Q-225:ラベリングにおけるゴールに関連があるないの判断基準はエンドステートでの自分の姿なのでしょうか?

 

ラベリングに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 *「ラベリング」について、まずはこちらをどうぞ↓

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 

Q:ラベリングにおけるゴールに関連があるないの判断基準はエンドステートでの自分の姿なのでしょうか?

つまりゴール自体は漠然としているはずなのでラベリングの判断に迷ってしまう可能性がありますが、ゴールを達成している自分の姿は臨場感を持っているはずなので瞬時にラベリング出来ると思います。お時間ある時に教えて貰えると助かります。

 

A:私は「ゴール側に意識がある」だけでいいと思っています。ラベルが正しいかどうかさえ気にしていません。

 

 

 質問者への私の回答は上記のみ。

知識も経験もあるコーチなので、シンプルに回答しました。私の意図は十分に伝わっているはずです。

 

 

 このブログ記事では、一般~コーチング入門者向けに少し掘り下げます。

 (ちなみに、「シンプル」は抽象度が上がる方向性、「掘り下げる」は抽象度が下がる方向性です)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 「『ゴール側に意識がある』だけでいい」と気軽に書きましたが、じつは、それは簡単なことではありません。いくつかチェックポイントがあります。

 Q-060:「気軽」という言葉の奥底に潜むもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13215570.html

 

 1つ目のチェックポイントは「時間観」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

「ゴール側」とは未来のことですが、多くの人の無意識は「このまま続く時間延長線上」に未来を想定しています。それは「過去→現在→未来」という時間観に基づく未来。

コーチングにおいては「このまま続く未来」は現状(SQStatus Quo)のことです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13837953.html

 

2つ目のチェックポイントは「ブリーフシステム」。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

私たちが認識している世界は記憶の合成です。つまり過去。しかもその過去には他人のモノサシや社会の価値観がたっぷり刷り込まれています。

よって、「他人や社会によってつくられた過去を認識している」ことをいつも意識に上げておくことが重要。それが「リアリティを上げて、常にそれをコントロールする」ということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 3つ目のチェックポイントは「コンフォートゾーン」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「目の前の世界は他人や社会によってつくられた過去」でした。その過去の延長上の未来(=SQ)は、やはり過去です。その過去が生みだす「私ってこんなもの」「私たちはこんな感じ」というイメージが決める空間(範囲)がコンフォートゾーン。

 コンフォートゾーンでは、リラックスした状態でいられ、IQが上がり、パフォーマンスを存分に発揮することができます。その一方で、コンフォートゾーンは、さらなるブレークスルーを阻害する強力なリミッター(=現状維持の壁)にもなってしまいます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628746.html

 

コンフォートゾーンは「これまでの自分」や「現実的な未来(=現状)」のことです。

私たちは限られた世界(コンフォートゾーンの中)しか認識することができず、コンフォートゾーンの外にある「無限の可能性に満ちた自分」や「真実の夢」を感じることができません。

それが4つ目のチェックポイント「スコトーマ」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

では、未来側からブリーフシステムをつくりなおし、コンフォートゾーンをずらし、スコトーマを外すためにはどうすればいいでしょうか?

 

 もちろん、答えは「ゴール設定」です。

ゴールは 1)心から望み、2)自分中心を捨て去り、3)“現状の外”に設定するもの。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 さらに、ゴールは人生のあらゆる領域にまんべんなく設定します。バランスホイールです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 

バランスホイール

 

 御質問中の「エンドステート」とは「ゴール達成のためにやるべきこと」。アサンプション、アサンプションアップデート、コース・オブ・アクション(COA)と合わせ、下記ブログ記事で確認してください↓

 Q-072:不言実行はなぜ大切なのか? 有言実行は本当に間違っているのか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

 

 最後にもうひとつ。

 私はラベリングとともにアファメーションやビジュアライゼーションを行うことを勧めています。

 

ビジュアライゼーションのコツは「主観的な視点」。

「第三者的な視点」や「客観的な視点」でビジュアライゼーションを行うと、内なるドリームキラーが生まれやすくなります

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 

...と苫米地博士が書かれていますw

詳しくは「新・夢が勝手にかなう手帳 2021年度版」(Club Tomabechi)の「付録2」を参考にされてください。

 

御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

新・夢が勝手にかなう手帳2021年度版