L-074:2021年1月シークレットレクチャー -03;ブリーフシステムによる〇〇思考を止める
2021年1月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の2回目。3回を通しての全体テーマは「Don’t
think, feel!」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
*初回講義(2020年11月)はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420420.html
当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。
01;苫米地博士からのメッセージ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29405000.html
02;情報が書き換わると現実が変わる
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29431450.html
03;ブリーフシステムによる〇〇思考を止める
情報が書き換わると現実が変わります。そして、情報は常に変化し、複雑に絡み合いながら、どんどん増え続けています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
さらには、情報を認識する私たち自身の情報処理により、ますます“形”を変えていきます。世界は常にゆらいでいるのです。
だからこそ、自由意思と自己責任で自ら設定したゴールにより、オリジナルの「あたりまえ」を創造することが求められているといえます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
そのような理由により、コーチとしての私は「思考停止」を促します。
それと同時に、ヒーラーとしては「思考停止」を防ぐ(すぐにリカバーする)ようにサポートします。
「コーチングなのか? ヒーリングなのか?」というゲシュタルトの違いにより、「思考停止」の“意味”が異なるということです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
私は、ヒーラーとしては、「思考停止」を防ぐ(すぐにリカバーする)ことを目指しています。「エモーションコントロール」でいうと、情動をしっかりコントロールして、前頭前野優位を維持(すぐにリカバー)するということ。
S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法(目次)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html
この場合の「思考停止」とは、「大脳辺縁系での情動的な情報処理」のこと。それは「戦うか、逃げるか」のような動物的(本能的)な情報処理です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html
だから、「思考停止」をしっかり防ぎ(すぐにリカバーし)“人間であり続ける”ことが重要。私はそれがヒーリングの土台だと思っています。
Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html
一方、コーチングにおいては、前頭前野優位を維持しながらの「思考停止」が重要です。なぜ思考停止なのでしょうか?
…前頭前野優位のときに行われる「思考」とは、通常は、「過去」に基づく情報処理です。認識のパターンが過去の記憶でつくられているから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
認識のパターンのことをブリーフ(信念)と呼びます。そのブリーフが集まってできあがった脳内の統合的なシステムがブリーフシステム(Belief System、BS)です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
BSは私たちの認識・理解・評価・判断を制御しています。無意識下で、まるで決まったアルゴリズムに従うかのように。だから、私たちの情報処理は「自動運転」といえます。
BSは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報の記憶」で構築されています。そこには他人や社会の価値観がたっぷりと刷り込まれています。だから、私たちの情報処理は「無人運転」ともいえます。
F-089~:無人運転と自動運転の違い ~シーサイドライン逆走に思う~
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html
コーチングにおいては、このBSによる自動思考(「自動運転」「無人運転」)を、一旦しっかりと止めることが重要。大乗仏教においては、その取り組みを「止観(しかん)」と呼びます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html
「止観」はコーチングにおいても重要なプロセスです。
きっと経験があると思いますが、want toだと確信していることでも、いつの間にかhave toになっている場合があります。BSは「自動運転」だから。
さらには、「want toだと確信」自体が、外からの刷り込みである可能性が高いといえます。BSは「無人運転」だから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
よって、一度思考を停止し、その上で新たな思考を開始することが重要です。
では、どうすればいいのでしょうか?
「大脳辺縁系優位の思考停止」を防ぎながら、「前頭前野での自動思考」をしっかり停止するために何を行えばいいのでしょう?
「新たな思考」のためには?
…答えはゴール設定(再設定)!
ゲシュタルトにより意味が決まり、ゲシュタルトが変わると意味が変わっていく
…そのゲシュタルトを未来側から新たにつくり上げることがコーチング。そのコア中のコアがゴール設定です。
Q-221:ゴール設定のポイントについて確認させてください
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html
1)心から望むゴールを、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定するからこそ、これまでスコトーマに隠れ認識することさえできなかった“呪縛”を断ち切ることができます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
(L-075につづく)
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
1)心から望むゴールを、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定するからこそ、これまでスコトーマに隠れ認識することさえできなかった“呪縛”を断ち切ることができます
…その“呪縛”に関連して、認知科学者 苫米地英人博士は、著書「脳の呪縛を解く方法」(KADOKAWA)の中で「脳のレベルでもバイオパワーが働いている」「人類はもともと『人から見られているかもしれない』と感じる脳を持って生まれてきた」と述べられています。そして、それは「良心である」とも。
F-061~:バイオパワー(生権力)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html
博士の情報場にアクセスしながら、良心ともいえる“呪縛”について考えてみました↓
F-206~:マトリックス/Matrix
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414394.html
-告知1-
2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。
メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~Reload&Revolution~」。詳細はこちらでどうぞ↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html
第6回目(R4.9/18開催)のテーマは「洗脳」。詳細は近日中に投稿するセミナー案内で御確認ください。
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-212~:仕事楽しみですか? ~want
toが非難される社会~
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Q-169~:自身の信念を失いそうです
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_406747.html
S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html
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