F-219:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <3rd. Step;覚悟を決める!>

 

 若い頃の私は、「不安と不満」「悲しみと怒り」が混ざり合ったような混沌の中で生きていました。

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無理に押さえつけようとする力に猛烈に反抗する感じで。

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 あの頃の私へ、そして同じような境遇の若者へ、コーチとして贈ります。

 1st. Step;「どうせ私なんか」と思った時は

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2nd. Step;絶対大丈夫!>

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3rd. Step;覚悟を決める!

 

 コーチングを学び実践すると、あなたはゴールを自由自在に設定することができるようになります。そして、ゴールに向かいながら「不安」をコントロールすることができるようになります。

 だから、絶対大丈夫!

 しかしながら、ゴールを設定すると、すぐに次の壁(課題)があらわれます。

 

 その壁(課題)とは「ドリームキラー」。

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 先日、突然、我が家のキッチンの電球が切れました。同じ電球が3つならんでいるうちの1つです。新しい電球を準備していたので、すぐに交換することができました。

 

 なぜ準備していたのだと思いますか?

 

 答えは「そのちょっと前に隣の同じ型の電球が切れたから」です。「きっと近いうちに残り2つも切れるだろう」と予想し、ちゃんと準備していました。残りの1つもすぐに交換することができます。

 

 過去に起こった出来事を踏まえ、仮説を立て、対策を立てる

 

このような情報の分析と次の展開の予想に使われる思考法に「エクスプラネーション・パターン法」というものがあります。

 PM-06-01:過去の“失敗”をもとに問題を解決する方法

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例えば地震や火山の噴火など、自然災害への対策にはこの「エクスプラネーション・パターン法」がとくに役立ちます。災害は物理空間で起こる出来事だから。

人でいえば老病死(+生で四苦)は物理空間での現象です。だから、「エクスプラネーション・パターン法」を用いてしっかり備えることができます。

 F-215:これりすくん

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物理空間とは、情報量の大小という軸で宇宙をならびなおしたときの底面のこと。

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 その「情報量の大小という軸」が抽象度(ちゅうしょうど)です。

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 論理的にシンプルにまとめると、

 過去の経験(データ) →未来予想(ワラント) →対策(クレーム)

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 あるいは、

 過去の経験(データ) →課題を発見(ケースサイド) →課題を解決(プランサイド)

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 いずれにせよ、その根底には「時間は過去から現在、現在から未来に流れる」という時間観があります。

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 しかしながら、私たち人間の思考は違います。前回話したとおり、人類は時空や論理を超越した存在です。

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 実際のところ、私たちは「未来から現在、現在から過去へ」と向かう時間の流れを生きることができます。まるで波乗りを楽しむように。

 例えば、あなたの家庭では食事の献立を前もって決めているはずです。「〇〇を食べている」という未来が先にあり、「こんな調理をしている」「あの食材を準備している」という現在が決まってくるのです。

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未来が「因」、現在が「果」

 

 では、人はなぜ時空や論理を超越することができるのでしょうか?

 

 答えは「マインド(脳と心)があるから」。もっと正確にいうと「進化の結果、情報空間にまでホメオスタシスが働いているから」。

 

「ホメオスタシス」とは恒常性維持機能のことです。

あなたは外が暑くても、あるいは急に寒くなったとしても、体温を一定に保つことができますよね。同じように血圧や心拍、呼吸など体のありとあらゆる働きが最適な状態に保たれています。それがホメオスタシス。

 意識していなくても呼吸を続けられるのは、ホメオスタシスが働いているからです。

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 そのホメオスタシスは、人間の場合、物理空間から情報空間にまで拡張しています。ゲームをしながらドキドキしたり、時間を忘れるほどYouTubeに没頭できるのは、仮想的な情報の世界にもホメオスタシスのフィードバックが成立しているからです。

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 そのホメオスタシスフィードバックの強度を決めるものが「臨場感」です。臨場感が強いほど、ドキドキやワクワクが強くなります。

 つまり、臨場感が“現実”を決めているのです。

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 最初に(F-2171st. Step)「わかっちゃいるけどやめられない」ことについて話しました。「やめられない」のは情報空間に強い臨場感を感じているから。

とても重要なので今回も繰り返しますが、「最も臨場感が高いイメージがそのときのリアル」です。

PM-02-19:夢をかなえる方程式 I×V=R

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 若いあなたは、心の力によって、「未来の自分」を臨場感豊かに想像することができます。まるで献立を決めるように。

そして、課題を克服しながら「未来の自分」を創造し、本当に現実化することができます。いつもの食事のように。

過去の呪縛や不安よりも、未来の希望や期待に対して、遥かに大きく強い臨場感を感じることができるからです。本当は。
 それが若さの特権!

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あなたの御両親が子どもだった頃に流行った歌でいうと↓

F-038~:「若いうちはやりたいこと なんでもできるのさ ♪」

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 物理空間から情報空間に、そして過去の呪縛から未来の(本来の)自由に向かいはじめるのが思春期です。
 (念のため。物理空間も情報空間ですよ。底面です)

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思春期は心躍るような気持ちでますます輝くときですが、一方で何かに押しつぶされそうな気分に苦しむときでもあります。輝きは前回取り上げた未来(ゴール)側のブリーフにより、苦しみはこれまでのブリーフへのとらわれや自分という存在への問いにより生じます。

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 自分という存在への問い それをスピリチュアルペインと呼びます。

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 あなたのスピリチュアルペインは、やがてまわりの大人たちも苦しめることになります。

 

「すべては縁起であり、あなたの苦しみはあなただけのものではないから」 それが1つ目の理由。

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 2つ目の理由は「思春期の若者たちとの縁によりスコトーマが外れてしまい、大人たち自身が自分のスピリチュアルペインと再び向き合うことになるから」。

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 子どものことを本気で案ずる親ほど、じつは、強烈なドリームキラーになってしまいがちです。

 Q-210~:世の中はどうしてドリームキラーばかりなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_414219.html

 

 コンフォートゾーンが崩れてしまうことが、その大きな要因です。今まで親子で共有してきたコンフォートゾーンが「現状維持の壁」を生みだし、その「壁」が崩れることで痛みを感じるのです。“仲のいい親子”であるほど、より強力に。

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 コーチングを学び実践すると、あなたはゴールを自由自在に設定することができるようになります。そして、ゴールに向かいながら「不安」をコントロールすることができるようになります。その次にあなたが心がけることは「覚悟を決める」こと。

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 「覚悟を決める」とは、自分の自由意思で決めたゴールに責任を持ち、ドリームキリングに立ち向かうということ。

 S-04-05:自責の意味

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 「立ち向かう」とは、決して戦うことではなく、もちろん逃げることでもありません。動物的な「ファイト・オア・フライト」に陥ることなく、ひとりの人間として理性的に振る舞うということです。

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 ゴールに向かう覚悟(&責任)が、スピリチュアルペインを克服する力の源です。そして、あなたのスピリチュアルペイン克服の過程は、まわりの大人たちをも救うことになります。

ドリームキラーは、やがて強力なドリームサポーターに変わるでしょう。

 Q-112:ドリームキラーを気にせずに前進するために

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 すべては縁起です。すべてがつながっています。

あなたのエネルギーと創造性と気づきは、あなただけではなく、まわりも明るくあたたかく書き換えていきます。まわりの大人たち自身のスピリチュアルペイン克服を、あなたの情熱(passion)が手助けしていくことになるから。

 だから、自分だけでなく、縁ある大人たちのためにも覚悟を決めてください。

その覚悟が、鹿児島の大先輩 せごどん が語った「克己(こっき)」のはじまりです。

 F-052~:人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

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F-220につづく)

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ     

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

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