Q-307:私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんけどvol.2:コンフォートゾーン -中編-

 

今回は“型破りver.2”です。

 (ver.1はこちら↓)

 Q-300~:「心身相関」と「超情報場理論」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_423993.html

 

先日、久々に苫米地式コーチング認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんと御一緒しました。御挨拶しながら、私はこのような質問をさせていただきました。

 

 QCoacH T):最近、私のまわりではネガティブな言動が増えているような気がするのですがいかがですか?

 

 少し間をあけて、田島コーチはこのように回答されました。

 

 A(田島コーチ):私のまわりではそうでもないです。私が気づいていないだけかもしれませんが。

 

 短いやり取りではありますが、私の情報場は大きく動きました。そして、コーチング理論のコアに触れた気がしました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 その体感を3つのテーマに分けて言語化し、最後にもう一段抽象度を上げてまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 vol.1:コンフォートゾーン -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30925409.html

 vol.2:コンフォートゾーン -中編-

 

 

 「ガッチガチの権力構造」は個人のマインドにも存在します。そう、ブリーフシステムです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 ブリーフシステム=いままでのコンフォートゾーンは、じつは、最大のドリームキラーになり得ます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

 では、どうすればいいのでしょう? 私たちは何を心がけるべきでしょうか?

 

 

 私の答えは「内なるリーダーシップを発揮し続ける」こと。苫米地博士が書かれているリーダーの条件は 1)情報収集能力(高い抽象度)、2)同調能力、3)責任能力。その3つを“自分”に対して発揮し続けるのです。

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 最初に取り組むのはモニタリング。無意識に感じていることや自分の心身の状態を意識に上げることです。

 Q-286:ドーパミンの分泌をコントロールまたはどの程度分泌されているか分かるようになるのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29840102.html

 

 「無意識を意識に上げる」ことを続けていると、Rがゆらいでいきます。つまり、抽象度を上げやすい意識状態になるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html

 

 それはゴールを設定しやすい意識状態でもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

スコトーマを外しやすくなり、現状の外を感じやすくなるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 無事にゴールを設定できたら、次はゴール側のコンフォートゾーンをつくります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

アファメーションやビジュアライゼーションを行いながら、ゴールを達成している自分が認識している世界を五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)全部で体感し、その臨場感を強化していきます。

F-253Corona Panicに打ち克つ ~ビジュアライゼーションによるゴール達成法~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29357204.html

 

 *詳しくはこちら↓

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 さらに「うれしい」「楽しい」「気持ちいい」「すがすがしい」「誇らしい」といった情動を重ねていきます。すると、自分で作ったコンフォートゾーンにますます同調しやすくなります。参考にこちらをどうぞ↓

 F-252It’s my life~No goals, No life~ <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29304282.html

 

 最後は、そのゴール側のコンフォートゾーンに対する責任。私の感覚で言い換えると、責任とは「覚悟を決める」こと。私は覚悟がエフィカシーを育てると思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 *具体的にはこちら↓

 F-100:芸術は爆発だ!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html

 

 

 以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「オーセンティック・コーチング」(CYZO)より引用します(p168)。「ブリーフシステム=いままでのコンフォートゾーン=既得権益」を意識に上げながら読み進めてください。Feel

 

 

 ◎現状維持がなぜダメなのか?

 現状維持がダメな理由については第1章でも書きましたが、人は限定合理性で生きているからです。

 限定合理性とは、人は生来的に変化を好む生き物だということです。同じことが続くことを好みません。ですから、お金持ちたちは有り余るほどお金を持っていても、もっとお金が欲しいと思うのです。人は、いまいくらお金を持っているのか、ではなく、いくら増えたのか、減ったのかにしか興味がないのです。

 人は本来、現状維持なんて大嫌いなのです。必ず、一定量の変化、特に増加を好ましく思うのです。

 その一方で、人は危険を避けます。生物として当然の行為で、慣れ親しんだ場所で安穏に暮らしていればそれで問題はないと考えます。

 つまり、人は変化は好きな一方で大きな変化は大嫌いなのです。

 これをいまの世の中に当てはめると、現状の世界がまったく変わらない中で、現状のシステムだけが肥大化していく理由が見えてきます。

 具体的に言えば、現在のコンフォートゾーンが維持される状態で、少しずつの変化が好まれている状態です。つまり、既得権益だけが肥大する社会なのです。

 これで得するのは誰かというと現在の格差社会の頂点に立つごく一部の人間だけです。巨大な資産は巨大な利益を生み、人々の労働で得た利益など比較にもなりません。

 いまの世の中は、富裕層にとってのコンフォートゾーンであり、それがいま全世界的に広がっている状態なのです。それが「現状」です。そこにいたら当然、格差社会と差別社会が広まるに決まっています。

 私たちはここにノーを突きつけなければならないのです。

 ですから、現状の外側にゴールを設定し、現状の外に出る必要があるのです。

 最後に自分のゴールが現状の外のゴールかを判断する簡単な基準を紹介しましょう。それはゴールについて考えた時、怖くなったり、不安になるか、どうかです。もしも不安になれば、これは現状の外のゴールです。

 そして、私たちコーチの仕事はクライアントに不安を作ることです。コーチは人生のあらゆる場面(バランスホイール)で現状の外のゴールを設定する手伝いをします。それは、人生のあらゆる場面に不安を作ることでもあります。つまり、コーチの仕事はカウンセラーとは正反対だということです。

 引用終わり

 

 

 ゴールについて考えた時もしも不安になれば、現状の外のゴール

 

 通常、不安はIQを下げてしまいます。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 うまくIQを保てたとしても、モチベーションが「have to」になってしまいがちです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 それなのになぜネガティブにならず、ゴールに向かい続けることができるのでしょうか?

 

Q-308につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

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 最終回(R5.4/2開催)のテーマは「抽象度」。詳細はこちら↓

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一緒に楽しみましょう!

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