Q-250:コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で多角的に学びたいと思っています。お勧めの著者や本を教えてください
アカデミックな世界で御活躍中の方から御要望をいただきました。ありがとうございます。
(プライバシー保護のため変更を加えています)
Q:苫米地博士の本や教材でコーチングを学んでいます。コーチングや苫米地理論をいろいろな視点で、多角的に、もっと深く学びたいと思っています。苫米地博士以外のお勧めの著者や本を教えてください
A:お話を伺っている間、私は情熱を感じていました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19033189.html
そのエネルギーの源はゴール&エフィカシー。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
エネルギーは場を共有していた全員にしっかり伝わったはずです。これからみんなで高い抽象度次元のポテンシャルエネルギーを物理空間に実装していく挑戦がとても楽しみです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html
*抽象度はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
*物理空間(=抽象度を軸にした場合の情報空間の底面)はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
ところで、「混ぜるな危険」という言葉を御存知でしょうか?
…そう、洗剤などで見かける警告です。
苫米地式コーチング認定コーチを育成されている田島大輔グランドマスターコーチは、よく「混ぜるな危険」ということを話されます。もちろん、洗剤ではなく、コーチングや苫米地理論に関連して。
PMⅠ-01~:苫米地理論とは? ~抽象度と超情報場仮説(目次)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12893266.html
物理空間では混ぜると必ずエントロピーが増大します。
例えばブラックコーヒーにコーヒーミルクを入れた場合、直後は明確に分かれていますが(=エントロピーが小さい)、時間が経つにつれ一体化し分離ができなくなっていきます(=エントロピーが大きい)。
エントロピー増大則や熱力学第二法則と呼ばれる「何かの現象が起きると、必ずエントロピーは増大する(自然に減少することはない)」という現象は、「乱雑さ」をあらわすものとされています。
それは秩序から混沌(カオス)への一方向性。抽象度でいえば上位から下位の階層への一方向性です。御承知のとおり、下位から上位にもどることはできません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22979265.html
ところが、人は時間の経過とともに抽象度の階層を上がっていく存在です。
「混沌(カオス)から秩序に向かう」という体感をあえて言葉にするなら、「未来から過去に向かう時間の流れにのって進化・向上し、竟(つい)に宇宙のトップに到達する」という感じでしょう。もちろん、そのトップとは「空(くう)」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html
コーチングに関する知識やその根底にある苫米地理論は、実体を伴わない概念(ゲシュタルト)であり、情報空間上の存在です。よって、厳密には「混ぜるとエントロピーが増大する」は当てはまりません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
では、なぜ「混ぜるな危険」なのでしょうか?
…私は「情報場を観よ」「情報場として観よ」というメッセージをしっかり伝えるためのメタファーだと理解しています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html
私たちの意識は、つい物理空間に囚われてしまいがちです。
すると高次の抽象度次元はスコトーマに隠れてしまい、理解どころか認識すらできなくなってしまいます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
「情報場を観よ」は、「縁起のネットワークをしっかり観察せよ」ということ。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
そのために「情報場として観よ」。それは「目の前の世界を全抽象度で捉えよ」「抽象度を意識に上げ続けろ」という意味であるはず。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html
表現を変えると「A次元をつねに感じよ(Feel!)」です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
「混ぜる」というのは物理空間、つまり4次元時空での行動です。
情報空間(A次元空間)には4次元とは異なる軸が存在します。例えば抽象度という軸を加えると、「混ぜる」は「包摂する」に次元的にひろがります。
Appleの創業者 スティーブ・ジョブス(Steven Paul Jobs、1955~2011年)の言葉を引用すると「connect the dots」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html
コーチングの基礎にある苫米地理論は、少なくとも西洋哲学と東洋哲学をともに包摂する“より高次の抽象度次元”に存在しています。
私には知る由もありませんが、認知科学者
苫米地英人博士は、誰よりも高い抽象度次元に到達されているはずです(claim)。なぜなら、最も抽象度が高い「空(くう)」を(data)、人類史上初めて形式的に定義されているから(warrant)。
そんなことは「空」を超越した次元からでしかできないはずです。
PMⅠ-02-16:空観、仮観、中観
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html
*ディベートの基本構造として3要素(data・warrant・claim)はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html
苫米地博士が紡ぎ出される理論を用いて、一般の知識や著者の思考を考察することはできます。しかし、その逆は困難。抽象度が違うからです。高次から低次は理解できますが、低次から高次は理解どころか認識することさえままなりません。
コーチングや苫米地理論を学んでいて、「意味がわからない」や「カルト信者」といった陰口を叩かれたことはありませんか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html
…必ずそんな体験をするはずです。その時は「抽象度が上がった」「現状の外に飛び出した」と理解してください。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6854056.html
念のためですが、私は世間一般の抽象度が低いと非難したいわけではありません。苫米地博士が高すぎるのです。それもとんでもなく。
こんなことを書いたらますますカルトと批判されるかもしれませんが、博士とお会いするたびに、私はextreme2な「Not Normal」を感じます。すべてのモーダルチャンネルに激烈な(でも優しくあたたかい)衝撃波が伝わってくる感じで。
…というわけで、私の率直な提案は「まずは苫米地理論を探究していきませんか?」
高次元を志向し探究を続けながら、物理空間でしっかり役に立つ(機能を提供する)
…その感覚はすでにお持ちのはず。
F-201~:「医学と医療」「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html
探究しつつ(I×V)実装していく(R化)過程において、「いろいろな視点で多角的」に臨場感を高めるために、他を参考にされたらいいのではないでしょうか。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html
*臨場感はこちら↓
Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html
私はそのように考えております。
御相談ありがとうございました。
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
というわけで、私の率直な提案は「まずは苫米地理論を探究していきませんか?」
…そのための「苫米地博士以外のお勧めの著者や本」として、田島大輔コーチの「マインドの教科書」やルー・タイスさんの著書をお勧めいたします。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26933840.html
-告知1-
2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。
メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~Reload&Revolution~」。詳細はこちらでどうぞ↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html
第2回目のテーマは「コンフォートゾーン」です↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28496983.html
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html
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