Q-208:質問という行為はセルフイメージを下げると思っています
御質問をいただきました。ありがとうございます。
今回は「質問」についての御質問w
その一部に回答いたします。
(変更を加えています)
Q:私は質問という行為はセルフイメージを下げると思っています。自分がわからないことを聞くからです。今回もそうなのですが、どうしても質問する場合は、先に仮説を立ててから質問しています。むやみには質問しない方がいいと思うのですがいかがでしょうか?
A:質問の目的や意図をしっかりと意識に上げることが大切だと思います。質問する側も、質問される側も。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html
その際に重要なのはゴール。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html
私には質問する側がセルフイメージを下げる理由がわかりません。質問という行為はゴールに向かう「T」であるはずだから。
F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html
もしもセルフイメージが下がるのなら、そこには「知識がある=スゴイ、ない=ダメ」「答えがわかる=上、わからない=下」というような価値判断(基準)のすり込みがあるはず。
そのような何らかのすり込みが、知らぬ間に各人のブリーフをつくりあげています。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
最近「ホームレスより猫の方が…」というある有名人の発言が炎上しましたが、たった1つの評価軸での上下(優劣)を絶対とみなすブリーフはとても危険です。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html
差別を生みだすから。
PMⅠ-06-13:仮説08)はびこる差別意識
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html
そもそも、疑問が湧きあがり、知を求めるのは大切なこと。それは思考している証であり、強烈な「生」のエネルギーのあらわれです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html
いわゆる「好奇心」とは、ホメオスタシスフィードバックのこと。だから、それは生きている証だといえます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html
(詳しくはこちらで↓)
F-202:「医学と医療」と「理学と工学」の… vol.2;理学とは○○心。その正体はCH
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26722183.html
まともな質問をするためには、まずはゲシュタルトができている必要があります。「何がわからないかわかっている」「どんな情報が必要かわかっている」という感じです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html
繰り返しますが、その根底には必ずゴールがあります。ゴールは「1)心から望む」ものです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html
そして、ゴールは「3)現状の外」にあるもの。だから、設定にも、実現にも、他者の視点がある方が圧倒的に有利です。それも抽象度の高い視点ほど、スコトーマを外すための強力なサポートになります。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
そのゴールが「2)自分中心を捨て去った」ものであるほど、質問(&回答)をきっかけに、むしろセルフイメージは上がっていくはず。
それは米国の心理学者
アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow、1908~1970年)が示した「人間形成」の階梯をのぼっていく過程でもあります。
PMⅠ-05-13~15:そもそも教育とは?-6-1)人間形成
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html
「先に仮説を立ててから質問しています」はすばらしいHabitだと思います。より大きなゲシュタルトを構築するための、そして、より強く記憶に刻むためのHabitです。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13397552.html
質問にはいろいろなタイプがあり、それぞれに目的や意図があります。
コーチングに関していうと、実際、コーチは質問をします。とくに相手の反応を見たい時は「〇〇〇〇〇(←守秘義務内容につき非開示w)」について質問します。その反応で現在のブリーフが分析できます。もちろん、質問したコーチのセルフイメージは下がりません。
そもそもこの世は無常です。「知らないこと」「わからないこと」だらけだということを、常に意識に上げておいてください。ちなみに、無常がスコトーマに隠れた状態が「無明」。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html
私は、その「無明」が、たいていの苦しみの根源だと思っています。
S-04~:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!(目次)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html
最後にもう1つ。
質問や回答を経て学ぶのは質問者だけではありません。回答する側が大いに学ぶこともあります。認知科学者 苫米地英人博士が、ワークスDVD第12弾で詳しく解説されています。キーワードは「同行二人」です↓
苫米地英人DVD第12弾「超次元ゲシュタルト構築の奥義
~顕密同行と隠覆蔵知の獲得」
https://maxpec.net/dvd12/index.html
すべてが双方向の縁起
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html
…だから私は、新たな縁起となる質問を楽しみにしていますw
御質問ありがとうございました。
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
すべてが双方向の縁起 …だから私は、新たな縁起となる質問を楽しみにしていますw
…上の言葉は本心ですが、一方で「むやみには質問しない方がいい」とも思っています。相手のリソース(とくに生命時間)を奪うことになるから。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html
質問する前に「相手のゴールと自分のゴールが合致しているか?」確認してください。それは大人のマナーだと思います。
S-02~:自由に生きるために ~マナー、ルール、モラルについて考える~(目次)
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/17563396.html
-告知-
今年度(2021-22年)は計8回のオンラインセミナーを予定しています。1年間を通してのテーマは「Well-being」です。
F-176~:“幸福(well-being)”とは? ~「anti→with→well」partⅡ
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_408326.html
2021年度セミナー予定はこちら↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25412318.html
第5回目は2021年9月19日(日)開催。テーマは「クライシスサイコロジー&レジリエンス」です。詳細はこちらから↓
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26768389.html
超情報場でお会いしましょう!
<お問い合わせ・申し込み>
coachfor.m2@gmail.com
苫米地英人DVDオフィシャルサイトより引用
苫米地英人DVDオフィシャルサイト (maxpec.net)
コメント