Q-217:家族や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?
ゴールに関する御質問をいただきました。ありがとうございます。
質問の一部に回答いたします。
(変更を加えています)
Q:家族や人間関係のゴール設定はどのようにすればよいでしょうか?
家族のゴールの現状の外、抽象度が高いゴールというのがイメージが湧きません
A:次の2点をいつも意識に上げておくことをお勧めします。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html
1.「関係」に気を向ける
2.ゴールのポイントの2つ目「自分中心を捨て去る」
1.「関係」に気を向ける
「存在があり関係が生まれる」という西洋哲学に対して、東洋哲学は「関係があり存在が生まれる」という縁起ベース。さらに苫米地式は、その両方を包摂しています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
私たちは物理空間上の存在の方に注視してしまいがち(lock on)。すると、高次の情報空間にある重要な情報(関係性)がスコトーマに隠れてしまいます(lock out)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
*情報空間はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html
その状態では、ゴールはなかなか設定できません。3つ目のポイントである「現状の外」がわからないから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
では、「関係」に気を向けながら、「現状の外」にゴールを見いだすにはどうすればいいのでしょうか?
2.ゴールのポイントの2つ目「自分中心を捨て去る」
…私の答えは「自分中心を捨て去る」。そう、ゴールの2つ目のポイントです。
私は「自分中心を捨て去る」=「“自分”という部分関数をどこまで大きくできるか?」と理解しています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html
捨て去るのは「中心」の方ではありません。「利他」という言葉に含まれる「自分のことは後回し」というようなブリーフでは、ゴールの1つ目のポイント「心から望む」「止められてもやりたい」が保てません。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
「want to」にいつの間にか「have to」が紛れ込むと、創造的回避が働きゴールからむしろ遠ざかってしまいます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040752.html
捨て去るのは「自分」の方、「私さえよければ…」というような我欲です。小さな煩悩を捨て去ることは“自分”の抽象度を上げることでもあります。わかりやすく表現すると「(関係の)どこまでを“自分”と感じられるか?」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
「家族や人間関係のゴール設定」の際は、自分が感じている「関係」の抽象度をもう一段引き上げてみてください。苫米地式の「上から目線」で。
F-009:本物の“向上心”、本当の“上から目線”
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721215.html
最後にもうひとつ。
子育て中の方によくお伝えしているのが、「我が子育ては我が心育て」という言葉。子育て中に親も成長していくという意味ですが、その場合の成長とは「抽象度が上がる」ことと同義です。つまり、子どもとの縁により、ますますゴール設定がうまくできるようになるということ。
無我夢中で子育てに取り組みながら、「関係」そのものの次元が上がる方向に気を向け続けていれば、そのうちにスコトーマが外れ、もっとすごいゴールを設定することができます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html
それを確信し(エフィカシー)、その過程を楽しんでください。気楽にw
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html
「人間関係」については下記記事(シリーズ編第4弾)を参考にされてください。
S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html
御質問ありがとうございました。
苫米地式コーチング認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
捨て去るのは「自分」の方、「私さえよければ…」というような我欲です。小さな煩悩を捨て去ることは“自分”の抽象度を上げることでもあります。わかりやすく表現すると「(関係の)どこまでを“自分”と感じられるか?」
…そんな意識状態でいる間に、だんだんと「家族のゴールの現状の外、抽象度が高いゴール」がクリアに感じられるはず。抽象度が上がるにつれて、むしろ臨場感が高まるから。
抽象度と臨場感の関係についてはこちらをどうぞ↓
Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html
-関連記事-
Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html
Q-136~:問題が生じたゴールへの向き合い方
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_397998.html
Q-142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html
Q-209:「“現状の外”のゴールの体感」とはどういうのが正しいのでしょうか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26877574.html
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