Q-213:「ラベリングを夢の中でも行う」ことの意味 <前編:臨場感という架け橋>

 

 今年(2021年)、新たな取り組みとしてオンラインセミナーをはじめました。

 I-0492021年度コーチング活動についてのお知らせ <第3報:オンラインセミナー>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html

 

 前々回のセミナー(210808)のテーマは「夢をかなえる方程式 I×V=R」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 セミナー中、関連するワーク「ラベリング」を紹介しました。

 (ラベリングはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

そのラベリングについて、御質問をいただきました。ありがとうございます。

質問の一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

Q他では、「ラベリング」の話も、早速実践しています。他の本にもあったかと思うのですが、認識に上がってきませんでした。夢の中でもラベリングするようになるというお話も興味深かったです。夢の中で見るくらい自分にとって普通であるという意図だったのか、コーチは見る夢さえもコントロールしているという意図だったかはわかりませんが、ワークを疎かにせず、コツコツ取り組んでいこうと思いました。

 

<前編:臨場感という架け橋>

 

A:「早速実践していますいいですね!

 Want to(~したい)だと創造性が発揮されます。Have to(~ねばならない)と比べると、なんと、生産性の差は10年間で756倍です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 Want toでいられるのは、ゴールがあり、エフィカシーが高いから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 ラベリングをし続けることで、これからますます「I」が「R」化していきますよ。楽しみですね。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 

 セミナーの中で、私は「夢の中でもラベリングをしている」ことを話しました。

御指摘のとおり、それは「夢の中で見るくらい自分にとって普通である」という意味です。少し深掘りしてみましょう。

 

 「自分にとって普通」とは、コンフォートゾーン(CZ)の内側ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 もちろん、ゴール側のCZです。それは未来側のブリーフシステム(BS)ともいえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 最初はゴール(未来)側のBSを強化するための取り組みとしてラベリングを行います。しっかり意識に上げながら。

 (「意識に上げる」はとても重要なキーワードです↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

そのたびにゴール側の重要度で目の前の世界を評価することになります。それは「未来の結果として“今”を生きる」ことです。未来から現在へと流れる時間の波に乗る感じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 ラベリングという行為が無意識下で行うhabitattitudeになる頃には、目の前の世界がゴールの一部に感じられるはず。ゲシュタルトができあがるからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 苫米地博士の表現を引用すると、「『ゴール』と『現状の自我』という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられる」ということ。

 

 *自我はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 

 以下、博士の著書「『脳のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(開拓社より再販)から引用します。

 

現状の外のゴールは、ゲシュタルト能力によって叶う!

 そして、ここからが大切なのですが、ステップ7で私がゴールは現状の延長線上ではなく「現状の外に設定せよ」と述べたのも、実はまさにこのゲシュタルト能力を人間が備えているからです。

 「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋を架けることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトがつくられます。

 双方向性が働いて1個のゲシュタルトができるということは、その橋が架けられた状態がコンフォート・ゾーンになる。つまりそのゲシュタルトにホメオスタシスが働くということです。

 そうなればしめたもの、体の各部位や体全体が連動して展開することで歩行が実現するように、今の自分(部分)となりたい自分(全体)が双方向的に関わり合い一つの大きなフレームを瞬時につくり上げることができます。ゴールが見えなくても関係ありません。むしろ、ゴールが見えない方が、このプロセスの中でスコトーマがはずれ、ゴールに有用なものがどんどん現れ、ゲシュタルトがより強固になる。結果いつのまにか現状の外にある抽象度の高いゴールが叶うのです。

 これが、現状の外のゴールが叶うメカニズムです。

 私たちは本書で見てきたようにこの世に生まれ落ちたときから、さまざまな他者からの洗脳を浴び続けています。「現状の環境」と「自我」の間にゲシュタルトを築き、無意識にそこをコンフォート・ゾーンにして生きてきたといっていいでしょう。いわば、社会的洗脳状態というゲシュタルトを日々強化しながら生きているのです。

 しかし、それでは私たちが本来持つ無限のポテンシャルは発現できません。現状の外のゴールを利用したゲシュタルトのおかげで、過去も他者も能力も関係なく、私たちは無限の可能性を開花させることができるのです。

 引用終わり

 

 

 ラベリングを続けることでゴール側からすべてを認識していると、博士がおっしゃる「『ゴール』と『現状の自我』を一つのゲシュタルトにする」ことができます。それは「connect the dots」。理解が深まり、ひらめきが生まれ、さらに大きなゲシュタルトを生みだすチャンスを手に入れます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 そうなると、ますます目の前の世界はゴールの一部。

RASがゴールと関係するもの(T)だけを選択し、ゴールと無関係なもの(Nil)や情動(D)のトリガーとなるもの(ドリームキラーの言動など)をどんどんスコトーマに隠していくから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 目の前の世界はゴールの一部

いまだスコトーマに隠れている“未知のゴール”までも含めたゴールの一部

 

 それが“現実”です。ぜひ「ワークを疎かにせず、コツコツ取り組みw、そのような素晴らしい“現実”を手に入れてください。

 

Q-213につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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