L-024:2020年3月シークレットレクチャー -02;スピリチュアルペインを解決するのは自由意思でのゴール設定<後編>
2020年3月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の2回目。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回(同1月実施)のサブテーマは「自由」でした↓
L-001~:2020年1月シークレットレクチャー
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html
初回講義のラストに「部分関数としての『自』を拡大し続けること」が「シンのスピリチュアルペイン克服、シンの自由である」と書きました↓
L-013:2020年1月… -13<最終回>;シンのスピリチュアルペイン克服、シンの自由
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24890312.html
自由に続く「○○」(←漢字2文字ですw)が今回のサブテーマ。
当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。ぜひサブテーマを想像しながらお読みください。
01;スピリチュアルペインを解決するのは自由意思でのゴール設定<前編>
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25974037.html
02;スピリチュアルペインを解決するのは自由意思でのゴール設定<後編>
まずは初回の講義(2020年1月)を振り返りましょう。以下、ブログ記事ごとに簡潔にまとめます。詳しくはリンク記事で確認してください。
(前編に「07;スピリチュアルペインとは?」までまとめました。その続きです)
…「自己の存在と意味を確信していない」や「生きる意味(=死ぬ意味)が分からない」というのは「ゴールがない」ということです。
スピリチュアルペインは「自己の存在と意味がわからないことから生じる苦痛」と考えるべきです(ケースサイド)。そして、その解決にはコーチングが役にたちます(プランサイド)。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html
では、その対処は、いつから、どこで行われるべきでしょうか?
…「自己の存在と意味」をめぐる葛藤は思春期にはすでに始まっています。
よって、スピリチュアルペインへの対処は、思春期にこそ行うべきです。家庭や学校において。
08;スピリチュアルペインへの対処は、いつから、どこで行われるべきか?
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24746334.html
スピリチュアルペインは思春期からはじまっている
…ところが大人になっていく間に、いつの間にかスコトーマに隠れてしまいます。
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html
ノーベル平和賞を受賞した作家 エリ・ヴィーゼルの言葉を紹介します。ぜひ「抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚」を感じてください。
09;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html
愛の反対は憎しみではない。無関心だ
美の反対は醜さではない。無関心だ
信仰の反対は異端ではない。無関心だ
生の反対は死ではない。生と死の間(にあるもの)への無関心だ
The
opposite of love is not hate, it’s indifference.
The
opposite of beauty is not ugliness, it’s indifference.
The
opposite of faith is not heresy, it’s indifference.
And
the opposite of life is not death, but indifference between life and death.
…無関心になってしまう理由は「エフィカシーが低いから」でしょう。エフィカシーとは「ゴール達成能力の自己評価」。自分に対するイマジネーションの限界がその人の限界を作り、その限界を壊すことで新しい世界を獲得していきます。
「限界を壊すこと」はゴール設定からはじまります。そして、ゴール設定(再設定)の積み重ねこそが「生と死の間(between life and death)」を明らかにしていきます。なぜでしょうか?
10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html
…“現状の外”にゴールを設定するということは、「“自分”を新たに定義する」ことだからです。それは過去の呪縛から“自分”を開放すること。前頭前野優位で高いIQを自然に発揮し、さらに創造的に「生と死の間(between life and
death)」を見いだすことができるでしょう。
11;ゴール設定の積み重ねが「生と死の間(between life and death)」を明らかにする
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24830211.html
ゴールは 1)100%want to、2)自分中心を捨て、3)“現状の外”。
自分中心を捨てたゴールの再設定を繰り返すことで、どんどん“自分”を拡張していくことができます。ますます抽象度が上がるからです。
その拡張は「自我が縁起宇宙全体に広がっていく」ことであり、「生と死の間(between life and death)= 縁起宇宙」ということ。それが「自らに由る」という自由です。
その「自」を探求し続けることが、生と死の間(between life and
death)への関心であり、生きること。そして、それは評価関数(重要性関数)としての「自」を書き換えると同時に、部分関数としての「自」を拡大し続けることでもあります。
だからこそ、自由な心のままで(空観)、縁起のつながりという“束縛”をしっかりと生ききることができます(仮観)。それが中観の生き方です。
12;生と死の間(between life and death)= 縁起宇宙
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24873853.html
今回の講義のメインテーマは「スピリチュアルペイン」。その定義は「自己の存在と意味が分からないことから生じる苦痛」です。よって、解決は「自己の存在と意味を明らかにすること」、すなわち「コーチングによるゴール設定(&達成)」といえます。
しかしながら、「自」に意識があるままでは、いつまで経っても「本質的な自我」には到達できません。なぜなら、本質的な自我は「縁起による重要性がすべて同じ」だから。
自らに由る = 自由
その「自」を評価関数として書き換え続けることは確かに大切です。しかし、本当に重要なのは部分関数としての「自」を拡大し続けることです。それがシンのスピリチュアルペインの克服であり、シンの自由といえます。
13;シンのスピリチュアルペインの克服、シンの自由
https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24890312.html
(L-025につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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PMⅠ-05-32:子どもたちへの最大のプレゼント<前編:HOPE GAPを克服するために>
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