F-280L下でのBSB vol.5;“風通し”=ゴール側から〇〇を整え続けること>

 

 vol.1;“風通し”>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30603333.html

 vol.2brainstorming

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30655837.html

 vol.3briefing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30717101.html

 vol.4;「←GBBSG←」サイクル>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30779917.html

 vol.5;“風通し”=ゴール側から〇〇を整え続けること>

 

 

 ゴール設定により“風”を起こし(G)、ブレインストーミングで“嵐”に育て(BS)、ブリーフィングで“上昇気流”化し(B)、そうして到達した次元でゴール再設定を行い新たな“風”を起こす(G

 

 そのようなサイクル(←GBBSG←)の結果として、“現状”という現実世界から覚醒し続けることができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 それはコーチングの祖 ルー・タイスさんの教えである「Goal comes 1st. Reality is 2nd.」の“無限ループ化”といえるはず。

そして、それは「エネルギーと創造性を無尽蔵に生みだす秘訣」ともいえるはずです。

 Q-030:「ゴールが先、認識が後」とは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8583393.html

 

 というのが前回の主張(claim)。

 そのサイクル(←GBBSG←)は、「やった方がいい」というもの(better)ではなく、「必ずやるべき」もの(must)です。その理由をまとめて、この連載を終わりたいと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 

 

 初回(F-276/vol.1)に、新型コロナ感染症のクラスターを経験した医療法人での取り組みを紹介しました。その取り組みを観察しながら、私が感じたのが“風通し”。

御承知のとおり、“風通し”=換気は感染症対策の基本です。ただし、その対策は物理空間における話。物理空間は情報宇宙の一部に過ぎません。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 「換気」の抽象度を上げて多次元で捉え直したのが、リーダー(L)下でのブレインストーミング(BS)&ブリーフィング(B)=“風通し”です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 現在の医療・介護現場は、感染症を3つの次元でとらえようとしています。1つは従来の物理空間(生物学的感染症)。2つ目は心の空間(心理学的感染症)。3つ目は情報宇宙中にひろがる縁起空間です(社会的感染症)。

 F-186:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」との縁で気づいたこと -033つの“感染症”

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25734821.html

 

 その3つに共通するのは「関係」。そう、すべてが縁起であり、情報です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 ダイナミックな双方向の関係性により、新たな情報(関係)が生まれ、物理空間に写像として結実します(結実しない場合もあります)。その理を苫米地博士が理論化されているのが「超情報場理論(仮説)」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 

 繰り返しますが、“風通し”=換気は感染症対策の基本です。そして、その対策は情報空間においても重要です。なぜなら、脳が発達した人間の場合、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が情報空間にまで拡張しているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 先ほどの「ダイナミックな双方向の関係性」、すなわち縁起は、つねに安定的な状態を保とうとしています。ホメオスタシスの働きにより、どんどん固定化してしまうのです。

 

だから“風通し”!

 

 風が流れるからクリーンでいられるように、人の心にも、社会にも、“風通し”が必要です。

 よって、「“風”を起こし、より抽象度の高い次元に導く」というリーダーの機能・役割はとっても重要!

 “風通し”とは、「ゴール側から縁起を整え続けること」だといえます。

 F-104:「映写機の故障により上映できるかわかりません」Vol.4;リーダーの視点で

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19485793.html

 

 

 今、「私はリーダーじゃないから関係ない」と思っていませんか?w

 

 誰もが“自分”の人生のリーダーです。

 そして、その“自分”は縁起空間にひろがっています。

 つまり、縁起を整えるとは、“自分”を整えることでもあるということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 まず“自分”が幸せになり、その“自分”とともに幸せと安らぎをひろげていく

 (その結果、“自分”はさらに幸せになる)

 

その実現のために、自らコーチングを実践し続け、その知識とスキルを縁ある人々に手渡してください。このブログでの発信を含め、私もそのような貢献を続けるつもりです。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

まず“自分”が幸せになり、その“自分”とともに幸せと安らぎをひろげていく

 

 そんなリーダーであり続けるために、絶対に欠かせない条件があります。

 以下、苫米地博士の著書「幻想と覚醒」(三才ブックス、p159)より引用します。“リーダーの絶対条件”をイメージしながらお読みください。Feel

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

この世のすべてを手に入れる

 私は、自由になるためには、抽象度の高い理想を設定することだと述べました。

 しかし、理想も幻想です。

 理想を設定するのは、現在が幻想だと知るためです。

 理想が設定できない人は、過去に他者から施された洗脳がまだ解けていません。ですから、少なくとも現在や未来が幻想だとは思えません。これは、「今が幸せである」という境地には立てないことと同義です。

 ですから、理想を設定することは、この世が幻想であることを知るためには絶対に必要な方法論です。

 理想を設定して初めて、自分が今一番何をしたいのかが見えてきます。過去や現在、未来に囚われることなく、「今、幸せ」なものは何なのかがわかってきます。

 他人ではなく、自分で理想を設定できるということは、心で何でもできるということです。心が世界を生み出しているということがわかるということです。

 最終的には、目の前の物理的現実世界も心が生み出しているということまでわかります。

 理想は、未来です。しかし、最後は「理想=現在」となります。それが現在の心が生み出す世界なのです。

 

 私はこれまでにたくさんの著書を出版してきましたが、それはあくまで洗脳を解くための方法論に過ぎません。脱洗脳後に、どうすればよいかということは述べてきませんでした。

 また、これまで書いてきたのはあくまでゴールを達成するための方法論です。「社長になるために役立ちますよ」「オリンピックで金メダルを取る可能性が高まりますよ」というところまでで、確実に達成を約束するものではありません。

 しかし、本書の提言は違います。確実に幸せになるための方法論です。社長になることよりも、金メダルを取ることよりも大きな幸せが永続的に続くことを目的としています。

 仏教で言うところの「悟り」に近いかもしれません。人間は、悟りを開けることができれば、常に幸せでいられます。

 幸せとは、味気ない言い方をすれば、ただの脳内ホルモンの状態にしか過ぎません。ドーパミンとセロトニンが分泌されている状態です。

 しかし、どうせだったら幸せでありたいでしょう。痛いよりも気持ちいいほうがいいし、苦しいよりも嬉しいほうがいいに決まっています。

 すべては幻想(情報)だとわかっていても、どうせならば気持ちいいほうがいいでしょう。だから人は、幸せになることを選ぶのです。

 未来も幻想だと知っての上で、どうせならば自分が幸せである未来を選ぶのです。フェラーリも単なるアルミの塊であり、札束もただの紙であることを理解した上で、使うのです。ただ、それだけのことです。

 そのためには、現在の自分がどの程度嬉しいのかを具体的に知らなければいけません。自分が目の前の宇宙に対して、どういった役割を果たすことができるのか、自分が今感じられることが重要です。

 自分が今、ストーカーなのか恋人なのかは判断できるでしょう。その時に、どちらの関係が嬉しいと思うのか、です。ストーカーになっている人は、自分がストーカーではなく恋人だと思い込んでいる可能性が高いですが、それでも恋人としての役割を果たしていると思っているのであれば構いません。

 この世はすべて幻想なのですから、事実はどうでもいいのです。

 自分が役割を果たしていると思っているのであれば、他人からなんと指摘されようと構いません。

 そして、自分がどういう機能を宇宙に与えたいのかという選択は、ただ自分が「嬉しい」と思うものを選べばいいのです。そこには、過去も未来もありません。現在だけです。

 ただ、本当に嬉しいと感じることは、低い抽象度の中にはありません。目の前の宇宙に対する役割を果たすことは、一瞬にして消えてしまう嬉しさではないからです。できるだけ多くの人に共有され、できるだけ長く持続するものであるはずです。

 数年間の社長の椅子でも一時的な恋愛でもいいのですが、それでは嬉しさは長く続きません。できれば、100年間は通用するような幸せを享受すべきです。この世が幻想であるならば、幸せで居続けるほうがいい。ずっとドーパミンとセロトニンが分泌され続けるような幸せを模索するべきです。

 とにかく、今、目の前の宇宙に対して果たしたい役割を選ぶのです。あなたにとって何ができるのか。それを見つけて選んでください。

 現在、過去、未来がすべて心の中にあるということを理解し、100年後でも意味があるものか、地球の裏側でも意味があるものかということを考えながら、あなたにとって嬉しさを感じるものを選ぶのです。

 

 釈迦の言葉によると、未来も過去も幻想です。ですから、過去で悩んだり、未来を恐れたりするのは不毛です。

 釈迦は、「ただ目の前の世界を生きなさい」と述べています。そして、突き詰めて考えると、実は現在も幻想と教えています。

 未来・現在・過去は、すべては幻想。

 であるならば、あなたが今持っている理想も幻想と言えます。つまり、この世のすべては幻想であり、その幻想から自由にならなければいけない、ということです。

 これを仏教用語で「空」といいます。

 すべてが幻想と言われると、途端に虚しさを覚える方がいるかもしれません。お金もモノも地位も名誉も愛も、すべてが幻想なのですからそう思っても仕方ないでしょう。そのため、私の言うことは、「すべてがいらなくなる」考えを提案しているのかと誤解されている人もいるかもしれません。

 違います。

 私はまず、皆さんに事実として知ってもらいたかっただけです。そして、「この世は幻想」だという事実を受け入れることで、この世のすべてを手に入れる方法を知っていただきたいのです。

 つまり、この世が幻想であれば、幻想は自分で構築することができます。いつでもどこでも誰にでも、お金もモノも地位も名誉も愛も手に入れることができます。

 私は皆さんに、そのことを理解していただき、さらにはそのための方法論を学んでいただきたいのです。

 逆説的にも聞こえるかもしれませんが、「この世はすべて幻想」だということを理解してはじめて、この世のすべてを手に入れることができるのです。

 引用終わり

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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