で起こりました。「〇〇〇〇の生成」を介して。

 

 以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「オーセンティック・コーチング ~本物のコーチング~」(サイゾー、p116)から引用します。「〇〇〇〇の生成」をイメージしながら読み進めてください。

 

 

 非言語コミュニケーションは特殊な技術ではありません。これは人が人に対して影響力をどうやって与えるかという話で、世間一般で頻繁に使われているものなのです。

 日常生活の中にもありますし、私たちが気づかずにいつもやっていることの中にもあります。

 人の心に内省言語を生み出すことは少し敏感になれば誰でもできます。例えば、最もわかりやすいのがCMです。多くのCMがしているのは商品の正しい説明ではなく、視聴者に恐怖を植え付けることです。「その洗濯物臭っていませんか?」「いつまで太っているつもりですか?」「まな板は雑菌だらけ」などなど、これが第一声でどこにも商品の説明はありません。

 でも、視聴者の心には「これは聞いておかないとマズいかも」という内省言語が発生しています。発生したら、そこで初めて商品説明が始まります。

 ひと目惚れのテクニックでも同様です。

 以前、私は、意中の会社の同僚を振り向かせるテクニックとして「趣味のキーホルダー」というのを紹介したことがあります。

 これは、意中の彼が釣り好きで、その彼に興味を持ってもらうために釣りを学ぼうとしていた女の子からの相談でした。彼女は釣り好きの彼に「自分も釣りを始めました」と告げようとしていたので「やめておきなさい」と私は言っておきました。「その彼を本当にゲットしたいのであれば、あなたが本当に釣りを好きになるだけでいいんですよ」と。

 数ヶ月後、その女の子はその彼と一緒に釣りに行くことになったそうです。しかも、誘ってきたのは彼のほうだといいます。きっかけは彼女がキーホルダーに使っていたミニチュアの釣り竿で、彼の方から「これって〇〇〇のレプリカ?」と声をかけてきたそうです。

 彼女は何ひとつ言葉を使っていません。ただ、ちゃんと釣りを好きになっただけです。人の心を動かすとはこういうことです。

 それを「コミュニケーションの仕方を学びましょう」「こう言われたらこう返しましょう」「部下とのコミュニケーションはこうしましょう」などというのはあまりにも人をバカにしています。

 心の本質を捉える基本中の基本は相手に内省言語を引き起こすこと。いかにそれを言語を使わないで引き起こすのかということが極めて重要なのです。

 そして、それはまさにスコトーマの原理であり、非言語の本質はRASのシステムの裏表ということです。

 引用終わり

 

 

心の本質を捉える基本中の基本は相手に内省言語を引き起こすこと。いかにそれを言語を使わないで引き起こすのかということが極めて重要

 それはまさにスコトーマの原理であり、非言語の本質はRASのシステムの裏表

 

 そう、「〇〇〇〇の生成」の〇〇〇〇とは「内省言語」のこと。

 田島コーチが少し間を開けたことで(縁)、私の頭の中ではこのような内省言語が生成されました(起)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 きっと私のスコトーマ外しをされている。(私が)見失っていることは何だろう?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 その内省言語を足掛かりに、前回取り上げた「コーチング=縁起に関わる」のイメージが湧きあがり、情報場の移動がおこり、“あること”に気がつきました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 

 ちなみに、「情報場」とは「情報空間」における特定の座標のこと。

(情報空間はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 情報場を移動して気づいた“あること”については、次回以降まとめます。その代わりに、別の「非言語&言語による書き換え体験」を紹介します。

 

 

 私は今も鹿児島在住です。

医師としては昔のようなhard workではありませんが、それでもなかなかまとまった時間の確保ができません。さらにコロナ禍以降は移動も自由にできなくなり、苫米地博士や仲間のコーチと直接お会いする機会がなくなりました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 幸い昨秋より再び上京できるようになり、久しぶりに田島コーチや青山コーチと物理空間(4次元時空)を共有させていただきました。そして、苫米地博士とも。

そんな状況(ゲシュタルト)での会話です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 苫米地博士:東京にいる間はどこに住んでるの?

 

 CoacH T:住んではいないです(苦笑)。〇〇に泊まっています。

 

 博士:アハハハッ(楽しそうに爆笑)

 

 

 会話中、私は強烈な“めまい”に襲われました。それは昔よく感じていた「ふわふわする」ような浮動性めまい。

 F-195:新たな概念「PPPD」の考察

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 その時に生じた内省言語が

 

これが「クライアントを現状に縛るブリーフシステムがどういうものなのかを探りつつ、それを超える内省言語を引き起こす」だ!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 そんな内省言語に気づくと同時に、私をいまだ現状に縛るブリーフ=自我に触れた気がしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

博士の導きによりw0からw1への情報場(=CZ)の移動が起こり、結果として、ブリーフシステム=自我=関数pが書き換わったのでしょう。

そのダイナミックな変化を“めまい”として感じたのだと思います。

(*重要なポイントなのでもう一度リンクを貼ります↓)

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 では、ここで再度「オーセンティック・コーチング」から引用します。先程引用した部分のつづきです。

 

 

 ですから、当然、非言語コミュニケーションは声を出してもいいのです。相手のRASがカクテルパーティー効果のようにこちらの声を消してくれるのならそれでいいというわけです。こちらから働きかけていることが相手の意識に上がってさえこなければ、声を出してもいいのです。

 実際、私がコーチングをする際、あまり話はしません。話しているのはクライアントのほうです。

 私はクライアントの話の内容に興味があるわけではありません。クライアントを現状に縛るブリーフシステムがどういうものなのかを探りつつ、それを超える内省言語を引き起こすように聞いています。

 逆に、クライアントは自分が変わっていることを自覚できません。ですから、「博士、もっとアドバイスをください」と言います。時には怒ったりもします。そこで私は「あなたはもう変わっていますよ」と告げ、セッションの最初の頃と比べて変わったところをいくつか伝えます。クライアントは自分が変わっていることを、その時初めて理解するのです。

 ブリーフシステムが変わるというのはこういうことなのです。

 引用終わり

 

 

ブリーフシステムが変わるというのはこういうこと

 

 次回からはブリーフシステムの書き換えとともに起こることがテーマ。それは「私のまわりではそうでもないです」をひろげていく“鍵”となるもの。お楽しみに。

 (待ちきれない方はこちらw↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

Q-310につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

心の本質を捉える基本中の基本は相手に内省言語を引き起こすこと。いかにそれを言語を使わないで引き起こすのかということが極めて重要。それはまさにスコトーマの原理であり、非言語の本質はRASのシステムの裏表

 

 詳しくはこちらでどうぞ↓

 Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html

 

 

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 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 最終回(R5.4/2開催)のテーマは「抽象度」。詳細はこちら↓

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一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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