F-194:継続は力なり

 

 最近、「継続は力なり」という言葉について考えさせられる機会がありました。皆さんは「継続は力なり」と聞くと(トリガー)、どんなイメージが浮かびますか?(アンカー)。

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 まずは「継続は力なり」という言葉の意味や由来を確認してみましょう。以下、実用日本語表現辞典より引用します。

 

 続けることの重要性、弛まず挫けずに続けていくことの大切さを端的に述べた表現。格言。いくつかの意味合いに解釈できる。

 

 ・個々の成果は微々たるものであっても、地道に成果を積み重ねていけば、やがて大きな事業を達成できる。目標を達成できる。

 ・今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。

 ・物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。

 

 「継続は力なり」の出典・由来については、諸説あり定かではない。大正時代の教育者・平松折次が「継続は力なり」を標語として掲げていたこと、および、明治時代の宗教家・住岡夜晃が賛辞の詩として綴っていたことなどは文献から確認できる。また、国立国会図書館レファレンス協同データベースによれば、イリノイ州のことわざとして「Continuity is the father of success」(継続は成功の父)という言葉が見られるという。しかしながら、いずれもオリジナルであると確証が得られる状況にはない。

 引用終わり

 

 どうやら「成果を積み重ねる」「挫けずに修練を積む」「諦めずに取り組み続ける」といった“継続”の重要性の主張(claim)であり、その根拠(warrant)は「成功の秘訣である(father of success)」ということのよう。

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1)継続とは何か?、2)継続の先にある成功とは何か? の2点について、コーチとして考察します。私の“自由訳”です。

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1)継続とは?

 

 コーチとして観ると、クライアントの「継続」はすべて結果です。もちろん、ゴール設定の結果。

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ゴールとは、1)心から望むもの、2)自分中心を捨てたもの、3)“現状の外”にあるもの。ゴールは多くの人が共有するnormal=コンフォートゾーン、CZ)を遥かに超えたところにあるため、「とんでもないもの」に思われてしまいます。

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 それゆえ、本人にとってはwant toであっても、まわりにはhave toと思われがち。だから「頑張ってるよね」「私にはできないわ」「無理しないでね」といった言葉になるのです。別にネガティブな意図がなくても。

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 ときにはドリームキラー化した人たちから心ない攻撃や陰湿な嫌がらせを受けることもあるでしょう。私も法を無視した「だまし討ち」に苦しめられたことがあります。

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 もしも傷つき打ちのめされたなら、原点に戻ってください。原点とはゴール。

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私は何をしたいのか? 生きる意味は? 価値は?

そもそも“私”とは?

 

 ゴールを前提としたそれらの問いは、過去の呪縛(これまでのブリーフ)を断ち切り、未来の結果として生きなおす(生きかえる)きっかけとなります。

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すべてが大切な縁起。すべて“自分”次第です。

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 

ゴールが力(エネルギー)を生みだし、ゴール達成の確信(エフィカシー)により力が増していく

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 それは紛れもない事実ですが、「継続は力なり」というときの“力”は、ゴール×エフィカシーにより生まれるエネルギー&創造性そのものではない気がします。抽象度が違うからです。

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ここは重要なポイントです。

「継続は力なり」の“力”の理解は、「本物のコーチングと似非コーチングの鑑別」にも役立ちます。

(私の師である認知科学者 苫米地英人博士は、最近、似非コーチングに対する対応をアップデートされました↓)

苫米地英人博士ブログ(202132日投稿)

http://tomabechi.jp/archives/51612444.html

 

 「継続は力なり」の“力”とは、「ホメオスタシス・フィードバック」のこと

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

ゴール設定後の「継続」はホメオスタシス(恒常性維持機能)の働きです。

冒頭の「『継続』はすべてゴール設定の結果」を丁寧に言い直すと、「『継続』はゴール設定をきっかけに生みだされた新たなCZを維持するホメオスタシスの働き(のあらわれ)」と表現することができます。

 よって、「頑張ってるよね」「私にはできないわ」「無理しないでね」と人から言われたら、「頑張ってないですけどw」「できてあたりまえなんでw」「全然無理じゃないですw」といった感じのセルフトークが湧きあがります。無意識的に。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

 コーチングを学び実践する者の心はいつも“気楽”。では、そんな気楽な「継続」の先にある成功とはどのようなものでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19980130.html

 

 

2)継続の先にある成功とは?

 

 答えは「平和」。詳しくは下記ブログ記事でどうぞw

 PM-07-09~:「平成」という元号に埋め込まれたコード

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16379886.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16541640.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16660261.html

 

 もしも「わかってはいるのに続けられない」「頑張っているのにうまくいかない」と悩んでいても大丈夫! その悩みは重要なサインであり、縁起のあらわれです。

 

「マインド(脳と心)について学び実践する時がきた」というサイン

「ゴール設定により(縁)、本当の“自分”の人生がはじまる(起)」という縁起のあらわれ

 

 ゴール×エフィカシーによってロックを解除し、シンのエネルギーと創造性を開放しはじめたあなたは、「継続は力なり」を“気楽”に体現し続けることでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12794797.html

 

そして、ゴール設定の結果としての「成果を積み重ねる」「挫けずに修練を積む」「諦めずに取り組み続ける」といった「継続」をひろめていきながら、その先にある「成功(peace)」を縁起の輪(和)の中で手にするのです。

それがコーチング。“無敵”を実現するコーチングです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

 

-追記1

 また、国立国会図書館レファレンス協同データベースによれば、イリノイ州のことわざとして「Continuity is the father of success」(継続は成功の父)という言葉が見られるという

 

 国立国会図書館レファレンス協同データベースはこちら↓

 https://crd.ndl.go.jp/reference/

 

 

-追記2

 もしも「わかってはいるのに続けられない」「頑張っているのにうまくいかない」と悩んでいても大丈夫! その悩みは重要なサインであり、縁起のあらわれです

 

 「わかってはいるのに続けられない」も「わかっちゃいるのにやめられない」も本質は同じ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15394923.html

 

 いずれにせよ、「ダメ。ゼッタイ。」的な発想ではダメです。絶対にw

 F-082~:ダメ。ゼッタイ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_352303.html

 

 

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国立国会図書館HP

国立国会図書館HPより

国立国会図書館―National Diet Library (ndl.go.jp)