L-08120213月シークレットレクチャー -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 

20213月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。3回を通しての全体テーマは「Don’t think, feel!」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 *初回講義(202011月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420420.html

 *2回目講義(20211月)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421742.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 

 01;「ゲシュタルトを統合する」という感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29997523.html

 02;内省言語を発生させる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30021884.html

 03;言語を用いたゲシュタルト構築 <基礎編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30049883.html

 04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 

 

今回は「言語を用いたゲシュタルト構築」の応用編。「情報空間を自由自在に移動(操作)するための思考法」についてまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 その思考法とは「コンセプチュアル・フロー」。

 苫米地博士が無意識に行われている思考法です。博士の著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版)内で詳しく解説されています。

 

 

苫米地 思考ノート術

Kindle版はこちら↓

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「コンセプチュアル」とは「抽象度が高い」という意味。

「コンセプチュアル・フロー」では、いま自分が思考していることを高次の抽象度で描き直していきます。その“抽象度”が縦軸です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「フロー」とは「時間の流れ」のこと。

物事の関係性は、静的に未来永劫つづくものではなく、時間とともにダイナミックに変化するものです。もちろん、時間は未来から過去に向かって流れています。その“時間”が横軸。

 

 図にすると

コンセプチュアル・フロー(縦軸と横軸)

「苫米地式 思考ノート術」(Kindle版)より引用

 

 

 余談ですが、「過去は一切関係ない」という事実を無意識にすり込むことができるというのも、私がコンセプチュアル・フローを強くお勧めする理由です。

 上の図をご覧ください。横軸である時間に過去はありません。

「未来が因であり、現在が果」「過去は一切関係なし」 それがコーチングマインド!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 ただし、本当に未来から過去へ向かう時間の流れを生きるためには、絶対に欠かせない条件があります。それはコーチングのコア中のコア。何でしょうか?

 

 

 そう、ゴール。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ややこしく聞こえるかもしれませんがw、ゴールがスタート!

現状の外へのゴール設定によって、時間が未来から過去へと流れはじめます。

 (さらに詳しく解説しました↓)

 Q-219~:ゴールに対するスケジュールはたてますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_415812.html

 

 

 では、コンセプチュアル・フローについて具体的に説明します。

 

 スタートはゴール設定です。

 まずは図の右上(横軸:一番遠い未来、縦軸:一番抽象度の高い次元)にゴールを書き込みます。

 Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 その後は頭に浮かんだ認識を自由に書き込んでいきます。

 ここで大切なのは誰かの言葉を書くのではなく、自分で考え感じた言葉を書き込むこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

さらに付け加えると、ここでいう“自分”とは、現在の自分(ブリーフシステム)ではなく、ゴールを達成した未来側の“自分”のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 

コンセプチュアル・フロー(ゴールと認識)2P

「苫米地式 思考ノート術」(Kindle版)より引用(一部改)

 

 

 ゴールから見た言葉(認識)をたくさん書き込んだら、バラバラな言葉(認識)の関係性を見つけます。物事のすべてに関係性があります。その関係性を言語化しましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

図全体を眺めることで、ひとつのゲシュタルトが見えてくるはず。それが「理解」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

コンセプチュアル・フロー(ゴールと認識)3P

「苫米地式 思考ノート術」(Kindle版)より引用(一部改)

 

 

さらに新しい認識を書き込むことを続けていくと、1つ抽象度が上がった新しいゲシュタルトができます。それを続けていくと、だんだん抽象度が上がり、ゲシュタルトも高い(大きい)ものになります。ジョブス風にいうと「connect the dots」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 それが「理解が深まる」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 理解が深まることでスコトーマに隠れていたシンの問題に気づくことができ(case-side)、理解がさらに深まることでその問題を解決することができます(plan-side)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 *「case-side」「plan-side」はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 つまり、ゴールを達成するということ。

 それが「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」という感覚です。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

 

コンセプチュアル・フロー(ゴールと認識)4P

「苫米地式 思考ノート術」(Kindle版)より引用(一部改)

 

 

 

 我々の直面する重要な問題は、その問題が生じたのと同じ考えのレベルでは解決することができない

 We can’t solve problems by using the same kind of thinking we used when we created them.

 

 

これはドイツ生まれの理論物理学者 アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein1879~1955年)の言葉。20世紀を代表する大天才は、抽象度を上げることの重要性を訴えています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14687476.html

 

 抽象度を上げる

 そのための思考法が「コンセプチュアル・フロー」!

 

コンセプチュアル・フローは、ゴールを達成するために、いま見ている世界よりひとつ上の次元から見た自分の視点をつくる大切なツールです。そして、情報空間を自由自在に移動(操作)するための重要な縁起でもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

L-082につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記-

コンセプチュアル・フローは、ゴールを達成するために、いま見ている世界よりひとつ上の次元から見た自分の視点をつくる大切なツールです。そして、情報空間を自由自在に移動(操作)するための重要な縁起でもあります

 

 じつは、コンセプチュアル・フローには、とてつもなく重要な“秘密”が隠されています。それは「〇〇〇〇そのものである」ということ。このシリーズの最後で明らかにします。

 

 

-告知1

 2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。

メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~ReloadRevolution」。詳細はこちらでどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html

 

 第8回目(R4.11/27開催)のテーマは「現状の外」。こちらで御確認ください↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29987722.html

 

 

-告知2

 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

Q-182~185:家族ががんで… -06~9;「I×V=R」を用いた2nd.Step<ゲシュタルトを巨大化する>実践編vol.1~4

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25324197.html

 

↑上記ブログ記事内で、苫米地博士の言葉を引用しながら、「コンセプチュアル・フロー」について詳しくまとめています。ぜひ、ゴール側から思考を言語化し、さらにビジュアル化していく秘技を体得してください。