L-067:2020年11月シークレットレクチャー
-02;思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought)
2020年11月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の初回。3回を通しての全体テーマは「Don’t think, feel!」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。
01;目の前の世界はすべて〇〇でつくられている
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28908637.html
02;思考の3つの軸(Three
Dimensions of Thought)
あらためまして、CoacH Tですw
…前回は「コンフォートゾーン(CZ)」を外れることで生じる「認知的不協和」について解説しました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html
その場合、心理的に不安定な状態になります。それを「Rゆらぎ」と呼びます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23645730.html
「心理的に不安定」はゲシュタルトが不完全な状態ともいえます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
ゲシュタルトが不完全なときは、無意識はRASをオープンにして情報を集め(認識)、過去の記憶と結びつけながら理解しようとします。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html
そうしてゲシュタルトができあがることが「理解」。ゲシュタルト同士が結びつき(connect
the dots)、巨大なゲシュタルトが新たにできることが「理解が深まる」です。深く理解してはじめて、ベストな評価や判断が行なえるようになります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html
繰り返しますが、私たちは過去の記憶と結びつけながら認識・理解・評価・判断を行っています。ポイントは「過去」だということ。先ほどの「ベストな評価・判断」の「ベスト」を決める基準は、あくまでも「過去」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
では、自己紹介のつづきを。
レクチャー中の私の背後には桜島があります。背景画像が桜島だというだけではなく、壁の向こう側にはリアルな桜島が本当に存在しています。そう、ここは鹿児島。
鹿児島と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
…おそらく、多くの方が映像でイメージしているはず。
しかも、先に「桜島」という言葉(words)に触れていたので、鹿児島のイメージとして桜島と関連する映像(pictures)を想起された方が多かったはずです。いかがですか?
私たちは、じつは、「言葉(words)」と「映像(pictures)」に「感情(emotions)」を加えた3つの軸で思考しています。
以下、苫米地式コーチング認定グランドマスターコーチ 田島大輔さんの著書「マインドの教科書」(開拓社、p292~)より引用します。
思考の3つの軸(Three
Dimensions of Thought)
人が思考する時の言葉・映像・感情からなる3つの要素。
人間は「言葉(Words)」と「映像(Pictures)」と「感情(Emotions)」という3つの軸によって思考しています。私たちは「言葉」を使って考えます。その言葉が「映像」を想起させます。そして、その映像は「感情」を生み出します。人間は、この3つの軸で常に自分自身に話しかけています。この3つの軸による思考を「セルフトーク」といいます。
この思考体系は、別の言葉では「アファメーション」ともいいます。アファメーションとは「事実として認識したことを宣言する」ことです。「信念について述べる」ことともいえます。ここでの「事実」とは実際の事実とは限りません。人間の『無意識』は、自分自身に事実として認識したことを真実としてそのまま受け入れます。
アファメーションのプロセスは、人間がこの3つの軸で思考することを応用した技術です。
…私たちの目の前の世界は過去の記憶と紐づいた言葉と映像でできあがっていて、そこには感情(情動)が貼り付いています。感情の多くはネガティブなものです。なぜなら、私たちは“失敗”を強く記憶するから。
PMⅠ-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html
私たちは、そうとは知らずに、いつも過去=“失敗”に囚われています。言葉・映像・感情(情動)が一体となった“失敗”の記憶によって大脳辺縁系が活性化してしまうと、文字どおり“動物的”になってしまいます。「ファイト・オア・フライト」です。
だから私は、クライアントさんの“過去”は一切聞きませんし、話させません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html
私自身、未来の結果として“今”を生きるよう心がけています。つねにゴールを意識に上げながら。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html
あえて「CoacH T」と名乗るのは、ゴールの果として“今”を生ききるための私なりの工夫です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
(L-068につづく)
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記1-
ゲシュタルトが不完全なときは、無意識はRASをオープンにして情報を集め(認識)、過去の記憶と結びつけながら理解しようとします。
そうしてゲシュタルトができあがることが「理解」。ゲシュタルト同士が結びつき(connect the dots)巨大なゲシュタルトが新たにできることが「理解が深まる」です。深く理解してはじめて、ベストな評価や判断が行なえるようになります
…理解のための情報収集が「学習」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html
それは「ゴールに向かうホメオスタシス活動」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
-追記2-
本文中の桜島の写真を見て、違和感を覚えませんか?
…(鹿児島の方に限定されるかもしれませんが)ぜひ違和感の正体を考えてください。
次回(L-068)の追記内で謎解きをします。
-告知1-
2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。
メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~Reload&Revolution~」。詳細はこちらでどうぞ↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html
第4回目(R4.7/24開催)のテーマは「ラポール」。後日、告知を行います。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26952285.html
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
-関連記事-
F-217~:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ
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Q-167:自分を苦しめているのは記憶です。過去に苦しめられていることを感じています。コーチングで変化を実感しますか?
<プチワーク付き>
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Q192~:コーチングはマインドを使える人のためのものなのでしょうか?
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