L-09320217月シークレットレクチャー -05;大量の情報を得て、知識化していく

 

20217月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通してのメインテーマは「コーチング×医療×脱洗脳。キーワードは「I×V=R」です。

 PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

じつは隠れテーマがあります。その隠れテーマは“コーチの心得”といえる「〇〇〇〇〇」。それが何か想像しながらお読みください。Don’t think, feel

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 01;病からの脱洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30438275.html

 02;臨場感世界の現実化(realized virtuality

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30497354.html

 03;思考とは「〇〇と情報の関連性を無作為に組み合わせていくもの」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30514015.html

 04;わたしたちは共同幻想の中に生きている

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30558230.html

 05;大量の情報を得て、知識化していく

 

 

リアルとは、今、最も臨場感を感じているイメージ

 

 この世は情報であり、ただの幻想にすぎません。本当は。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

ただ、各自の思考が情報(幻想)をリアルにし、さらに他と共有しながら臨場感を強化しあい、まるで実在しているかのように感じているだけです。

わたしたちは共同幻想の中に生きています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823843.html

 

とても重要なことなので繰り返しますが、この世には幻想しか生みだされていません。ただ、わたしたちがそれを共有し強化しあっているから、あたかも存在しているように感じられるだけ。

 

以前、医療系のコミュニティで講演した際に、このような御質問をいただきました。「『財布を盗られた』といった被害妄想がでている老人に対して、(コーチング的には)どのように対応すればよいでしょうか?皆さんならどう答えますか?

 

おそらく、御質問者(の無意識)は「“老人”は妄想世界にいて、それ以外の人は現実世界にいる」と認識していたはず。でも、実際は「誰もが各々の妄想世界にいて、“老人”以外は妄想を共有している(共同幻想)」です。

Q-230~:「財布を娘に盗られた」といった被害妄想がでている老人に対して、どのように対応すればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_416986.html

 

 前回(L-092)お伝えしたとおり、私たちの認識には必ずスコトーマ(Scotoma)があります。スコトーマを生みだす(/外す)のは 1)知識、2)重要性、3)役割(責任)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 よって、まずは大量の情報を得て、知識化していくことが重要。より多くの人と知識を共有しながら、より高次の抽象度次元に共同幻想をつくりあげることが理想です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

そうすれば多様かつ冗長な世界で、さらに豊かに生きることができるはずです(=well-being)。

 F-269~:冗長性と多様性

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422834.html

 

 

ところで、「情報」と「知識」の違いはクリアでしょうか?

 

 「情報」とは「一定の“文脈”で意味を持つもの」。その“文脈”とは「知識とゲシュタルトを組み合わせたもの」です。シンプルに表現すると、「情報(入力)→文脈(知識+ゲシュタルト)→認識」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 *詳しくはこちらで↓

 Amazon.co.jp: ビジネスで圧勝できる脳科学 eBook : 苫米地 英人:

 

 

ビジネスで圧勝できる脳科学

 

 

私たちは知らないことは認識できないはずです。スコトーマに隠れるから。では、なぜ新しい知識を得ることができるのでしょう?

 

 人間が新しい知識を得ることができるのは「ゲシュタルト能力」があるから。

 繰り返し読んで(見て)ゲシュタルトができると、次に読み(見)直したときに細部の意味までわかるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 私たちはゲシュタルトとして目の前の世界を認識しています。そのゲシュタルトが意味を決めています。よって、ゲシュタルトが変わると、意味が変わり、世界が書き換わっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25046274.html

 

 *詳しくはこちら↓

 F-110~:情報が書き換わると現実が変わる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_386190.html

 

 その書き換えを、第三者の利益のために行うのが洗脳で、100%クライアントのために行うのがコーチング では、そのとき書き換わるものは何でしょうか?

 

 答えは「目の前の世界=コンフォートゾーン=ブリーフシステム」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 

 「ブリーフシステム」に関する大きなゲシュタルトを作り、理解をさらに深めるために、これから5回にわたって「ブリーフシステム(BSBelief System)」に関する情報を提供します。苫米地博士の書籍からピックアップしながら。

 ぜひ大量の情報を知識化してください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 まずはこちらから↓ 引用している書籍を当ててください(p307です)。

 

 

信念が集まってできあがった脳内の統合的なシステム

ブリーフ(信念)とは、脳内の前頭前野や大脳辺縁系に作りあげられた認識のパターンのことです。そのパターンは情動記憶が元となって作られます。強い情動記憶は、その人の信念を作り、認識のパターンを作り出します。その信念はあたかも自分自身の中で決まっているルールのように行動や判断を規定します。脳内にはそのような認識のパターンがたくさんできています。

住んでいる国や街やコミュニティーにも、それぞれの法律やルールがあって、それらが集まってシステムとなって働いているように、脳内にもたくさんのブリーフがルールとなってシステムが作り上げられます。それがブリーフ・システム(信念体系)です。

ブリーフ・システムは、私たちのあらゆる判断や行動、そしてアティテュードやハビットを制御します。ブリーフ・システムに反する判断や行動は取らないため、人生を変えたければ、このブリーフ・システムを変える必要があります。

ブリーフ・システムを変えるためには新たなゴールが必要です。その際のゴール設定のルールの1つが「現状の外側にゴールを設定する」ことです。つまり、現状(ステイタス・クオ)とは、いまのブリーフ・システムが変わらなければ起こりえる未来のことです。

 引用終わり

 

L-094につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

 まずはこちらから↓ 引用している書籍を当ててください(p307です)

 

 書籍を当てるのはなかなか難しかったはずです。なぜなら引用したのは苫米地博士の書籍ではないからw

 

 人は五感を通じて何かを認識する時に、その前に与えられた条件によって、認識できる対象やその意味内容の解釈に影響を受けます。また、行動も、その前に与えられた条件や刺激に影響を受けています。そのような認識や行動に影響を与える条件づけをコンディショニングといいます。

 

 ↑この文章も同じ書籍からの引用です(p289)。著者と書籍はわかりましたか?

 

 では、答えを。

 本文および追記で引用したのは、苫米地式コーチング認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社)です。

 田島コーチが書かれている「コンディショニング」は、スコトーマに大きく関係します。

 

クライアントの「コンディショニング」を観察し続けることも、コーチングの重要なポイント。それはコーチにとって大切なハビットといえます。

Q-236:アウトプット自体が苦手。恐怖心に近いです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28179398.html

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第10回目(R5.2/5開催)のテーマは「縁起」。詳細はこちらで御確認ください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30531881.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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