Q-227:低年齢の子どもも「want toで生きる」「have toは一切しない」なのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか? 前編;教育の目的は〇〇

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

3回に分けて回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 

Q:コーチや大人はwant toで生きるということは理解できました。

低年齢の子どもはどうなのでしょうか? しつけと教育の違いはどのように考えればよいでしょうか?

 

例えば、「お菓子ではなく、野菜を食べなさい」などというシチュエーションがあると思います。

年齢が大きくなれば、ゴールと結びつけて、want toに出来るかと思いますが、右も左もわからない年齢の子どもの場合はhave toになってしまうと思うのですが、それはしょうがないのでしょうか?

 

苫米地博士が以前、ロシアの学校の教育者への講義で「have toは一切しない」とお話されたと伺いまして、いつ頃の年齢からが対象なのかと思いました。この辺りの領域が詳しいようでしたら、伺いたいと思いました。

 

A1:私は、教育の目的は「自由」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 医師でもある私は医療・介護現場にコーチングを届けることを重要視していますが、じつは教育現場に届ける活動にも力を入れています。最近も小学校から御依頼をいただき、親子向けに講演(&体操もw)を行いました。

私の教育現場への提言をまとめています。こちらからどうぞ

PM-05~:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13077001.html

 

 「100%want toで生きる」「have toは一切しない」の対象年齢を「自由と責任をしっかり身につけることができる年齢」と考えると、きっと思春期(~青年期)の頃でしょう。

 PM-06-09:仮説04)自由と責任の関係の理解不足

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13958864.html

 

ちなみにPX2の対象年齢は13~27歳。やはりそのくらいではないでしょうか。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386276.html

 

 では、幼児や13歳頃までの児童にはどのように対応すればよいのでしょう?

 

まず心がけていただきたいことは「隗(かい)より始めよ」。私の表現でいうと「鏡の中の自分に微笑むことから始める」です。

S-04-24~26:「鏡の中の自分に微笑みかけること」の本当の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23983088.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24057099.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24116667.html

 

子どもに対する親の対応の大前提は「親自身が100%want toで生きている」「親自身がhave toを一切しない」。シンプルにいうと「親が自由」であり、さらには「親が幸せ」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 苫米地博士は「幸せの基準は常に本人の側にあり、その人が『なりたい自分になる』ことこそ幸せな人生の必須条件になる」と語られています。

 つまり、自身の自由意思でゴールを設定し、そのゴールに向かって生きよ!

そのプロセス自体が“幸せ”です。

 

 お子さんが「〇〇になりたい」「△△がしたい」と思った時、その夢を実現できるように育ててあげてください。それは「夢をかなえる方程式 I×V=R」の実践。

I×V=R」を自然に実践できるように育てることこそが、親の最大の役割だと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 そのために親自身が常に「I×V=R」を意識に上げて、自ら実践し続けるのです。子どもにもわかるように。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 今すぐゴールを設定しましょう(更新しましょう)。もちろん子育てのゴールも。ゴールは 1)心から望むもので、2)自分中心を捨て、3)現状の外に設定するもの。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールを設定したら、時々セルフチェックを行ってください。

 

1)本当に「心から望むもの」だろうか?

 通常、「1)心から望むもの」の判断基準には、他人(とくにあなた自身の親)のモノサシや社会の価値観が入り込んでいます。それらはすべて過去です。

 その判断基準=ブリーフシステムを確認してみましょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 2)本当に「自分中心を捨てている」だろうか?

 例えば子育ての場合、あくまでも子どもが主であるべきなのに、いつの間にか親や教師の思いにすり替わっていることが少なくありません。

 PM-05-10~12)そもそも教育とは?-5)望ましい方向へ変化させること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9672774.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9817539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9817603.html

 

その対策はコーチングの肝と同じです。

100%子どものためだけを考える

親の利益は0

  

 「主語が『I』になっていないか?」を厳しくチェックし(case)、修正し続けること(plan)が重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html


 もしも「WE」であるなら、自分が含まれていてもOKです。「IWE」という変化は抽象度が上がることであり、「2)自分中心を捨て去る」と同じだから(と私は思っています)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 親の抽象度の変化を間近で学んだ子どもは、自然と高次の抽象度次元を志向するようになるでしょう。それは教育が目的とする「人間形成」と重なります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 繰り返しますが、重要なのは、子どもに気を向けながら(「家庭」「子育て」のゴール)、あなた自身が挑戦を続けることです(「未来への貢献」「職業」「生涯学習」のゴールなど)。ぜひともバランスホイールの調和を心がけてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 ところで、なぜ“挑戦”なのかわかりますか?

 

 3)本当に「現状の外」だろうか?

 答えは「3)ゴールは現状の外」だから。

 

 「現状の外」はスコトーマに隠れているため、認識することすらできません。そもそもゴールは簡単に見つけられないのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 「現状の外」はこれまでのコンフォートゾーンの外側。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

よって、仮にゴールを見つけられたとしても、ドキドキしてしまいすぐに手放してしまいがち。御経験はありませんか?

Q-103:あがり症は克服できますか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

 反対にドキドキやワクワクが弱くなってきたら、かつての「現状の外」が現状に変わりつつあるサインです。私はよく「現状維持の壁」という表現を用いますが、その「壁」は固定的なものではなく、ダイナミックに変化するものです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

 その理由は「すべてマインドが生みだしている」から。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 今一度、その視点(すべてマインドが生みだしている)で、このブログ記事を読み直してください。その後はリラックスをさらに深めながら、「しつけ」と「教育」について考察してみましょう。「Don’t think, Feel!」でw

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 

 次回、苫米地博士から教えていただいている「苫米地式幼児教育」のポイントをまとめます。お楽しみに。

 

Q-228につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 次回、苫米地博士から教えていただいている「苫米地式幼児教育」のポイントをまとめます

 

 私は「苫米地式コーチング認定コーチ」。

苫米地式には、さらに、認定コーチを対象にした「苫米地式教育コーチング」という資格があります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11386572.html

 

 じつは今、青山龍マスターコーチを中心とした教育コーチの皆さん(全員が認定コーチでもあります)による無料セミナーが定期開催されています。その名も「教育コーチングカフェ」!

 今年(2021年)10月から始まっています。詳細はこちらからどうぞ↓

 青山龍主催 教育コーチングカフェ【2021年10月〜2021年3月開催】 - (aoyamacoach.com)

 

 もちろん私も受講させていただいております。

 子どもたちのために、未来のために、ともに学び実践しましょう!

 

教育コーチングカフェ(青山龍コーチブログ)

青山龍苫米地式コーチング認定マスターコーチのブログより引用

【受付開始】12月22 無料オンライン教育コーチングセミナー開催!  : 苫米地式コーチング認定マスターコーチ青山龍ブログ (livedoor.jp)