L-088:2021年3月シークレットレクチャー -11;コンセプチュアル・フローに隠された“秘密”
2021年3月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。3回を通しての全体テーマは「Don’t
think, feel!」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
*初回講義(2020年11月)はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420420.html
*2回目講義(2021年1月)はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421742.html
当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。
01;「ゲシュタルトを統合する」という感覚
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29997523.html
02;内省言語を発生させる
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html
03;言語を用いたゲシュタルト構築 <基礎編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30049883.html
04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html
05;「非言語」が重要なのはなぜ?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html
06;心の本質を捉える基本中の基本
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30130987.html
07;内省言語を「言語を使わないで引き起こす」ために
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30160964.html
08;「feel」の体感
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30185249.html
09;部分を統合し、全体を書き換え、部分に落とし込むワーク ver.2
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30210986.html
10;言葉を使わずに臨場感を高める“秘技”
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30239571.html
11;コンセプチュアル・フローに隠された“秘密”
今回が最後の講義。「Don’t think, feel!」のまとめです。
「feel!」とは、「超言語・超論理の右脳空間に構築された巨大で抽象的な構造」を感じること。
その「右脳空間に構築された巨大で抽象的な構造」の起点は、もちろん、ゴール(設定)。「Goal
comes first」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
ゴールのポイントは1)100%want to、2)自分中心を捨てる、3)“現状の外”。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html
そのようなゴールをあえて非言語化することで、左脳言語野から右脳言語野へ移行できるようになり、前頭前野外側部(論理)から前頭前野内側部(社会的情動)へと“超越”することができるようになります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html
それはますます抽象度が上がっていくということ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
ゴールの抽象度が上がれば上がるほど、つまり自分中心を捨て去るほど、主語は「私は(が)…」から「私たちは(が)…」「社会は…」「未来が…」へと変化していきます。それは自我が拡張していくということ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
その「自我の拡張」はコーチングの成果といえます。「可能世界“w”から別の“w1”へ移行」した結果として起こる「関数pの再定義」です。
F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
「バラいろダンディ」(TOKYO MX、2021年12月13日放送回)より引用↓
コーチングの基本概念を習熟して新年に向けてエフィカシーをブーストしよう Dr.苫米地 2021年12月13日 - YouTube
「可能世界“w”から別の“w1”への移行」とは、ゲシュタルトが巨大化することでもあります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
繰り返しますが、その結果として「関数pの再定義」が起こり、自我が拡張します。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
その変化を意識的に引き起こしていく思考法が、L-081(04)で紹介した「コンセプチュアル・フロー」です。
L-081:2021年3月… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html
そのL-081(04)の最後(追記内)に「コンセプチュアル・フローには、とてつもなく重要な“秘密”が隠されています」と書きました。その秘密とは…
コンセプチュアル・フローは生命現象そのものである
…すぐ後に引用しますが、苫米地博士の生命現象の定義は「ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けること」です。
それは「ゴールに向けて、抽象度を上げながら、ゲシュタルトを巨大化していく」というコンセプチュアル・フローとぴったり重なります。
だから、コンセプチュアル・フローは生命現象そのもの。
コンセプチュアル・フローによって生みだされるエネルギーと創造力は“生命力”であるといえます。東洋哲学的に表現すると“気”です。
私は「ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けること」こそがコーチのブリーフだと思っています。そして、
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
「自己」を超えた視点で、高度な問題を発見し、解決する(解決に導く)
…それが21世紀のブッダであり、圧倒的にいい人であるコーチの姿!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html
このブログをお読みの皆さんも、すでにそんなコーチの一人です。時間は未来から現在に向かって流れているのだから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
未来が「因」で、現在が「果」
…それがコーチングを実践する者にとっての因果関係です。
Q-204~:「縁起」と「因果」
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413308.html
それでは苫米地博士の著書「思考停止という病」(KADOKAWA、p79)から引用します。自身に宿る“生命力”を感じ、ゴール×エフィカシーを体感しながらお読みください。Feel!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
問題意識が思考を動かす
チャイティンは生命現象をランダムウォークとヒルクライミングと言いました。
私の言葉で言えば、ゴールに向かう強烈な意思で、抽象度を上げながら新しいゲシュタルトをつくり続けることです。
ランダムにせよ、意思の力にせよ、現状から抜け出すことが、大切になります。それが思考停止しない生き方です。
そうやって自分の頭で考えるためには、まず変化していくこと。つまり、現状の外に出ていくためには、スコトーマを外す必要があります。
今現在のスコトーマが維持されるということは、現状維持で、他の選択肢が見えないことを意味します。
スコトーマを外す方法は、様々ありますが、ひとつは「スコトーマがあることを認識すること」です。
もう少し簡単に言えば、問題意識を持つということです。
そもそも、なぜ人は思考をやめるかというと、「問題がない」と思うからです。
「いまのままでいい」
「私は間違っていない」
いまのままで問題がないということは現状維持でいいわけです。現状維持でいいなら、何も考えることがありません。
考えるということは、何かを解決したり、新たに意思決定をしたりする必要があるわけです。現状がまずい状況だったり、問題があったりするから、人は考えるわけです。
ひとつ例を挙げましょう。
以前、元日産のエンジニアでカルロス・ゴーン氏から「ミスターGTR」と呼ばれていたGTR開発者であり、友人でもある水野和敏氏から聞いた話です。スポーツカー開発の「ノーマル」に車重は軽ければ軽い方が良いというのがあります。彼は「それはどこかおかしい」という視点でGTRを開発しました。
問題があると思うか思わないかは、スコトーマの原理。
スコトーマの大前提は、知識があるかないかどうかです。スコトーマが生まれる最大の理由は、無知によるものです。
つまり、知識がないからスコトーマがあるのです。
知識がなければ、そのことに疑いを持ちません。
引用終わり
…大切なのはゴール。そして、ゴールに向かうゲシュタルト構築!
そのために必要なのが知識 !!
L-020:2020年2月リスク… -07;「疑問や難しかったこと」Q&A<後編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25847225.html
このブログが皆さんのゴール達成の良き縁になることを願っています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
コーチングを学んでいる方から、このような御質問をいただきました。
Q:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?
…皆さんはどのように答えますか?
私の答えはこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_410371.html
-告知1-
2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。
メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~Reload&Revolution~」。詳細はこちらでどうぞ↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html
第9回目(R4.12/25開催)のテーマは「超瞑想」。こちらで御確認ください↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30204067.html
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
Q-252~:最近また頭痛がひどくなりました
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419633.html
Q-259~:コーチングは弱った人を対象とする臨床心理や精神医療の世界にはなじまないのだろうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419730.html
Q-279~:今までRASとスコトーマは「認識しているものの中から何を選ぶか?」という話だと思っていました
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_422026.html
Kindle版はこちら↓
Amazon.co.jp:
思考停止という病 eBook : 苫米地英人: 本
コメント