F-236:自由訳「revenge」と「avenge」 vol.3;「re」から「a」へ ~I’m vengeance~
ある縁をきっかけに、「revenge」と「avenge」について思い巡らしました。
それは私にとって切実なテーマ。今も理不尽な体験の記憶がよみがえるからです。そのたびに“復讐”という言葉が頭をよぎります。
(その“理不尽な体験”からの学びはこちら↓)
PMⅠ-06~:職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題(目次)
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きっと誰もが決して許すことのできない思いを抱えているはず。イヤな記憶にべったり張り付く情動とうまく向き合うことができなければ、自分自身はもちろん、大切な人たちまで苦しめ続けることになります。SW風に表現するとダークサイドです。
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ゴールに向かって自由に気楽に生き続けるために、「revenge」と「avenge」について考えてみました。
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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html
vol.1;「re」と「a」の違い
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28439282.html
vol.2;「re」と「a」の記憶
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vol.3;「re」から「a」へ ~I’m vengeance~
…「revenge」と「avenge」について思い巡らすことになったきっかけは映画「The Batman」(2022年)。両者を1つ上の抽象度で統合している名作です。
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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
統合、すなわち抽象度を上げてゲシュタルトを再構築すること(connect the
dots)は、明確な意図がなければできないはず。
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私は意図(intention)とゴールは双方向的(相補的)な関係だと思っています。「ゴールが意図を生みだし、その意図によりゴールが再設定(更新)されていく」という感じ。
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ゴールはつねに“現状の外”。よって、ゴール自体ははっきりしたものではありませんが、ゴール側のコンフォートゾーンは明らか(vivid)にすることができます(するべきです)。
「明確」なのはゴール側のコンフォートゾーンだと理解してください。
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「The Batman」の監督・脚本・プロデュースを務めたマット・リーヴス(Matt Reeves、1966年~)は、「ブルースの追い求める人生の意味とはいったい何なのか、これは非常に心理的な物語なのだ」「“俺は復讐だ” -原作コミックで何度も使われるこのせりふを彼に言わせたかった」と語っています。
つまり、主人公 ブルース・ウェイン/バットマンの「人生の意味と復讐の関係性」を描くことが意図だったということ。
I’m vengeance
175分にわたって観客が目撃したものは、若き主人公が抱えるスピリチュアルペインとその克服の過程。「vengeance」という根源的な苦しみの克服が「revenge」から「avenge」への成長であり進化だった …というのが私の感想です。
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映画の序盤、若きブルースは「I’m vengeance/俺は復讐だ」とセルフトークしながら復讐心を炸裂させます。
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犯罪者を容赦なく叩きのめすその姿は、まさに野獣(本人的にはコウモリですけど)。それは大脳辺縁系優位の行動(fight≫flight)であり、動物的な私憤です(=revenge)。
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そのバビット&アティテュードは、排中律の系外で生きるセリーナ・カイル/キャットウーマンとの出会いによりゆらぎ、エドワード・ナッシュトン/リドラーの巧みな仕掛けによって大きく揺さぶられていきます。
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*排中律はこちら↓
F-231~:3錠じゃないと飲まん!
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バットマンの内にある“正義”を信じるジェームズ・ゴードン警部補や幼少の頃から温かく見守る執事 アルフレッド・ペニーワースの支えを受けながら、狂気を秘めたブルースは徐々に自分の進むべき方向性を見いだしていきます。
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その先にあるのは“希望/HOPE”という光。
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超言語・超論理の次元にある“希望/HOPE”が言語化されながらゴールとなり、そのゴール実現の確信を深めるとき(ハイエフィカシー)、「re」から「a」への成長・進化がはじまります。
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“自分”の定義が拡大していくたびに、個のゴールはより多くの人々にとっての“希望/HOPE”となっていきます。
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それが社会性。私の感覚でいうと“無敵”です。
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I’m vengeance
そんな意識状態での復讐心の爆発は、潜在能力をフルに発揮して挑む社会的活動となっていくはずです。それこそが人間的な前頭前野内側部の発火であり公憤(=avenge)。
PMⅠ-06-11:仮説06)二つの「怒り」とその間にある論理的思考
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きっと誰もが決して許すことのできない思いを抱えているはず。イヤな記憶にべったり張り付く情動とうまく向き合うことができなければ、自分自身はもちろん、大切な人たちまで苦しめ続けることになります。
そんな時はただちに止観し、逆腹式呼吸を。呼吸をコントロールすることでリラックスとゆらぎを得ることができます。
F-217:不安と不満のはざまで… <1st.
Step;「どうせ私なんか」と思った時は…>
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「先が見えず心配」「怖い」「不安」というときは、さらに呼吸を整えながら「絶対大丈夫!」とセルフトークを重ねます。そしてゴール設定…
F-218:不安と不満のはざまで… <2nd. Step;絶対大丈夫!>
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ゴール設定に成功した途端、「壁」があらわれます。その時は自分で決めた未来に責任を持ち、ひるまずに「壁」に立ち向かいましょう。
F-219:不安と不満のはざまで… <3rd.
Step;覚悟を決める!>
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もしも強い不満を感じたなら、それは「自分の現状に対する不満」か? それとも「他人に対する不満」なのか? …しっかり確認してください。ゴールやコンフォートゾーンのチェックを行いながら。
F-220:不安と不満のはざまで… <4th. Step;不満から希望へ>
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そして、into the fire!
“希望/HOPE”という光に向かって歩み続ける挑戦者の姿自体が、縁ある人々にとっての“希望/HOPE”となっていきます。
F-223&224:不安と不満のはざまで… <5th. Step;into the fire!>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27887410.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27945928.html
…「The Batman」鑑賞後の余韻の中で、そのようなことを考えました。
F-001:やり場のない…
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I’m vengeance.
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
伝えたいことがさらに2つあります。もうしばらくお付き合いください。
1つ目はブリーフが生みだす「リミッター」のこと。
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情動を伴った体験の記憶が、私を大のノーランファンにしました。正直な話、「The
Dark Knight」三部作(2005~2012年)を超えるバットマン映画は存在し得ないと思っていました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26119647.html
可能世界w1は無限に存在している
コーチはリミッターを解除する存在である
…「The Batman」との縁により、そのような大切な事実を改めて実感しました。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html
2つ目は「リーダー/コーチ/マネジメント」の話。
若きブルースには、マネジメントとしての支えはいましたが、“現状の外”に導くコーチは不在でした。リドラーとの縁により「re」を「a」に変えることができましたが、コーチ不在のままでは「a」を維持することは難しいでしょう。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14526054.html
強力なホメオスタシス・フィードバックが働くから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
クライアント個人のマインドにリーダー/コーチ/マネジメントとしてのブリーフをそれぞれ確立し、同時並行的にそれぞれの観点で情報処理ができるように導くことが、コーチとしての私の機能だと思っています。
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-告知1-
2022年度のオンラインセミナー(全12回)を企画しました。
メインテーマは「夢が勝手にかなうマインドセット(“Matrix”)の構築 ~Reload&Revolution~」。詳細はこちらでどうぞ↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28274321.html
第2回目のテーマは「コンフォートゾーン」です↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28496983.html
-告知2-
クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。
一緒に楽しみましょう!
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Q-167:自分を苦しめているのは記憶です。過去に苦しめられていることを感じています。コーチングで変化を実感しますか? <プチワーク付き>
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Wikipediaより引用
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